6/19デジタル配信『異人たち』傷つき、愛を知る…山田太一の小説「異人たちとの夏」を再映画化
アンドリュー・ヘイ監督が山田太一の小説を再映画化した『異人たち』は6月19日(水)からデジタル配信開始(購入)、7月3日(水)からデジタル配信開始(レンタル)される。予告動画が解禁となった。
『異人たち』は、『さざなみ』(15)、『荒野にて』(17)、『Weekend ウィークエンド』(11)を手がけたアンドリュー・ヘイ監督が、日本の脚本家・作家、山田太一の小説「異人たちとの夏」にインスピレーションを得て再映画化したものとなる。第96回アカデミー賞®をはじめ、賞レースで大きな話題となった『哀れなるものたち』のサーチライト・ピクチャーズが贈る、愛と喪失、そしてその間にあるものすべての心に沁みる、切なく魅惑的なこの物語は、英国インディペンデント映画賞で作品賞・監督賞・脚本賞、助演男優賞等、最多7冠に輝きいた。
小説「異人たちとの夏」は1987年に執筆、2003年に英訳され、ヘイ監督はこの小説で描かれる山田氏のオリジナリティ溢れたストーリーに、独自の感性あふれる脚色と演出を加え、現代のイギリスに舞台を移しての再映画化に挑み、時を超えて人々の心に残り続ける名作を、スクリーンへと蘇らせた。
舞台は現代のイギリス・ロンドンになる。ある夜、アダム(アンドリュー・スコット)は人気のないタワーマンションで、謎めいた隣人ハリー(ポール・メスカル)と偶然出会い、その出来事が彼の日常生活に変化をもたらす。2 人の関係が進展するにつれ、アダムは過去の記憶の世界に心が戻っていき、自分が育った郊外の町を訪ねることになる。そこで、30 年前に死別したはずなのに、亡くなった日と同じ姿で暮らしている両親に出会う。
主人公アダムを演じるのは、TV シリーズ「SHERLOCK シャーロック」(10)で人気を博し、英国アカデミー賞助演男優賞を受賞したアンドリュー・スコットだ。謎めいた隣人ハリーは『aftersun/アフターサン』(22)で第 95 回アカデミー賞®主演男優賞にノミネート、2023 年英国アカデミー賞主演男優賞ノミネートのポール・メスカル。父親役・母親役は『リトル・ダンサー』(00)のジェイミー・ベル、『ウーマン・トーキング 私たちの選択』(22)のクレア・フォイが演じ、主な登場人物はこのわずか 4 人になる。実力派キャストだからこそ成し得た、美しく夢幻的な映画体験が堪能できる喪失と癒しの物語だ。
■あらすじ
脚本家アダムが幼少期を過ごした家を訪ねると、30 年前に他界したはずの父と母が当時のままの姿で住んでいた。想像もしなかった再会に固く閉ざしていた彼の心は解きほぐされていくが…。山田太一の名作を再映画化。
■作品概要
タイトル:異人たち
原題:All of Us Strangers
脚本・監督:アンドリュー・ヘイ
原作:山田太一 「異人たちとの夏」(新潮文庫刊) キャスト:アダム役・アンドリュー・スコット、ハリー役・ポール・メスカル、父親役・ジェイミー・ベル、母親役・クレア・フォイ
配信種類:字幕版
コピーライト:©2024 20th Century Studios.
◇映画『異人たち』予告動画YouTube