「餌<ミッキ>」第11-最終回ネタバレと見どころ:チャン・グンソク×ホ・ソンテ、一進一退の追撃戦!その結末とは?

2023年04月23日13時12分ドラマ
画像出典:쿠팡플레이 Coupang Playより

チャン・グンソク主演ドラマ「餌<ミッキ>」(原題)のパート2が、韓国の動画配信サービスCoupang Playにて7日(金)より配信をスタートさせた。
【「餌(ミッキ)シリーズを2倍楽しむ】では、ドラマの見どころやパート1の全話およびパート2の配信にあわせて各話のあらすじと見どころを紹介している。

21日に配信された第11~12話(最終話)では、ホ・ソンテが韓国へ戻ってきた本当の理由が明らかとなり、衝撃を与えた。さらに12話では降りしきる雪のなか、ホ・ソンテを追いかけるチャン・グンソクの姿が…。果たして、軍配はどちらに?

同作品はパート1、パート2共に各6話編成(全12話)で、毎週金曜日の夜8時に2話ずつ公開。「Coupang Play」のYouTubeチャンネルでは、パート1及びパート2の予告動画が公開されている。なお、日本では6月よりKNTVで放送が決定した。

「餌(미끼=ミッキ)」(監督キム・ホンソン)は、韓国史上最大の詐欺事件の犯人が死亡してから8年後、その人物が殺人事件の容疑者に挙がる中、これをめぐる秘密を探るというクライムサスペンスだ。



■キャスト
ク・ドハン役:チャン・グンソク
ノ・サンチョン役:ホ・ソンテ
チョン・ナヨン役:イ・エリヤ
カン・ジョンフン役:イ・ソンウク
イ・ビョンジュン役:イ・スンジュン
ソン・ヨンジン役:パク・ミョンフン
チョン・ソラム役:オ・ヨナ
ユ・オクナム役:ソ・ジョンヨン

■第11話「信じる者たち」
ノ・サンチョン(ホ・ソンテ)の目的は、都合が悪くなった瞬間に自分を見捨てた権力者たちへの復讐だという。そんなサンチョンに向かって、「犯人の正体を知っているんだろう?」とク・ドハン(チャン・グンソク)。ドハンの読み通り、サンチョンは連続殺人事件の犯人に目星がついていた。犯人は誰かと聞くドハンに、「特殊部隊出身だ。賭博で人生を台無しにしたやつら…」とだけ告げ、復讐を手伝ってくれれば少しづつ犯人について教えてやるとサンチョン。被害者に対する謝罪の色がまったく見えないサンチョンに、ドハンは憤りをぶつけた。しかし、サンチョンは自分こそが被害者だと言い…。

その頃、別ルートでサンチョンが韓国へ入国した事実を知ったチョン・ナヨン(イ・エリア)は、ドハンに伝える必要があると語る。しかし、警察は信用ならないとそれに反対する詐欺被害者たち。

マガン警察庁長官に呼び出されたドハンは、サンチョンは無事だと伝える。なんとしても犯人を捕まえてみせると語るドハン。国会議員のキム・ソンデ(パク・ユンヒ)は、ノ・サンチョンが生きていることを決して公にしてはならないと話す。とくに被害者に知られるようなことがあれば、厄介だとキム議員。するとドハンは、「被害者たちには知る権利がある」と一言。

ミッキ2©Coupang Play翌日、ふたたびノ・サンチョンを別な場所へ移動させるというドハン。途中で車を停めたドハンは、車を降りてタバコに火をつける。同じく車から降りたサンチョンは、橋の上から辺りを見渡す。そんなサンチョンの姿をじっと見つめる一人の女性。それは他でもない、被害者の一人ナヨンだった。

実はここに来る前、ドハンはナヨンにサンチョンが生きているという事実を伝えていた。その上でいまは事件を解決するため、サンチョンの協力が必要だと話すドハン。するとナヨンは、サンチョンの姿を一目見たいと頼んだ。ドハンが見晴らしのいい橋の上に車を停めたのは、下にいるナヨンにサンチョンを見せるためだったのだ。ふたたび車に乗り込んだサンチョンは、「さすがだな、クチーム長…。」と呟く。

犯人の狙いはサンチョンが隠し持つ金塊だった。整形して韓国へ入国したチョン・ソラム(オ・ヨナ)を殺し、つづいてサンチョンの側近だったソン・ヨンジン(パク・ミョンフン)とパク・グァンシン(パク・ワンギュ)を殺害。それでも反応がないと、犯人らはカン・ジョンフン(イ・ソンウク)を自殺に見せかけて殺害した。カン次長の死を受けて、これ以上犯人の要求を無視できないと考えた“執事”は、サンチョンを入国させる手続きを行う。こうして一連の事件はチョン・ジェファン(クウォン)の犯行として、彼の自殺をもって処理されたのだ――

サンチョンが生きていると知ったキム・サンボン(ウ・ヒョン)は、ナヨンに止められたにも関わらず、興奮した様子で車を走らせる。彼が向かったのは、サンチョンを乗せて走るドハンのもと。ドハンの車を見つけたサンボンは、そのままドハンの車に突っ込んだ。すぐさま後部座席を確認するも、そこにノ・サンチョンの姿はなく…。

■最終話「人たち」
サンチョンを連れ去った犯人は、金塊の在りかを聞く。もちろんそう簡単に教えるつもりのないサンチョンは、先ほどドハンが仕込んだGPSを見せた。その頃、ドハンの要請を受けて武装した警察部隊が犯人のアジトへ向かう。しかし、ドハンらが到着したときにはすでに、サンチョンも男たちも姿を消した後だった。ソラムやヨンジンを殺し、金塊の在りかを聞き出そうとサンチョンを韓国へ呼び戻したのは、かつてVIPの護衛として雇われていた男たちだった。賭博に溺れた男たちは、サンチョンが隠し持つ金塊を手に入れる為に今回の犯行に及んだのだ。

男たちのアジトから、廃坑と思われるいくつかの写真を見つけたドハン。ナヨンに連絡し、被害者たちが調べていた廃坑の情報を手に入れる。その頃、妻と子供を人質にとられたチョ刑事は、サンチョンに言われるがままキム議員のもとへ。金塊は廃坑ではなく、キム議員とVIPが預かっていたのだ。チョ刑事が用意しておいた車に乗り換えたサンチョンと犯人らは、近くのモーテルへ向かう。風呂場で身なりを整えたサンチョンは、ティーバッグのお茶を淹れ、それを飲んだ。翌朝、泡を吹いてベッドの上に横たわる2人を横目に、サンチョンは部屋を後にする。

キム議員が運んで来た金塊を受け取ったサンチョンは、それを現金に交換。つづいてカジノへ行き、デポジットとして全額をメンバーズカードへ入金した。すべての準備が整うと、サンチョンは一人で廃坑のある山へと向かう。同じ頃、サンチョンの金塊を奪おうと躍起になる被害者たちは、チョ刑事から渡されたGPSをもとにサンチョンを追跡。廃坑に到着したサンチョンは、その至るところに爆弾を仕掛ける。最初からサンチョンは金塊をエサにして、被害者たちへ復讐しようと企んでいたのだ。

サンチョンの狙いに気付いたドハンは、すぐにナヨンへ連絡を入れる。ナヨンから住所を聞き、廃坑へ急ぐドハン。廃坑に被害者たちを誘引したサンチョンは、発信機を持って外へ出る。つづいて現れたドハンに電話で、爆弾を仕掛けたことを告げるサンチョン。慌てて廃坑の奥へすすんだドハンは、そこでサンチョンを探すサンボンらに声をかけ、爆弾の件を伝える。一気にパニックに陥る廃坑内だったが、その瞬間、発信機のスイッチを押すサンチョン。しかし、仕掛けられていたのは爆弾ではなく、ただの花火だった。

ミッキ2©Coupang Play一方、同じく廃坑へやってきたナヨンは、サンチョンの後を追う。キム議員にヘリをこちらへ寄こすよう伝え、山の奥へすすむサンチョン。しかし、天候の悪化によってヘリは飛べずにいた。ナヨンがサンチョンを追いかけていると知ったドハンは、慌ててその後へつづく。

激しく雪が降りしきるなか、必死にサンチョンを追うドハン。隠し持っていたナイフでドハンを切りつけ、なんとか逃げ切ったサンチョンの前に現れたのは、チョ刑事だった。サンチョンに手を貸して立ち上がらせたチョ刑事は、その腹に向かって何度も刃物を突き刺す。実はチョ刑事が駆けつけたとき、犯人によって拘束されていた妻と子は、すでに息を引き取っていたという。

結局、サンチョンはその場で死亡。さらにモーテルの一室で、犯人2人の遺体が見つかる。サンチョンの死に安堵するキム議員らだったが、彼が死ぬ前に用意しておいた映像が公開され、権力者たちとの関係も世に明らかとなった。

■見どころ・感想
最後はノ・サンチョンの死で幕を閉じた「餌<ミッキ>」。ノ・サンチョンを死に追いやったのは、これまでノ・サンチョン側として動いていたチョ刑事だった。チョ刑事もまた、家族を人質に捕られてなすすべもなくサンチョンに従うしかなかった、被害者の一人と言えるだろう。

パート1に比べて、パート2では主人公のドハンとナヨンのコンビネーションが光った。最初は警察と被害者というそれぞれの立場で対立し合っていた2人だったが、終盤ではお互いを信頼し合い、慰め合う2人の姿に好感が持てた。ドハンのことを、「私たちにも信じられる人が必要」と語ったナヨン。結局は十分な弁償を得られなかった被害者たちだが、エンディングではそれぞれの顔に笑顔が戻り、大切なのは被害者の言葉に耳を傾ける“誰か”の存在だったのではないかと思う。

ミッキ2©Coupang Playパート2の配信前に公開されたチャン・グンソクの制服姿は、12話のラストで見ることができる。自殺に見せかけて殺された上司、カン次長の墓前で敬礼するグンちゃん。その凛々しい姿は、ファンでなくとも必見だ。

チャン・グンソク主演「餌<ミッキ>」(原題)は、6月17日(土)より、KNTVにて毎週土曜午後8時~10時30分まで2話連続で放送される。現在、Coupang PlayのYouTubeチャンネルで予告動画や各話のハイライト映像などが公開中。ぜひ本記事と合わせてチェックしてみよう。

Youtube「쿠팡플레이 Coupang Play」チャンネル

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