14日Leminoで独占配信開始した「輝くウォータ―メロン」は、ウンギョル(リョウン)とウニュ(ソル・イナ)、イチャン(チェ・ヒョヌク)とチョンア(シン・ウンス)がお互いの真心を確認し、ついにカップルになり、時間旅行の終わりが近づく…第13話のあらすじと見どころ、感想を紹介しよう。（ネタバレあり）
●Leminoで独占配信の韓国ドラマ



「輝くウォーターメロン～僕らをつなぐ恋うた～」は、過去へタイムスリップしたCODA※の少年が、若かりし頃の父と出会いバンドを結成し、青春の日々と恋をレトロな世界観で描く珠玉のファンタジー青春ロマンス。
※CODA：Children of Deaf Adults＝ “耳の聴こえない両親に育てられた⼦ども”の意。⾳楽⽤語としては、楽曲や楽章の締めを表す＝新たな章の始まりの意も持つことも第1話で説明された。
【各話のあらすじ】

■キャスト
ハ・ウンギョル(高校２年生)役：リョウン
ハ・イチャン(高校２年生/1995年)役：チェ・ヒョヌク
チェ・セギョン(高校２年生/1995年)役：ソル・イナ
オン・ウニュ役：ソル・イナ
ユン・チョンア(高校２年生/1995年)役：シン・ウンス
　ほか

■第13話「近づく旅の終わり」あらすじ
ウンギョルは空港で泣いているウニュを連れて家に帰ってきた。荷物を解きにウニュの部屋に入ったウンギョルは机の上にあった薬箱や、スーツケースの荷札をみて何か違和感を覚える。それでも一緒に夜食を食べながら二人だけの和やかな時間を過ごし、二人は幸せなひと時を過ごす。

ウンギョルとウニュは時間旅行が終わる前に忘れられない思い出を作る。そしてウンギョルはウニュの部屋で見た薬のことを切り出す。ウニュは誰にも言えなかった悩みを打ち明け、ウンギョルは金平糖で満たした薬ケースを差し出し「薬の代わりに僕と一番の親友になってほしい」と慰める。

一方でウォーターメロン・シュガーのメンバーが、校長先生の計らいで全国青少年バンドコンテストに出場することになる。しかし、大会参加には自作曲が必要。ウンギョルにも伝え、メンバーはキャンプで団結力を固めることにする。

チョンアと和解できていないイチャンは、親友オ・マジュ（アン・ドギュ）に背中を押され彼女が通う学校の近くに出向く。そこでチョンアが男子生徒たちからからかわれているのを目撃したイチャンは、男子生徒たちを殴りつける。近くの交番に連行されたイチャンとチョンアを祖母（コ・ドゥシム）が引き取る。

冷めやらないイチャンの怒りは、チョンアのそばにいながら肝心な時に彼女を守らなかったウンギョルに向った。そしてウンギョルを利用してチョンアを練習室に呼び出す。イチャンは、スケッチブックで仲直りしたい思いを伝え、手話の本がすり減るほど練習した手話で、チョンアだけのために歌で告白する。下手な手話でイチャンの真心を感じたチョンアは彼の胸に飛び込む。1995年の父親と母親をつなぐために孤軍奮闘したウンギョルの口元にも笑みが浮かぶ。

これでウォーターメロン・シュガーのメンバーの間ではウンギョルとウニュ、イチャンとチョンアまで2組のカップルが誕生した。バンドメンバーたちは久しぶりに会うチョンアに我れ先に手話で挨拶をしながら固い友情を示し、キャンプへ向かう列車に乗る。

ところがウンギョルのスマートフォンが突然鳴り、電波を拾うために列車の中をさまようウンギョルの目の前に、同じようにスマートフォンを手にするウニュが現れた。「マスター（チョン・サンフン）が言った助っ人は君だったの？」という質問を投げかけるウンギョルは…。



■見どころ・感想
家まで送ってくれたウンギョルにウニュが「ラーメン食べていく？」と声をかけるが、これは韓国でよく使われる「異性への誘い文句」。「キム秘書はいったい、なぜ？」（5話）などドラマでもよく使われるが、1995年にはなかった言葉。他にもウニュのスーツケースの荷札や机の上に当時存在しないはずの言葉などがあるので見つけよう。これこそがウンギョルが違和感を覚えたこと。

今回は2組のカップルが誕生した。空港からの帰りのタクシーで眠るウニュのためにタクシーを何週も走らせるウンギョルの気遣いはとても高校生とは思えない大人びた行動。イチャンもまた、ウニュのウンギョルへの想いを見抜いており、謝るウニュに大人の気遣い。

血は争えないようで、ド・ドゥシム扮するイチャンの祖母の言動にも感動させられる。乱闘騒ぎを起こした自分を叱りつけないことを不思議がるイチャンに、「お前が手を出す理由は2つの理由しかない。“正義”か“人命救助”のため」とイチャンに全幅の信頼。さらにはチョンアに向かう孫の心に気づき「好きなのか」と声をかけ、にやつくイチャンに「同情ならやめなさい。音のない世界で寂しさと戦っているように見えた。傷つけるだけなら諦めるべき」と続ける。これがイチャンを決心させたのか、この後素敵なスケッチブックと手話の歌でチョンアに告白する。

イチャンが歌と手話で披露した優しい楽曲は「魔法の城」。原曲は1994年、The Classic（더 클래식）という男性2人組のデビュー曲。日本では2004年の東方神起（5人時代）のカバーで知った方も多いのでは？MVには少女時代のユナが出ていた。⇒MV

エンディングでついに、ウンギョルとウニュがお互いが時間旅行者だと知ることになった13話。気になる次回の予告は以下のYouTubeにて視聴できる。

「輝くウォーターメロン」は毎週月木曜日に配信、第14話は18日にLeminoにて独占配信する。

◇第14話予告（日本語字幕なし）

■スタッフ
脚本：チン・スワ
演出：
原題：반짝이는 워터멜론（パンチャギヌン ウォートーメルロン
韓国放送：2023年9月25日～11月14日tvN月火ドラマ（20時50分）
配信：Leminoで2023年11月2日（木）より、毎週月、木曜日に最新話配信予定

◇YouTube「輝くウォーターメロン～僕らをつなぐ恋うた～」ティーザー予告編

【作品詳細】【関連・各話のあらすじ】