シーズン2も制作決定!「刑事ロク 最後の心理戦」一本の電話から容疑者になってしまったベテラン刑事の真犯人探しが始まる

2022年10月29日17時30分ドラマ
『刑事ロク 最後の心理戦』
ディズニープラス スター独占配信中
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大ヒット作品を多く繰り出すスタジオ・ドラゴンの最新韓国ドラマ「刑事ロク 最後の心理戦」(全8話)が、ディズニープラス スターにて10月26日より独占配信を開始した。イ・ソンミンとチン・グ共演の本格捜査サスペンスは初回から目が離せない展開の連続、第3話配信前に第1,2話のあらすじと見どころを振り返ってみよう。

「刑事ロク 最後の心理戦」は、定年を目前にある日突然殺人事件の容疑者となってしまったベテラン刑事テクロクと新たに街にやってきた捜査課長ジンハンが謎だらけの犯人「友」を捕まえるために力を合わせて追跡する刑事ドラマだ。




■第1話あらすじ
港湾で栄えたクモ市。刑事のテクロク(イ・ソンミン)は定年を目前に控えたベテラン刑事だが、パニック障害を抱え、身よりもなく考試院(格安アパート)でしがない暮らしを送っていた。これまで数多くの事件に奔走してきた彼は「退職したら死んでも走らない」と心に誓っていたが、長年のキャリアで培った洞察力が事件のニオイを嗅ぎつけずにはいられなかった。

ある日、麻薬犯罪を追って組織のボスを追っていたテクロクは、偶然居合わせた男に助けられ、体力の限界を痛感する。民間人と思われた男は新たに署に配属された捜査課長ジンハン(チン・グ)だった。

クモ市で増加し続ける麻薬犯罪の陰にかつての後輩で、現在は情報課長のヒョンソク(キム・テフン)がいる事に気づいていたテクロクはある夜、「友」と名乗る謎の人物からの警告の電話を無視して、ヒョンソクを港の酒屋に誘い出し、説得を試みる。泥酔し、人気の無い場所での殴り合いの末、ヒョンソクは「明日になったら全てを話す」と気持ちを改める。

考試院に戻ったテクロクはまたしても直感から、隣の部屋が静か過ぎる事に違和感を感じ、隣にかつてテクロクが逮捕した放火犯ギテ(キム・ジェボム)が刑期を終えて入居していた事を知る。

再び「友」からの電話を受けたテクロクは、ヒョンソクの身の危険を知ると、「友」の指定した夜中のクモ山に駆けつけるが、ヒョンソクはテクロクの腕の中で息を引き取ってしまう…。翌朝、自室で目を覚ましたテクロクは悪い夢でも見たのかと安堵したのもつかの間、後輩からの電話でヒョンソクの死を知り絶望する…。

■第2話あらすじ
テクロクとヒョンソクが会っていたのを多くの人が目撃、殴り合いの場面も監視カメラがとらえており、ヒョンソクの殺害現場にはテクロクの財布が落ちていた。一晩にして殺人容疑者となってしまったテクロク。

車を走らせているうちに警察車両に追われ始める中、再び「友」からの電話を受けたテクロクは、「逆らおうとすれば新たな死人が出て罪をかぶせる」という脅迫と共に、ある奇妙な提案を受ける。テクロクがこれまでに解決してきた事件を思い出せば、そのどこかに「友」がいるというのだ。

運転中にパニック発作を起こし、警察に連行されたテクロクは調査を受けるが、「友」からの警告が気にかかり、ジンハンの取り調べにも応じず、ソ・グァンス警察署長(キム・ホンパ)を呼び出す。

ジンハンは有力な容疑者テクロクからの情報が引き出せないどころか、彼が釈放された事に納得がいかず、署長命令で事件の調査チームを立ち上げる事になる。テクロクを尊敬するサンア(キョン・スジン)や、ギョンチャン(イ・ハクジュ)らも何を信じていいのか分からないままテクロクを尾行するが、彼が向かったのは結婚式場だった。

娘の結婚式に参加したテクロク。尾行に気づかれ、参席する羽目になったギョンチャンは、長年に渡って凶悪犯を追ってきたテクロクが、かつて犯人に娘を誘拐され、家族を守る為に離婚していた事実を知る。

結婚式場に贈られた「友」からの花輪に怒ったテクロク。「友」は10年前に起きた兄弟殺人事件について調べるよう命じる。当時、事件を担当していたのはまだ現役の刑事だったグァンス。容疑者のギョイル(キム・ビョンチョル)は証拠が警察により捏造されたものだと主張するも有罪が確定していた。本物の凶器と署長について調べ始めるテクロク。

一方、ジンハンも仲間の刑事からソ署長とヒョンソクが陰で不正を働いていた事を聞かされ、警察の不正について調べ始める。

ギョイルが犯人かと疑っていたテクロクだが、彼は懲役19年が確定し、更に末期の血液癌で病院で寝たきりの状態だった。捜査の過程で当時、娘の失踪事件の調査を嘆願していた女性を思い出すテクロク。彼女の申請した調査は当時、警察内でうやむやにされていた。改めて行方不明女性の調査を始めたテクロク。かつて兄弟殺人事件でテクロクは証拠の凶器を捏造しソ署長もこれを黙認していた。

当時、女性が最後に目撃されたクモ山を訪れたテクロクは10年前に自分が見逃したもうひとつの事件と向き合う。同時に駆けつけたジンハンから、ヒョンソクが追跡不能な飛ばし携帯を持っていた事を聞いたテクロクは、事件当日ヒョンソクが「友」を呼び出していた事に気づき、「友」が何者なのか?兄弟事件との関係は何なのか?疑問に思いを巡らせる。

ヒョンソクの遺体発見現場で何かを見つけたテクロクは何者かの気配に気づき、追跡を開始するが、崖から転落しそうになってしまう。危機一髪の彼の目の前に再び黒ずくめの謎の人物が姿を現す…。

■第1.2話見どころ
スタジオ・ドラゴンが放つ最新作には「警察の不正」「犯罪組織との癒着」「政界への進出」など刑事ドラマではお約束の要素が物語に謎と深みを与えているが、この作品で特徴的なのは、事件が発生していくのではなく、過去に主人公テクロクが解決してきた事件にフォーカスを当てている点だ。

第2話で語られた兄弟殺人事件では、事件を解決させたい警察による証拠を捏造や、見落とされたもうひとりの被害者という警察内部の闇が重要なキーワードとなっている。本作のあらすじの主軸となる「友」の正体は、こうしたずさんな捜査で被害を受けた何者かで、不正に加担していたヒョンソクの死は、警察に恨みを抱く犯行というのが、現在のところの有力な見解だが、合わせて注目したいのが、どこか怪しい部分を持つ登場人物達だ。

ソウルからやってきた新米刑事ギョンチャン、長年テクロクを尊敬してきた同僚ソンア、隠れてテクロクの動向を探る精神科の主治医ヘソン、かつてテクロクが逮捕し、出所後に隣の部屋に入居した放火犯ギテ、ジンハンに警察の不正を密告したハン刑事、テクロクの日常の生活をそばで見ている考試院のオーナーなど…初週だけでも動機があってもおかしくなさそうな人物が多数登場し、視聴者に推理の余地を残しており、初回2話を観れば作品に魅せられてしまうに違いない。

なお、本作は全8話編成だが、公開前の時点でシーズン2の制作が発表されており、スタジオ・ドラゴンやディズニープラスにとって相当の自信作である事が窺え、次のエピソード配信への期待が高まる作品だ。

過去の事件を通して謎の殺人犯「友」に迫っていく本格刑事サスペンス「刑事ロク 最後の心理戦」は、ディズニープラス スターで10月26日から独占配信を開始し、毎週水曜日に2話ずつエピソードが追加される予定だ。

■スタッフ
演出:ハン・ドンファ
脚本家 :ハン・ジワン
原題:형사록(ヒョンサロク)

■キャスト
キム・テクロク役:イ・ソンミン
クク・ジンハン役:チン・グ
イ・ソンア役:キョン・スジン
ソン・ギョンチャン役:イ・ハクジュ
ソ・グァンス署長役:キム・ホンパ
ウ・ヒョンソク役:キム・テフン
ペチーム長役:ユ・スンモク
ハン刑事役:キム・ミンジェ
オ・ヘソン役:ソ・ジョンヨン
ヤン・ギテ役:キム・ジェボム
ほか

■ディズニープラスとは:
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