今、戦国時代が熱い!明智光秀とはいったい何者なのか?大河ドラマ「麒麟がくる」4月11日よりCS初放送!

2023年02月20日22時45分ドラマ
©NHK

NHKでは大河ドラマ「徳川家康」が、映画では『レジェンド&バタフライ』がヒットし、気になる戦国時代!チャンネル銀河では大河ドラマ「麒麟がくる」を4月11日(火)より月~金曜あさ8時~9時に放送する。YoutubeにてPR動画が視聴できる。



本作は下克上の代名詞・美濃の斎藤道三を主君として勇猛果敢に戦場をかけぬけ、その教えを胸に、やがて織田信長の盟友となり、多くの群雄と天下をめぐって争った智将・明智光秀。彼の謎めいた前半生に光を当て、戦国の英傑たちの運命の行く末を描く。

明智光秀とは?
主人公の明智光秀は、清和源氏土岐氏の流れを汲む明智氏の生まれと伝えられるが、その前半生は謎に包まれている。そんな光秀が織田信長に仕えるようになると、盟友・細川藤孝らとともに将軍・足利義昭の上洛に尽力。その後は卓越した行政手腕を発揮し、近江の坂本城主や丹波の亀山城主になるなど出世を重ね、信長に重用された。だが、謀反を決意した光秀は、天正10年(1582年)6月2日に「本能寺の変」を決行する。羽柴秀吉との「山崎の戦い」に敗れると、逃走途中に落ち武者狩りにあい命を落としたのだった。

智将・明智光秀を通した戦国絵巻
物語の舞台は、室町幕府の弱体化により戦が頻発する16世紀半ば。代々の守護・土岐氏が支配する美濃も混乱期にあった。明智家嫡男・明智光秀は、自身が退けた野盗が用いた「鉄砲」という見知らぬ戦道具に興味を持ち、同時に国から出たことのない自身の見識の狭さを痛感する。他国へ旅に出たいと主君の斎藤道三に願い出る光秀は、「鉄砲を手に入れること」「病を患う小見の方(道三の正室)のために京から名医を連れてくること」を条件に、旅をする許可と旅費を得る。

心弾ませながら歩みを進める光秀だったが、不当な通行料の徴収、野盗、人買いに連行される女性たち…。道中、とても平穏とは言えない世相を目の当たりにする。絶えず戦が起こり、混乱を極める世の中で、「何かを変えなければ」 と感じる光秀。彼が見出した一つの希望、それは仁のある政治を行う名君の前に必ず現れるという、伝説の生き物「麒麟」という存在だった。光秀は、その麒麟が現れるという、戦のない穏やかな世を実現することを決意する。そんな光秀の運命は、主君・斎藤道三の死、そして織田信長との出会いによって大きく動き出していく。

池端俊策が光秀に長谷川博己を選んだワケは?
脚本は大河ドラマ「太平記」を手掛けた池端俊策。本作で2作目の大河。「陰のある人物と思われるかもしれないが、実際はもっと魅力のある人物だったのではないか。それを探っていきたいという思いが生まれた」と光秀を主役にした池端は、主人公・明智光秀役を「連続テレビ小説 まんぷく」にもメインキャストとして出演した長谷川博己を選んだ。細な演技で、「人間の内面を表現できる俳優としてピカイチ」という池端の期待に見事に応えた。

戦国絵巻を彩ったキャスト陣
光秀と同じ夢を見ながらも、悲劇的な結末を迎えることとなる戦国の英傑・織田信長を実力派俳優 ・染谷将太。しかし配役が発表された直後は「イメージが違う」という声も聞かれたが、放送がはじまるや否や、染谷の演じる純粋さと激しさを併せ持った「新たなイメージ」の信長には絶賛の声が寄せられた。 また、オリジナルキャラクターで医師の助手をしつつ光秀を陰ながら支える駒役を、映画から舞台まで幅広く活動する門脇麦が溌剌と演じ、光秀の幼馴染で信長の正室となる帰蝶役は、主演ドラマ「silent」の大ヒットで注目を集める最旬女優・川口春奈が貫禄さえ感じさせる堂々とした演技で魅せた。その他にも、美濃のマムシの異名で畏れられた斎藤道三役を演じた本木雅弘や、正親町天皇役でドラマ初出演をはたした歌舞伎俳優・坂東玉三郎など、大河ドラマならではの豪華俳優陣が集結している。

他にも、旅芸人一座の女座長に伊呂波太夫役に尾野真千子、庶民相手の京の医師・望月東庵を堺正章、三好家の家臣・松永久秀役を吉田鋼太郎、持ち前のひとなつこさと自由な発想を武器に織田家中で頭角を現し、光秀の生涯のライバルとなる木下藤吉郎こと羽柴秀吉役を佐々木蔵之介が演じた。

なぜ、光秀は戦国史上最大の謀反を起こしたのか…!?
2020年1月にNHKでの放送をスタートするも、新型コロナウイルスの影響で約3カ月の撮影・放送休止を余儀なくされ、1~12月の暦年制としては史上初の越年放送となった本作。
主演の長谷川は、この予期せぬ事態を「光秀を演じる上で、一つの転換点になったかもしれない」とプラスに受けとめ、コロナ禍で生じた撮影現場での緊張感や、張り詰めた空気が、役にも作品にも結果的にいろいろな意味で影響を及ぼし、時代劇ではあるが、作品のどこかに“現代性”を反映できたのではないかと語っている。

中断期間を挟みながらも放送期間を延長し、回を減らすことなく壮大な物語を全うした、その堂々たるクライマックス。光秀は「大きな国」を作ろうと二人三脚で歩んできた織田信長と袂を分かち、日本史上最大とも言える下剋上、「本能寺の変」を起こすこととなる。謀反を起こした理由には諸説あり、光秀が天下を狙っていたという野望説や、信長からの横暴な扱いに恨みを募らせていたという怨恨説、実は秀吉や家康の策略だったという黒幕説まで、その内容は様々だ。脚本の池端は本作のクライマックスについて、「光秀は信長を殺したくて殺すわけでもなく、憎らしいから殺すわけでもない。やむを得ず、自分の親友を殺した。大きな夢を持った人間はやはり大きな犠牲を払わなければならない。その心の痛みを描いた」と語っている。いったい何が光秀を「本能寺の変」に駆り立てたのか?ぜひその目で確かめてほしい。 なお、NHKでの放送時に紹介した各話の詳しいあらすじと見どころ、豆知識などはこちらで一覧できる。⇒第1話~第44話(最終回)ネタバレあらすじと見どころ



『大河ドラマ「麒麟がくる」』
放送日時:11日(火)スタート (月-金)8:00-9:00
※11日(火)のみ 8:00-9:30
出演:長谷川博己(明智光秀)、染谷将太(織田信長)、川口春奈(帰蝶)、門脇麦(駒)、岡村隆史(菊丸)、木村文乃(熙子)、石川さゆり(牧)、眞島秀和(細川藤孝)、風間俊介(徳川家康)、尾野真千子(伊呂波太夫)、坂東玉三郎(正親町天皇)、佐々木蔵之介(木下藤吉郎/羽柴秀吉)、吉田鋼太郎(松永久秀)、堺正章(望月東庵)、本木雅弘(斎藤道三) ほか
作:池端俊策(大河ドラマ『太平記』、『夏目漱石の妻』)
語り:市川海老蔵
制作:2020年/全44話

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