「どうする家康」サブタイトルに込めた“瀬名”有村架純の願いに視聴者が涙!第25話ネタバレ第26話予告

2023年07月03日09時20分ドラマ
©NHK

NHK大河ドラマ「どうする家康」(総合午後8時~、BSP、BS4K午後6時~)7月2日に放送された第25「はるかに遠い夢」サブタイトルに隠された2つの夢に視聴者が号泣した。“瀬名”有村架純が涙の別れ。7月9日放送の第26話「ぶらり富士遊覧」に秀吉弟・秀長役で佐藤隆太が登場する。NHK公式サイトでは予告動画が公開中だ。



7月2日放送の第25話では、徳川家康(松本潤/嵐)が正室・瀬名(有村架純)と嫡男・信康(細田佳央太)との別れとなった”築山事件”が描かれ、放送開始からネットでは「わかってはいたけど、とうとうこの日が来てしまった」「辛過ぎる」などコメントが寄せられた。武田と手を組み、織田信長(岡田准一)を欺く途方もない賭けに出た瀬名。「戦のない世界」を目指した瀬名が本当に望んだのは、「家康とひっそり暮らす」こと、そしてそれがサブタイトルにある「はるかに遠い夢」であったことが明かされると多くの視聴者が号泣。「たった一つの夢叶えてほしかった」「切なくて涙が止まらない」など感動の嵐を巻き起こした。

そして7月9日放送の第26話では、築山事件を経て、信長の従順な家来となった家康が、信長を富士へ接待する様子が描かれる。予告では家康の変貌ぶりに、家臣たちから“腑抜け”と非難されるかたわら、信長は「家康よ。化けよったな。」という気になるセリフも。果たして家康はどう変わってしまったのか?腹に一物抱える殿から目が離せなくなりそうだ。さらに、羽柴秀吉(ムロツヨシ)の弟で、兄の天下取りに貢献した弟・羽柴秀長役で佐藤隆太が登場。暴走気味の兄を制止する弟のデコボココンビの掛け合いにも注目したい。

■家康と瀬名の物語がついに終幕
まるまる1話が“築山事件”となった第25話。“悪妻”と呼ばれた瀬名だが、その詳細は分からない上、愛妻家として知られた家康がなぜ妻と子を自害させたか謎が多い“築山事件”。脚本の古沢良太が第1話から積み上げた瀬名の印象は、草花を愛し、家族を守り、慈愛に満ちた女性として描かれてきた。だからこそ、なんとか逃がそうとした家康の姿や、「家康と2人でひっそり暮らしたい」という他愛のない夢を語る瀬名が大きな反響を呼んだ。

瀬名を演じた有村架純のインタビューが番組ホームページにて公開されているが、そこで有村は「覚悟は決めていたけれど、それでも最愛の人たちを思いながら死を迎えるってそう簡単にはできることではない」と振り返る。そんな瀬名の最後の言葉「瀬名はずっと見守っております」だった。涙と鼻水でぐしゃぐしゃになった松本と、静に目を閉じ、命を絶った有村の演技には「家康と瀬名がこの2人で良かった」と称賛の声が殺到。こうして「本当はこうだったのではないか」と思わせる“築山事件”は大きな反響を呼び、この事件が今後の家康にどう影響して描かれていくのか注目が集まっている。

■前回(第25話)ネタバレあらすじ
武田勝頼(眞栄田郷敦)の裏切りにより、築山での瀬名と信康の謀が明るみに出る。天正7年(1579年)夏、信長に呼び出された家康は、刀を家臣に預け、深々と土下座した。信長は「わしは何も指図せんから、お前が決めろ」という下知が下される。これには瀬名と信康を家康が処罰することを意味していた。岡崎の信康は自害をすると申し出るが、それだけは絶対に避けたい家康は、信長と手を切ると断言。緊張が走る中、瀬名が生半可な処遇は信長の反感を買うからと、「なんなりと処遇くださいませ。」と頭を下げた。

困った家康は、この危機を切り抜けるため、五徳(久保史緒里)に瀬名を悪い姑であると書状を書かせ、酒井忠次(大森南朋)を安土へ送った。書状には瀬名が武田と内通していることや、信康が僧慮を切ったことなど、数々の悪行が書き連ねてあり、読み終わった忠次は、瀬名と信康には自害してもらうと信長に報告した。しかし家康は、妻と子は自害したと見せかけ、人知れず2人を逃がそうと計画していた。

そして信康が岡崎を去る日。五徳に子供たちを託し、いつでも織田家に戻るよう告げた信康は、城を後にした。その後、瀬名も築山を出発する。別れ際、石川数正(松重豊)は「どうか殿のお指図通りに」と念を押したが、瀬名は何も言わず微笑むばかりだった。家康は服部半蔵(山田孝之)に瀬名と信康の身代わりを立てるよう命じており、2人は幽閉される前に自分と背格好が似た替え玉と入れ替わる予定になっていた。

しかし、家康は信康が幽閉先になっていた堀江城に入ったと聞いて驚がくする。しくじった半蔵を責めたが、信康が逃げることを拒んだため仕方ない結果だった。家康は再び信康を二股城へ移動させ、今度こそ信康を逃がそうと試みる。しかし、そこでも信康は瀬名が逃げるまで自分も逃げないと固く決心していた。しかし、それから数日経ち、半蔵から瀬名が逃げたと報告を受けるが、それを嘘だと見破り、周囲の静止を振り切り自害した。

信康の自害より少し前、瀬名は佐鳴湖を渡ったところで身代わりの女性を逃がし、周囲の反対を押し切り自害しようとしていた。そこへ家康が現れ、「守らせてくれ」と泣きながら瀬名を説得する。だが瀬名は頑として国を危険に晒すことはできないと、返した。大切なものを守るために命を懸けたとあれば、天国の両親も褒めてくれると言って、「全てを背負わせて下さいませ」と告げた。

家康は泣きながら瀬名を抱き寄せ、瀬名は、どこかに隠れて自分たちだけでこっそり暮らしたいと願った日を思い返した。「あれが瀬名のたった一つの夢でございました。」と、今となっては、はるか遠い夢に思いを馳せた。そして、家康が岡崎に置いて行った兎の彫り物を渡し、「あなたならできます」と家康の手に口づけした。そして瀬名は、安寧の世が来ることを家康に託して自害した。

■26話「ぶらり富士遊覧」あらすじ
信長を恨む様子もなく、順々に付き従う家康の姿に、忠勝ら家臣の一部は不満を抱えていた。そんな中、家康は安土へ戻る道中に信長を接待したいと申し出る。家臣団に於愛や茶屋四郎次郎(中村勘九郎)も加わり富士遊覧の饗応が始まるが、気まぐれな信長に振り回されてしまう。

NHK大河ドラマ「どうする家康」第26話は7月9日(日)総合午後8時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:古沢良太、出演:松本潤、岡田准一、ムロツヨシ、大森南朋、山田裕貴、杉野遥亮、松重豊ほか。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_ieyasu」。第26話予告動画が番組公式サイトで公開されている。

NHK大河ドラマ「どうする家康」番組公式サイト
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