「科捜研の女2022」三週連続で容疑者が科学者!?今期のテーマは科学者VSマリコなのか?第2話ネタバレと第3話あらすじと予告

2022年10月26日10時45分ドラマ
@テレビ朝日

10月25日(火)「科捜研の女 2022」(テレビ朝日、よる9時)第2話では科捜研メンバーのゆるふわ健在も証明された。風間トオルのウサビームにはホッコリ!11月1日(火)に放送される第3話に暗躍する科学者ブローカー役で福士誠治がゲスト出演する。予告動画は番組公式サイトで公開されている。



「科捜研の女」は、京都府警科学捜査研究所(科捜研)の法医研究員・榊マリコ(沢口)ら個性あふれる研究員たちが、科学捜査で難事件に挑む人気サスペンス。

10月25日に放送された第2話は、森崎ウィン演じる犯人・兵働と科捜研のスピード感あふれる直接対決が繰り広げられた。これまでの科捜研のようにおちゃめなマリコのトンデモ行動はいっさいなし、さらに科捜研メンバーたちのホッコリ閑話は最低限のセリフのみに留められ、シリアスな展開が続いていくため、一時も画面から目を離せない展開が続いた。

とはいえ、科捜研の魅力が失われたかといえばそうではなく、洗練された装いのマリコの才色兼備は際立ち(本当に美しい)。科捜研メンバー各自の個性も引き出されて、宇佐美(風間トオル)の目力を“ウサビーム”に例えられる場面も。さらに、新メンバー君嶋のウンチクの長さは、これから定番となりそうだ。

11月1日に放送される第3話に、福士誠治が科学者を売買するブローカー・奥居秀俊役で登場。三週連続で“科学者”が関連する事件となるようだ。奥居は現在、日本の科学者を海外に紹介して大金を得る“科学者専門の人材ブローカー”として暗躍している人物。マリコの経歴も調べ上げているらしく、「あなたになら最高の転職先を紹介できる」と名刺を渡してくる。さらに、マリコたちが頭を悩ませる事件の謎“密室の外からアナフィラキシーを発症させる方法”を突き止めて、自分が優秀な科学者であることを実証してみせろと言い放ち…。

第1話の古久沢明(石黒賢)、第2話の兵働につづき、次回の重要容疑者も科学者だということが、視聴者の注目を集めている。マリコは古久沢から言われた「未来の科学を妨害する人間は害悪」という言葉を引きずっている。とはいえ、マリコが犯罪を犯した科学者を見逃すことはないと思うのだが…。

■前回 第2話:ネタバレあらすじ
京都府内の大学の化学研究室のサーバーがハッキングされ、危険な毒ガスの製法データが盗まれた。犯人はウェブ通話での交渉を要求、警察関係者でもいいから信頼できる第三者を交渉役に立てるよう伝えてきた。榊マリコ(沢口靖子)は刑事部長・藤倉甚一(金田明夫)から緊急呼び出しを受け、その交渉役としてマリコたち科捜研に依頼される。

土門薫刑事(内藤剛志)は警察の介入を許す恐喝犯など聞いたことがないと訝しむが、前代未聞なのはそれだけではなかった。犯人は“兵働耕春(森崎ウィン)”と、堂々と自身の名を明かしてきたのだ。兵働はかつてAI研究で名を馳せた天才プログラマーだったが、25年前、研究費用に行き詰まってオンライン巨額詐欺に手を染め、国外逃亡した先で謎の焼死を遂げたはずだった。ということは、別人が兵働の名をかたって今回の事件を引き起こしているのだろうか…。

まもなく犯人が指定した交渉時刻になり、ウェブ通話をつないだマリコたちはハッとする。モニターの向こう側に現れたのは25年前の兵働そのものだったのだ。生きていれば彼は50歳になっているはずだが、いったいどういうことなのか。顔認証や声紋鑑定も兵働本人と完全に一致したその謎の男は、マリコにゲームをしようと持ちかける。自分が出したクイズに完璧に答えることができたら製造した毒ガスや製法データを破棄するが、不正解の場合は国内のあちこちに毒ガスをばらまくという。

わずかにキャッチしたノイズから彼の居場所を割り出したマリコたちは急行するも、男性の絞殺死体を発見する。さらに、現場には「この犯罪の5W1Hをすべて答えろ」というクイズが残されていた。殺害されたのは事務機器販売会社の海老沼社長。海老沼は大学は癒着があり、さらに兵働の研究施設で働いていた過去をもっていた。

物理研究員の君嶋直樹(小池徹平)は画面上の兵働のある不自然な動きから、一つの可能性を示唆する。それは、画面の前にいる兵働は、彼の思考や個人情報が詰め込まれた“AI”なのではないかというもので、兵働の目の動きからその説が濃厚となる。

マリコは現時点でわかる範囲でクイズに答えるが、兵働は「正解には不十分」といい、殺害現場を録画した映像をSNSに拡散させた。そこには大学の末政学長が海老沼を絞殺する様子が映し出されていた。

末松は何者かに呼び出されて、現場に行ったことは認めたものの、殺害は否定する。科捜研の捜査の結果、殺害動画はディープフェイクで、海老沼の顎からはロトノール菌が発見される。

犯人は他でもない、死んだと思われていた兵働本人だった。
5W1Hの答えは、
WHO=兵働が
WHERE=鉄橋近くの倉庫でWHEN=夜9から10時ごろ
WHAT=海老沼社長を
HOW=スタンガンで意識を失わせ、背後から絞殺により殺害
WHY=余命宣告を受けた兵働が、25年前の巨額詐欺の濡れ衣をはらすために、殺害を計画した。
となった。

兵働は「海老沼は私からすべての機会を奪った」と犯行を後悔していないと語りながらも肩を落とす。マリコは犯行の動機となったのは「あなたが科学者だから」と兵働に告げ、兵働は同志を得たように「あなたが解答者でよかった」と笑顔をみせた。毒ガスのデータは兵働の手で削除された。



■次回 第3話:あらすじ 
大学理工学部の学部長・兼平政則(山崎銀之丞)が、大学内の自室で死んでいるのが見つかった。臨場したマリコは遺体の手指に赤い発疹があることに気づき、アレルギーを疑う。兼平はラテックス(天然ゴム)アレルギーで、過去にアナフィラキシーショックを起こしたことがあると判明。今回は2度目のショックを起こして重篤化し、死に至ったものと思われた。ラテックス製品は室内に何ひとつないばかりか、遺体が発見されるまで部屋には誰も出入りしておらず、密室だったことがわかる。

土門刑事は、兼平に脅迫メールが多数、届いていたことを突き止める。実は兼平は最近、複数の国内企業と組んでシンクタンクを設立したのだが、それを面白く思わない人物も多かったようだ。また、そのシンクタンクは、兼平の愛人とウワサされる准教授・三浦葵(鳴海唯)を優遇するためのものとも揶揄されていた。やがて、兼平が死の直前、“科学者専門の人材ブローカー”として暗躍している奥居秀俊(福士誠治)に電話をかけていたことがわかる。そんな中、君嶋直樹(小池徹平)の娘が“おたふく風邪”にかかり、君嶋は自宅からリモートでミーティングに参加するが…。

テレビ朝日「科捜研の女2022」は10月18日スタート。出演:沢口靖子、内藤剛志、小池徹平、若村麻由美、風間トオル、金田明夫、斉藤暁、西田健、山本ひかる、石井一彰/第1話ゲスト出演:石黒賢、小宮孝泰、正名僕蔵、水橋研二、高田里穂/第2話ゲスト出演:森崎ウィン ほか。主題歌:坂口有望『サイレント』。番組公式Twitterアカウントは「@kasouken_women」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。

テレビ朝日「科捜研の女2022」番組公式サイト

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