「Disney+ (ディズニープラス)」のスターにて、遂に全6話一挙配信を開始した三池崇史監督×チョン・ヘイン主演の話題作「コネクト」。数々の妨害を受けながらも連続殺人鬼ジンソプに迫るドンスの最終決戦が描かれた第5,6話（最終話）のあらすじと見どころを紹介しよう。

「コネクト」は、驚異のの肉体再生能力を持つ「コネクト」と呼ばれ、突然臓器売買組織に目を奪われた男ドンスが、彼の目を移植された連続殺人サイコパスのジンソプの視覚とコネクトし、戦いを繰り広げるクライムファンタジースリラーだ。



■キャスト
ハ・ドンス役：チョン・へイン「スノードロップ」「D.P. –脱走兵追跡官-」
オ・ジンソプ役：コ・ギョンピョ「恋のスケッチ～応答せよ 1988～」
イラン役：キム・ヘジュン「調査官ク・ギョンイ」
　ほか

© 2022 Disney and its related entities■第5話「ねつ造（コンコクション）」あらすじ
ジンソプ（コ・ギョンピョ）の殺人を防ごうとしたドンス（チョン・ヘイン）だが、ジンソプは別の作品で計画を遂行しようとし、ドンスの歌をカバーした人気歌手Zを拷問し、その様子をドンスに見せおびき寄せる。

同じ頃、臓器密売組織もドンスの家を突き止め、一緒に暮らしていた老人を人質に取りドンスをおびき寄せようとする。一味に捕まりながらも自らの手首を切断して老人を助けたドンスだが、一部始終を見ていた老人に怪物と呼ばれ深く傷つく。結局、老人はドンスを受け入れるが、ドンスは自らの特殊な能力が大切な人を危険な目に遭わせていると自責の念にとらわれる。そんなドンスに「コネクト」こそが優れた新人類で世界を支配すべきだと説くイラン（キム・ヘジュン）。

目を通じて新たな連絡を受けたドンスは単身、ジンソプを止め、眼球を取り戻そうとするが、そこに現れたのはガスマスク姿のジンソプだった。瞬く間にガスに包まれなすすべもなく捕らわれてしまう…。

© 2022 Disney and its related entities■第6話「混乱（コンフュージョン）」あらすじ
ドンスとは別行動で一人廃遊園地を訪れたイランを尾行させる密売組織。彼女が向かった先には巨大な体格に恐ろしい仮面を被った別の「コネクト」が隠れていた。

捕らわれたドンスはジンソプのアトリエに連れてこられ、そこでアートの一部となった闇医者の遺体を目撃する。捕らわれたZと共に指を切断されたドンスは、自分の切断部分から伸びた触手は他人の体とも結合する事を知る。全身をがんに冒されたジンソプの頭とドンスの不死身の身体を結合して一つになろうと提案するジンソプ。

その頃、警察もジンソプがアトリエとして使っている廃工場の存在を知る。冷凍庫に捕らわれ、Zの最期を看取ったドンス。救助にやってきたイランとジンソプが死闘を繰り広げる…。

■見どころ
イランの正体も「コネクト」である事が分かり、共闘を続けていたドンスだが、第5話ではドンスと結ばれたイランが、ドンスにも言えない計画を抱いている様子が描かれ、視聴者の興味を引いた。廃遊園地に隠れ住んでいた巨大な「コネクト」や、優れた治癒能力を持つ「コネクト」こそが人類を支配すべきだというイランが胸に秘めた選民思想など、イランが敵となるのか味方となるのか暗雲が立ち込めた。

第6話ではドンスとジンソプの死闘が繰り広げられる事になるのだが、そんな中で「コネクト」の再生能力が一般人の体の一部にも作用する事が明かされ、芸術的な脳と不死身の体を持った「キメラ」のような完全体を作ろうとするジンソプの奇想天外な発想がまた狂気じみていて面白い。

全6話でテンポよく進んだ本作の物語は果たして6話で完結するのだろうか？ネタバレにはなるが、最も最後のシーンでは特殊部隊のヘリコプターに包囲され、対峙するドンスとイランの姿で締めくくられ、続編を仄めかすエンディングとなった。

「コネクト」誕生のきっかけとなったチョンド製薬の実験についても語られるだけで、深くは掘り下げられておらず、他にもイランが目指す「コネクト」優位の世界、知られざる他の「コネクト」の存在など、登場しながらも明かされていないキーワードを軸に続編が制作されてもおかしくなさそうだ。

また、最後にはドンスによって制圧され意識を失ったジンソプの目や、残虐な方法で拷問を受け、ドンスの目の前で死んだように思われた人気歌手Zの指などが突然動き出す様子が描かれ、一度共有した「コネクト」の細胞は通常の人間にも伝染していくかのような新たな伏線も最後の最後に登場し、「コネクト」に関する世界観はより複雑怪奇になった。

現在のところ続編に関する情報は発表されていないが、今回配信された6話は物語の序章に過ぎない可能性は高い。続報が待たれるところだ。

■スタッフ
制作：スタジオドラゴン
演出：三池崇史監督
脚本：NAKA 雅 MURA、ホ・ダム『ムルゲ 王朝の怪物』
原作：『Connect』シン・テソン著
原題：커넥트（コネクト）

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