7/12公開の誰もが待ちのぞんだ橋口亮輔の監督最新作『お母さんが一緒』姉妹の取っ組合い喧嘩の本編特別映像解禁

07月05日17時00分映画
©2024松竹ブロードキャスティング

橋口亮輔の監督最新作は、江口のりこ、内田慈、古川琴音、青山フォール勝ち(ネルソンズ)が出演する笑えて泣けるホームドラマだ。『お母さんが一緒』は7月12日(金)より新宿ピカデリー他で全国公開される。古川琴音と内田慈が身体を張った壮絶な姉妹喧嘩を捉えた本編特別映像が解禁となった。



親孝行のつもりで母親を温泉旅行に連れてきた三姉妹。長女・弥生(江口のりこ)は美人姉妹といわれる妹たちにコンプレックスを持ち、次女・愛美(内田慈)は優等生の長女と比べられてきたせいで自分の能力を発揮できなかったと心の底で恨んでいる。そんな二人を冷めた目で観察する三女・清美(古川琴音)。三姉妹に共通しているのは、「母親みたいな人生を送りたくない」ということ。温泉宿の一室で爆発する三姉妹の母親への愚痴は徐々にエスカレートし、お互いをブラックユーモア満載に罵倒する修羅場へと発展する。そこに三女がサプライズで用意していた彼氏・タカヒロ(青山フォール勝ち)が現れ、物語は思わぬ方向へ展開してゆく。

この度公開された本編特別映像は、結婚をめぐって意見が対立、言い争いが続く3姉妹だったが、ついに次女・愛美と三女・清美の取っ組み合いの喧嘩へと発展する。「うちの家は、呪われとるかもしれん!!」長女・弥生がオロオロする中、彼氏・タカヒロは体を張って仲裁しようとするが「今、お尻触ったでしょ!?」とあらぬ嫌疑をかけられる始末だ。「彼女の姉をいやらしい目で見てくる男は絶対浮気するよ!」「あんたね、まあ姉のこといやらしい目で見とったと!?」なぜかそのまま攻め立てられ続け、タカヒロは思わず「ごめんなさい!」と土下座する羽目になってしまう。家族でも言っていいことと悪いことがある。エンドレスで続く姉妹の喧嘩に巻き込まれるタカヒロが思わず不憫になる映像となっている。

第89回キネマ旬報ベスト・テン日本映画第1位、第70回毎日映画コンクール日本映画大賞、第58回ブルーリボン賞最優秀監督賞など数多くの映画賞を受賞した名作『恋人たち』(2015)から9年ぶりとなる、稀代の映画監督・橋口亮輔の最新作だ。脚本家・劇作家・演出家・映画監督など、マルチに活躍するペヤンヌマキが2015年に主宰する演劇ユニット「ブス会*」で発表した舞台「お母さんが一緒」を橋口監督自ら脚色し、CS「ホームドラマチャンネル」(松竹ブロードキャスティング)の開局25周年ドラマとして制作されたオリジナルドラマシリーズが再編集され、映画となった。家族という一番身近な他人だからこそ湧いて出てくる不満や苛立ちをユーモラスに描いたホームドラマの新たな傑作が誕生した。

■作品概要
原作・脚本:ペヤンヌマキ
監督・脚色:橋口亮輔(『ぐるりのこと。』『恋人たち』)
出演:江口のりこ、内田慈、古川琴音、青山フォール勝ち(ネルソンズ)
配給:クロックワークス
製作:松竹ブロードキャスティング
上映時間:106分
©2024松竹ブロードキャスティング

映画『お母さんが一緒』本編特別映像 YouTube
映画『お母さんが一緒』公式サイト