韓国映画『はちどり』公開2日全10回が満席のスタトダッシュ!SNSに絶賛の嵐!

2020年06月22日14時20分映画

⽇本ではノーネームの監督&キャストながら、ユーロスペースで公開がスタートした6月20日(⼟)と21日(⽇)は、全10回の座席(※コロナ対策による50%の⼊場制限のため332席/1⽇)が正午過ぎには早々と完売、スタートダッシュを決めた韓国映画『はちどり』が、SNSで絶賛の嵐が巻き起こっている!予告動画は公式サイトで公開中だ。

『はちどり』は、キム・ボラ監督(38歳)の初の長編作品で、監督自身の少女時代の体験をベースに、誰しも経験したことのあるであろう思春期特有の揺れ動く思いや家族との関わりを繊細に描いた作品。
2018年釜山国際映画祭でのワールドプレミア上映を⽪切りに、ベルリン国際映画祭ジェネレーション(14plus)部門をはじめ国内外の映画祭で45を超える賞を受賞(2020年1月現在)した。⇒映画詳細



『はちどり』を視聴した方からは、SNSでも「今年暫定1位」「カメラワーク、風景、テンポの良さは監督デビュー作とは思えない傑作!!」「すごくよかった とても美しくて多面的で人生が描かれた映画だった」「昨日観た『はちどり』が すばらしすぎて心から離れないでいる」など、大絶賛の声が続出!口コミ効果により、さらなる映画の盛り上がりが期待されている。

1990年代の韓国。14歳の少女ウニ(パク・ジフ)は、何百もの世帯が暮らす無機質な姿をした集合団地で両親、姉、兄と共に生活している。思春期を迎え、大人の世界への興味も持ち始めていたウニは、学校にあまりなじめず、別の学校に通う親友と悪さをしたり、男子生徒や後輩の女の子とデートをしたりして過ごしていた。

ウニの両親は、朝から晩まで小さな店を切り盛りし、厳格な父は子供たちに学歴や世間体を求めるばかりで、彼らの心の動きと向き合う余裕がない。ウニは、自分に無関心な大人たちに囲まれ、どこか孤独な思いを抱えていた。そんななか、初めて自分の人生を気にかけてくれる大人に出会う———。

38歳のキム・ボラ監督による初長編作品である本作。2018年釜山国際映画祭でのワールドプレミア上映を皮切りに、ベルリン国際映画祭ジェネレーション14plus部門をはじめ国内外の映画祭で50を超える賞を受賞(2020年3月現在)。韓国では2019年8月に公開され、単館公開規模ながら公開1か月で観客動員数12 万人超、最終的に15万に迫る異例の大ヒットを果たし、かつて世界を熱狂させた韓国映画『息もできない』(2008年)を凌ぐ評価を得るなど、今韓国で最も話題の女性監督の一人である。

主人公・ウニは、2016年に韓国で発売されるやベストセラーとなった小説「82年生まれ、キム・ジヨン」の主人公の少女時代とも重なる。男性が優遇されることが当たり前だった時代、女性であるという理由で我慢しなくてはいけなかったこと、それがおかしいということに気がつかなかったこと———。
2つの作品に共通するのは、そんな時代に生きた女性の物語であり、声をあげようとする姿である。そして、それは韓国の同年代の女性の共感を呼んだ。

世界で最も小さい鳥のひとつでありながら、その羽を1 秒に80 回も羽ばたかせ、蜜を求めて長く飛び続けるという「はちどり」。それは希望、愛、生命力の象徴とされ、その姿が主人公のウニと似ていると思った、と監督は語る。映画の中で、ウニは様々な感情を抱えながら、成長し、この世界に羽ばたいていこうとする姿に共感し、多くの感動を呼ぶ本作。

★6/20(土)ユーロスペースほか全国順次ロードショー

■作品概要
監督・脚本:キム・ボラ 出演:パク・ジフ、キム・セビョク、イ・スンヨン、チョン・インギ
2018年/韓国、アメリカ/138分/英題:HOUSE OF HUMMINGBIRD/原題「벌새」/PG12/
(C) 2018 EPIPHANY FILMS. All Rights Reserved. 提 供:アニモプロデュース、朝⽇新聞社 配給:アニモプロデュース



『はちどり』公式H P

kandoratop【韓国映画】