ジョン・ガリアーノのドキュメンタリー、邦題『ジョン・ガリアーノ 世界一愚かな天才デザイナー』で全国公開へ

06月17日14時00分映画

世界的ファッションデザイナー、ジョン・ガリアーノのドキュメンタリー映画『High&Low -John Galliano(原題)』が邦題『ジョン・ガリアーノ 世界一愚かな天才デザイナー』として9月20日(金)から全国公開されることが決定。メインビジュアル、予告編、場面写真が一挙に公開された。

2011年、クリスチャン・ディオールのデザイナーとして活躍していたジョン・ガリアーノが逮捕されたニュースが全世界を駆け巡った。1995年にジバンシィ、1996年にクリスチャン・ディオールのデザイナーに抜擢された彼は、「ファッション界の革命児」と称えられた。しかし、絶頂期の2011年2月、反ユダヤ主義的暴言を吐く動画が拡散し、その後有罪となりブランドから解雇、全てを失った。



事件から13年が経過し、ガリアーノ本人がカメラの前で「全てを話す」と語るドキュメンタリー映画が完成。監督は『ブラック・セプテンバー/五輪テロの真実』でアカデミー賞🄬長編ドキュメンタリー映画賞を受賞したケヴィン・マクドナルド。彼の暴言の背景には何があったのかという最大のミステリーに迫る。年32回のショーをこなしながら、相次ぐ大切な人の死とアルコール依存症に苦しむガリアーノの姿が明かされる。

ジョン

映画は、ガリアーノのデビューから各ブランド時代の超豪華なコレクションを収めた貴重なアーカイブ映像と共に、彼を診断した精神科医や事件の被害者にもカメラを向ける。現代の重大な問題の一つである“キャンセルカルチャー”も浮かび上がる。美しさと醜さ、愛と憎しみ、幸福と絶望──全編に人間存在の謎と魅力が詰まったヒューマンドキュメンタリーとなっている。

予告編は、「ジョンが現れてファッションは突然、ロック化した」という『VOGUE』誌編集長エドワード・エニンフルの印象的なセリフから始まる。トップモデルのケイト・モスやナオミ・キャンベル、俳優のペネロペ・クルスやシャーリーズ・セロンなどがステージの裏側を語る。あれから13年、ガリアーノが「全てを話す」とカメラの前に座り、真相が語られる。

ジョンガーノ

また、メインビジュアルは2014年のガリアーノのメゾン・マルジェラへの復帰後、初のショー「2015春夏オートクチュール・コレクション」にてお披露目されたドレスだ。最新の「2024年春夏オートクチュール“アーティザナル”コレクション」のショーも大きな話題を集めている。彼の心の中で一体何が起こっていたのか、劇場で赤裸々な真実を確認してほしい。『ジョン・ガリアーノ 世界一愚かな天才デザイナー』は9月20日(金)より新宿ピカデリーで公開。

予告編(YouTube)

9月20日(金)新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかロードショー

監督・プロデューサー:ケヴィン・マクドナルド (『モーリタニアン 黒塗りの記録』)
出演:ジョン・ガリアーノ ケイト・モス シドニー・トレダノ ナオミ・キャンベル ペネロペ・クルス シャーリーズ・セロン アナ・ウィンター エドワード・エニンフル ベルナール・アルノー
【2023年/イギリス/英語・仏語/116分/カラー/ビスタ/原題:High & Low -John Galliano】 
字幕翻訳:チオキ真理/© 2023 KGB Films JG Ltd 提供:木下グループ 配給:キノフィルムズ

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