「どうする家康」岡田准一と対峙する松本潤、最後に見せた涙に感動の声!第27話ネタバレと第28話予告

2023年07月17日11時00分ドラマ
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NHK大河ドラマ「どうする家康」(総合午後8時~、BSP、BS4K午後6時~)7月16日(日)放送の第27話「安土城の決闘」本能寺の変を目前に“家康”松本潤(嵐)と“信長”岡田准一が緊張のにらみ合いに!7月23日(日)放送の第28話「本能寺の変」でついに信長が最期の時を迎える。NHK公式サイトでは予告動画が公開中だ。



7月16日放送の第27話では、安土城に招かれた徳川家康が、宴の席で「鯉が臭う」素振りをし、供応役の明智光秀(酒向芳)の失態にみせかけ、彼を失脚させることに成功。手薄になった京でいよいよ信長を本能寺で討つ準備が整った。事件の晩、対峙することとなった家康と信長。激しい言い合いを繰り広げる末に、“信長”岡田准一に、哀れみの涙を浮かべた“家康”松本潤の演技に注目が集まった。

信長に恨みを募らせる明智光秀、そして毛利攻めの中、信長を誰かが討ってくれないかと野望を見せる豊臣秀吉(ムロツヨシ)は京へ戻る準備を指示するシーンなど、これから起こる本能寺の変への期待を高まらせた。

そして7月23日放送の第28話では、ついに織田信長最期の時を迎える、本能寺の変が描かれる。家康が信長討伐に向け次期を見計らっている中、本能寺から炎が上がる。第27話のラストで京の町人たちが「織田様が討たれはった!」「徳川様がやりおったんや!」と騒ぎ、徳川家康の首に賞金がかかる。明智光秀の本能寺の変、毛利と和睦し、わずか2日で引き返してきた豊臣秀吉の中国大返し、そして家康の3大ピンチのひとつ、伊賀越えに続く。

■緊張の12分、松本潤と岡田准一が対峙
「本能寺の変の影の黒幕は徳川家康だった」という視点で描かれる「どうする家康」だが、安土城にて徳川家康(松本潤)と織田信長(岡田准一)が対峙した12分にわたる緊迫のシーンが展開した。明智が失脚した晩に、信長は家康を呼び出し「本当に臭ったのか?」と問い詰める。疑う信長に対し、腹の内を見せない家康。すると信長は瀬名と信康の死を引き合いに挑発すると、家康が激昂し睨み合うというものだ。松本潤と岡田准一が緩急ある演技で魅了し、ネットでは2人の切実なやり取りが「切ない」「胸が掴まれる」など話題を呼んだ。

絶対的な力を持つ信長だが、第27回ではそのカリスマに陰りを見せ、初めて家康に弱みを見せる。「人を殺めるということはその痛み、苦しみ、恨みを全て受け止めるということじゃ。」と言い、「恨め、憎んでもいい。だから俺の側で俺を支えろ」と家康に懇願した。第15回「姉川でどうする!」では、信長が家康の耳を噛む演出が話題となったが、今回ではその構図が逆転。「弱きウサギが狼を食らうんじゃ」と耳元でささやく家康は、もはや信長を凌ぐ存在となった。孤独に打ちひしがれる信長を見て一筋の涙を流す家康。主従関係にあった信長と家康の関係性が変わり、愛憎入り乱れた見事な場面となった。

■前回(第27話)ネタバレあらすじ
家康は信長から安土に招かれることになり、家臣たちの前で信長を殺し天下を取ることを宣言した。ただし、信長を討つのは安土ではなく、穏やかになった京で信長が定宿としている本能寺でと考えていた。この時の信長周辺は、秀吉はじめ家臣たちが戦に出ていて、敵への備えは手薄となっていた。家康は既に服部半蔵(山田孝之)ら伊賀者たちを使い信長討伐の準備を進めていた。とんでもない計画を明かされ動揺する家臣団だが、酒井忠次(大森南朋)は、瀬名と信康を失った家康の心情を思うと賛成せざるを得なかった。

出発前、家康は留守を任せた於愛(広瀬アリス)に「ウサギは狼より強いと思うか」と聞いてみた。信長を討つことや、もしかしたら自分の命も狙われるかもしれない恐怖が家康を不安にさせていた。「ウサギは狼より強い」という瀬名の言葉を思い出した家康だが、於愛はあっさりと「狼が強いに決まっています」と答えるが、見なくなった狼より、たくさん見るウサギの方が強いかもしれないと言って家康の心を明るくした。

そして、宿敵・武田を滅ぼし、信長を富士見遊覧に招待した家康は、穴山梅山(田辺誠一)らと共に安土城を訪れた。豪華絢爛な安土城は信長の権威を世に知らしめるものだった。招かれた宴の席でも見たことがない豪華な食事が並ぶ。次の御膳が運ばれてきて、供応役の明智光秀(酒向芳)が得意げに「淀の鯉にございます」と説明した。家康が鯉を口にしようとした瞬間、家康の手が止まり匂いを嗅いだ。そんな様子を見て家臣たちもつられて匂いをかいだ。

くさみは一切ないと断言する明智だが、家康は、贅沢なものを食べ馴れていないせいだと言って再び口へ運ぼうとした。すると信長が「臭うならやめておけ。あたったら一大事じゃ」と家康を制し、明智を睨みつけた。明智が「徳川殿は高貴な料理に馴染みがないのでございましょう」と軽んじる発言をしたので、怒った信長は立ち上がって明智を殴り倒した。それから明智は任を解かれ、毛利攻めの手伝いに加わることになる。宴の後、詫びを入れに家康の元を訪れた明智はしくじりを一切許さない信長の前で、失敗したことに憤りを感じているようだった。

その晩、信長は家康に2人で話がしたいと言ってきたので、家康が信長の御殿におもむいた。信長は酒を飲みながら、本当に鯉が臭ったのか家康に質問した。「明智殿の御処分はほどほどに」と頭を下げる家康に、しくじりは許さないと強い姿勢を見せる信長。そして家康には、「甘く見られると足元をすくわれるぞ」と忠告した。家康は鳥居忠吉の言葉を思い出し、家臣を信じなければ信用は得られないと返すが、信長は父・信秀(藤岡弘、)に徹底的に帝王学を叩き込まれていたので、家康とは意見が合わなかった。

そこで、家康は信長が京に入るのであれば一足先に行って待っているから、今後のことはその時に話そうと言って席を立とうとすると、信長は「京で待ち伏せして、俺を討とうとしているのか」と鋭い言葉を浴びせてきた。さらに瀬名たちの死を愚弄する信長の言葉に家康も怒りがこみ上げ、信長につかみかかった。「弱ければこそできることがあるとわしは信じる。息詰まっているのは、お主ではないのか。弱きウサギが狼をくらんじゃ」といきりたった。そして天正10年(1582年)5月29日、信長はわずか100人ほどの手勢で京へ入り、その4日後、本能寺は何者かの襲撃を受け炎に包まれる。

■第28話「本能寺の変」あらすじ
信長が本能寺に入ったという知らせを受け、家康は堺へ向かう。堺の商人たちと手を組み、家康は信長を討ったあとの体制を盤石なものとなる準備を進めていた。だが、そこにお市(北川景子)が現れ、あることを聞かされ家康は戸惑うのだが・・・。信長を討つなら今夜しかない。そして迎えた夜明け、本能寺は何者かの襲撃を受ける。

NHK大河ドラマ「どうする家康」第28話は7月23日(日)総合午後8時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:古沢良太、出演:松本潤、岡田准一、ムロツヨシ、大森南朋、山田裕貴、杉野遥亮、松重豊ほか。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_ieyasu」。第28話予告動画が番組公式サイトで公開されている。

NHK大河ドラマ「どうする家康」番組公式サイト
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