ソ・ヒョンジン＆ファン・イニョプ主演韓国ドラマ「なぜオ・スジェなのか」の第5-6話では、ソ・ヒョンジンの壮絶な過去が明らかとなった。さらにファン・イニョプに対する感情にも次第に変化があらわれ…。気になるあらすじと見どころを紹介していこう。「なぜオ・スジェなのか」は1月1日（日）より、Prime Videoにて配信を開始する。

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「なぜオ・スジェなのか」は、成功だけを追いかけて心が空っぽになってしまった冷徹非情な弁護士オ・スジェ（ソ・ヒョンジン扮）と、そんな彼女を守るためなら何も怖くないというロースクールの学生コン・チャン（ファン・イニョプ扮）による、切なくもどこか胸がときめく物語。

■キャスト
オ・スジェ役：ソ・ヒョンジン
コン・チャン役：ファン・イニョプ
チェ・テグク役：ホ・ジュノ
チェ・ユンサン役：ペ・イニョク
チェ・ジュワン役：チ・スンヒョン
チョ・ガンジャ役：キム・ジェファ
ナ・セリョン役：ナム・ジヒョン
ナム・チュンプン役：イ・ジニョク
ペク・ジンギ役：キム・チャンワン
他

■第5話あらすじ
建物の中に入ったチャンは、屋上で隠れるスジェを発見する。チャンの通報によって駆けつけた警察に対し、捜査はしないで欲しいとスジェ。これには納得のいかないチャンだったが、スジェはこれ以上事を大きくしたくないという。タクシーに乗った2人は、チャンのアパートへ。犯人の狙いがハンスバイオの資料だと考えたチャンは、事前に一緒に住むク・ジョガプ（チョ・ダルファン）らに頼んで、事務所に置いてあった資料をアパートに運んでおいたのだ。犯人は売却に関わる人物かと尋ねるチャンに、自分のすべてを知られたような気がして、スジェは不快感をあらわにする。

翌朝、目を覚ましたチャンはそこにスジェがいないのを見てがっかり。スジェから昨夜の件を聞いたミリムは、「犯人は私を傷つけてでもUSBを手に入れたかった人」というスジェの言葉に会長のテグク、その息子のジュワン、ハンスグループのソンボムとギテクの名前を挙げる。ひとまず4人の昨夜のアリバイを調べるようにとスジェ。同じ頃、テグクもまた、昨夜の件について報告を受けていた。

一方、てっきり犯人に盗まれたと思われたUSBは、なんとチャンの手元に…！実は昨夜、建物の入り口で犯人ともみ合いになった際、地面に落ちたUSBをチャンが拾っていたのだ。犯人の狙いが何かを知る為、チャンは友人らに協力を仰ぐ。USBの持ち主がチャンの片思いの相手だと考えた友人たちは、捜査に協力することに。そんななか、USBがハンスグループの創立記念として配られたものだと気付いたユンサンは、USBの持ち主がスジェかと聞く。スジェを「ヌナ（年上のお姉さんのこと）」と呼ぶユンサンを不審に思うチャンだったが、ユンサンはかつてスジェが自分の家庭教師だったと明かした。さらにユンサンがテグクの息子だということも、すでに知っているとチャン。

チャンに協力して現場周辺を調べたセリョンとガンジャは、周辺のCCTVがどれも故意的に壊されていたことに気付く。スジェもまた犯人を追っていると知ったチャンは、「また怪我でもしたらどうするんですか！？お願いだから、僕を信じて待ってて下さい」と伝えた。一方、スジェを襲った犯人が息子のジュワンだと気付いたテグク。しかし、肝心のUSBを回収できなかったと聞いたテグクは、怒りをあらわにした。

スジェの事務所に強盗が入った日、現場にいたのはジュワンだけではなかった。実はギテクもまた、スジェに奪われたUSBを取り返そうと事務所に訪れていたのだ。その頃、チャンはチュンプンの協力のおかげでUSBのロックを解除することに成功。中に入っていたのは、高額な会計資料の数々だった。つづいてガンジャは現場近くを走っていたバスのドライブレコーダーの映像を再生する。そこにはスジェを襲った犯人ホン・ソクパル（イ・チョルミン）と、その隣に立つジュワンの姿が。さらにパク・ソヨンの携帯電話を持ち去ったのも、ソクパルの仕業だと明らかになる。一方、スジェを襲ったのが兄ジュワンだと知ったユンサンは、憤りを隠せない。

ガンジャが入手したドライブレコーダーの映像をスジェに見せたチャンは、「心当たりは？」と聞く。大体の予想がついていたスジェは、パク・ソヨンが働いていたルームサロンのオーナーだと明かした。そんなスジェに、ソクパルが落としていったUSBを差し出すチャン。さらに勝手に暗号まで解いたと知ったスジェは、「言ったわよね？線を越えるなって。私の言葉が冗談だとでも？」と憤った。

テグクに呼ばれて食事の場へ向かうスジェ。しかし、そこで待っていたのはテグクではなく、ギテクだった。するとギテクはまるで昔話を語るかのように、アメリカであったシングルマザーの出産話について語り始める。それは他でもない、スジェの身に起こった話だった。過去テグクの息子ジュワンと恋に落ち、その子供を身ごもったスジェ。テグクからアメリカで出産するよう言われて一人アメリカへ渡ったスジェだったが、子供は死産。さらにスジェを追ってアメリカに来るはずだったジュワンは、音信不通となった。

ギテクの話に一瞬顔色を変えるも、すぐに冷静さを取り戻したスジェは反撃に出る。そして「前菜のあとはメイン料理が出てこないと」と言って、代わりにテグクを呼べという。しばらくして、向かいに座ったテグクに「私の名前を勝手に使った対価を払って下さい。ハンスバイオの売却手数料の700億を」とスジェ。
©SBS

■第6話あらすじ
USBに入っていた資料の中に自分の名前を見つけたスジェは、名前を勝手に使った対価として700億を要求する。このままではUSBの中身が世に明らかになってしまうと考えたテグクは、スジェの要求を呑むと約束。そして、息子ジュワンの離婚をさっさと進めるよう念を押すテグク。その頃、チャンは自分が集めた腹違いの妹の事件の資料に目を通していた。チャンが少年院に入って一年後、ノ・ビョンチュルという男が逮捕された。これによって無実が証明されたチャンだったが、チャンはノ・ビョンチョルが真犯人ではないと考えていた。そして人知れず、事件の真犯人を追うチャン。

長い一日を終えたスジェは酒を飲みながら、父親が“スジェ”という名前に込めた想いを明かした。そんな自分の名前を勝手に利用したテグクらに対し、憤るスジェ。するとそこへ、チャンが。すっかり酔っぱらったスジェを見て、その向かいに座るチャン。裏金工作に名前が使われていたことをスジェに教えたのは、他でもないチャンだった。チャンに自分のすべてを知られたような気になったスジェは「だから会いたくなかった」と告げたが、「オ教授だけじゃない、僕もそうです。だからお互いさまってことにしましょう」とチャンはいう。

翌朝、セピルと顔を合わせたスジェは、本格的にハンスバイオの売却に乗り出した。交渉を終えたスジェは最後に、担当弁護士は自分だと付け加える。一方、スジェからハンスバイオの売却を再開させるよう言われたギテクもまた、叔父でハンスグループの会長ソンボムにSPパートナーズを交渉相手に選ぶよう説得する。スジェがTKローファームへ向かうと、ロビーにはソクパルの姿が。エレベーターでソクパルと2人きりになったスジェは「パク・ソヨンの携帯、誰かに持って来いと言われたの？それとも保険？」と声をかけ、名刺を差し出す。その後、リーガルクリニックのチーム員を集めたスジェは、ソクパルについて調べるよう命じた。代わりにそれぞれが望む条件を提示するようにとスジェ。2人が一緒にいるのを見たというユンサンは、スジェがチャンと恋愛しないことが条件だと話す。つづいて交渉の場に現れたチャンは、「条件はありません。無条件でやります」と言って契約書にサインした。

予定通りハンスバイオの売却に対して最も高い交渉額を提示したSPパートナーズが、優先的に買収の交渉権を獲得する。これによってTKローファームは、手数料700億を手に入れることに成功。表向きにはジュワンの功績とされたが、それがスジェの手柄であることは一目瞭然だった。今回の一件でその力を痛感したテグクは、敵ではなく味方としてスジェを傍に置こうと考える。息子ジュワンの離婚が成立すれば、今度はスジェと結婚しろとテグク。
その頃、スジェはテグクに言われた通りジュワンの妻に会いに行き、妻側の条件について尋ねた。すると妻は、ジュワンの公式的な謝罪と最大限の慰謝料が条件だという。それは相手側が養育権と親権を求めているというテグクの話とは、大きく違った。真相について尋ねると、妻は娘ジェイが自分の子ではないと明かす。

ジェイのせいでお腹の子を失ったと話す妻の話に、かつての自分の姿を重ねるスジェ。その日、スジェはしばらくの間忘れかけていた“ハヌル（スジェが死産した子の胎名）”の名前を呼び、一人涙した。親友のジュンヒにもハヌルの存在を明かしていなかったスジェ。“大丈夫だ”と誰かに慰められたかったスジェは、チャンに会いに行く。しかし、車を降りようとしたスジェのもとへ、ソクパルから連絡が。「パク・ソヨンを殺したのは俺だ」そう話すソクパルに会うため、指定された釣り場へ向かったスジェ。すると、スジェの目の前でソクパルが乗る車が爆発…。

■見どころ・感想
突然爆発したソクパルの車。ソクパルは自ら自殺をはかったのだろうか、それとも…？？さらに爆発に巻き込まれたスジェは大丈夫なのか、その安否が気になる。テグクとの交渉によってハンスバイオの売却手数料700億を手に入れることとなったスジェ。しかし、これによってスジェに対する警戒はより一層強まった。そして息子のジュワンにスジェとの再婚を命じるテグク。ジュワンとテグクのせいで人生を台無しにされたスジェが、果たしてこれを受け入れるだろうか。

第5話では、スジェとジュワンの過去が明らかになった。ジュワンとの子供を妊娠し、アメリカでその出産を待っていたスジェ。しかしお腹の子は死産となり、さらにジュワンも現れなかった。絶望に暮れたスジェはその場で自殺未遂を図り…。スジェの壮絶な過去に思わず絶句。スジェがこの10年でまったく別人のように冷たくなったのには、それなりの理由があったのだ。

つづく第6話のエンディングで、チャンにだけは自分の弱さを見せようとするスジェの姿が。結果的にソクパルの呼び出しによってチャンに真実を明かすことはできなかったが、スジェの中でもチャンに対する心境の変化が見て取れた。一途にスジェを想うチャンのひたむきな姿に、ドキドキが止まらない。ソ・ヒョンジン主演の「なぜオ・スジェなのか」は、Prime Videoにて1月1日より配信される予定だ。
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