「どうする家康」松山ケンイチが山伏姿で再登場!家康のピンチを救う!第29話ネタバレと第30話予告

2023年07月31日09時39分ドラマ
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NHK大河ドラマ「どうする家康」(総合午後8時~、BSP、BS4K午後6時~)7月31日(日)に放送された第29話「伊賀を超えろ!」帰ってきた松山ケンイチの活躍で“家康”松本潤(嵐)が伊賀で九死に一生を得る!8月6日(日)放送の第30話「新たなる覇者」清須会議で秀吉の天下へ。NHK公式サイトでは予告動画が公開中だ。



7月30日放送の第29話では、明智光秀(酒向芳)に命を狙われる家康たちが三河を目指してひた走った。しかし金が底をついたところで服部半蔵(山田孝之)が故郷の伊賀を抜けることを進言。だが、あっさり伊賀忍者に捕まり、統領・百地丹波(嶋田久作)に殺されそうになった家康(松本潤)を助けたのは、かつて三河を追われたイカサマ師こと本多正信(松山ケンイチ)だった。

山伏姿で再登場した本多正信役の松山ケンイチは、“信長が生きているといううわさを気にせず家康を殺せ”と相変わらずの口のうまさで百地を惑わせ、知略を巡らす駆け引きで物語に引き込んだ。約5カ月ぶりの登場となった松山ケンイチに、視聴者からは「正信が復活!」「飄々とした松山ケンイチ最高」などコメントが寄せられ、家康を守る天才軍師の復帰にネットが沸いた。

そして8月6日放送の第30話では、織田家の後継者を巡り豊臣秀吉(ムロツヨシ)が織田家の支配を目論む。予告では鎧に身を包んだお市(北川景子)や美しい浅井三姉妹など登場し、視聴者の注目を集めている。一方、家康は武田領に侵略する北条と一戦を交えることになる。

■家康、弱いプリンスから脱却
徳川家康三大危機の一つ、伊賀越えが描かれた第29話では、伊賀の上忍である百地丹波が登場し、家康の命を狙う丹波、そして丹波を惑わす軍師・本多正信。正信の策を見抜いた上で、家康の器を探る丹波の駆け引きが話題を呼んだ。その中で、家康が見せたのは、自ら犠牲になり服部党を助けようとする優しさ。そして百地との駆け引きで“信長の首が出ていない分、皆がすぐに明智に着くことはない”と冷静に分析する頭脳派の姿だった。

さらに“ここで自分を助けて恩を売ることが伊賀にとっての最大の利益”と迫り、百地を説き伏せた。そんな家康の成長を見て、正信も徳川家に戻ることを決意。こうして家康は生まれ持った優しさと、天下を取るという強い意思のもと、様々な人々を味方につけることに成功した。この間まで泣き虫で弱虫だった家康。弱いプリンスから頼れるリーダーとして成長した姿が頼もしく、今後に待ち構える秀吉との一戦にも期待が高まった。


■前回(第29話)ネタバレあらすじ
本能寺で織田信長を討った明智光秀は家康の首を獲ろうと躍起になっていた。豊臣秀吉と柴田勝家は京を離れていたため、目下敵は家康のみ。突然訪れた命の危険に、堺を訪れていた家康一行は穴山梅雪(田辺誠一)と別れ岡崎を目指した。途中、農民たちの助けを借りながら進むが、あちこちから襲撃され気力も底をつきていた。満身創痍の家康一行に服部半蔵は服部党の故郷でもある伊賀を越えていくことを提案する。そこで酒井忠次(大森南朋)と石川数正(松重豊)は人目に付きやすい桜峠を行き、家康は半蔵らと共に、その先にある小川城を目指した。

小川城は甲賀忍者の親玉、多羅光俊(きたろう)がいる。家康は何度か戦いを手伝ってもらったとはいえ、助けてくれるかどうか怪しいところだった。しかし多羅尾は意外にも温かく迎えてくれた。その中には瀬名を今川から奪還した時に手伝ってくれた伴与七郎(新田健太)の姿もあり、家康たちの警戒心も少し解けた。多羅尾は家康たちに良くしてくれたが、伊賀越えには難色を示した。伊賀は織田と対立していたため、そこへ家康が行っては危険だと話す多羅尾は、護衛をつけるから信楽から行くことを勧めて来る。

その晩、半蔵が多羅尾たちの親切が過ぎると言って信楽を目指すことに難色を示したので、家康たちは半蔵の言葉を信じ、ひっそり小川城を抜け出した。しかし、伊賀に入るとすぐに伊賀忍者の攻撃にあい、瞬く間に捕らえられてしまった。伊賀の統領・百地丹波は、明智光秀に家康の首を送るという。半蔵がいくら服部家出身だと言っても百地は助けてくれる様子はなく、服部党は家康を助けるたけに「自分が家康だ」と口々に叫んで家康を助けようとした。だが、もはやここまでと覚悟を決めた家康は「わしが家康じゃ」と自ら名乗り、自分の首の代わりに他の者たちの命は取らないで欲しいと懇願した。

するとそこへ伊賀お抱えの軍師が入ってくるが、その正体はなんと三河を追放された本多正信だった。本多は家康を殺すよう言いながら、信長が生きているうわさがあると言って百地を惑わす。実際、明智は本能寺を襲撃したが、未だ信長の首は出てきていなかった。信長が存命しているとして、家康を殺せば伊賀が危ない。そこで百地は家康にどう思うか問いかけると、家康は「(信長)は死んでいると思う。だが、首が出ていないのは確か。」と続け、皆は様子を伺い、即座に明智に味方する者はいないこと、明智は信長の首を取りそこなっている時点で天下を取る器ではないと説明。

さらに、ここで家康を助けて恩を売ることが、百地にとって一番の利となると説き、百地は家康に賭けることを選び殺すことを断念する。こうして本多正信のおかげで難を逃れた家康たちは、別のところで捉えられていた本多忠勝(山田裕貴)らと一緒に釈放され、伊勢の白子浜に到着した。そこで酒井忠次、石川数正とも落合い、彼らが敵にあうことなくまっすぐ白子浜に到着したことを聞いて、多羅尾は単なる親切だったとわかった。これでは家康たちがおとりになったようなものだったが、家康は生き延びたのは服部党のおかげだと言って褒美をとらせた。

堺を出立して3日後、家康は岡崎に辿り着いた。そこで家康は、穴山梅雪が自ら家康を名乗り討ち死にしたことを知った。そして本能寺の変から11日後、毛利攻めを終わらせて駆け付けた秀吉によって、追い詰められた明智光秀は落ち延びる際に山中で農民に討ち死。こうして秀吉が信長の仇をとったのだった。

■第30話「新たなる覇者」あらすじ
家康と家臣団が無事に浜松に到着する一方で、秀吉は織田家跡継ぎを決める清須会議で、信長の孫、三法師を立てつつ、実権を握ろうとしていた。そんな秀吉の動きを苦々しく見ていた市(北川景子)は柴田勝家(吉原光夫)との結婚を決意する。秀吉と勝家の対立が深まる中、家康は旧武田領に手を伸ばす関東の北条氏政(駿河太郎)との一戦に臨む。

NHK大河ドラマ「どうする家康」第30話は8月6日(日)総合午後8時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:古沢良太、出演:松本潤、ムロツヨシ、大森南朋、山田裕貴、杉野遥亮、松山ケンイチ、山田孝之、松重豊ほか。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_ieyasu」。第30話予告動画が番組公式サイトで公開されている。

NHK大河ドラマ「どうする家康」番組公式サイト
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