「大岡越前9」第5話、伊織・勝村政信と信次郎・中山優馬の“揺れる絆”!十両の真相を忠相・高橋克典が裁く【ネタバレ】

22時00分ドラマ
画像:NHKBS時代劇「大岡越前9」第5話より

高橋克典主演のNHK BS時代劇「大岡越前9」、10月4日は中山優馬、井上小百合らをゲストに迎え、第5話「揺れる絆」を放送。医師・榊原伊織(勝村政信)と青年・雨宮信次郎(中山優馬)の友情が、殺人事件をきっかけに大きく揺らぐ。信次郎を信じたい伊織の葛藤と、大岡忠相(高橋克典)の鮮やかな裁きが描かれた。



「大岡越前9」は、理性と人情を兼ね備えた高橋克典演じる大岡忠相が、笑いと涙で江戸の難事件を裁く正統派時代劇の第9弾。⇒【全話あらすじ・見どころ・豆知識】、【「大岡越前8」全話あらすじ】

■主要レギュラーキャスト
大岡忠相役:高橋克典
榊原伊織役:勝村政信
結城新三郎役:寺脇康文
雪絵役:美村里江
神山左門:嶋田久作
徳川吉宗役:徳重聡
 ほか

■第5話「揺れる絆」ネタバレあらすじ
ある日、工事現場で事故が起こり、医師の榊原伊織(勝村政信)は、そこで働く青年・雨宮信次郎(中山優馬)と親しくなる。信次郎は直参旗本の次男で、家督を継げない「部屋住み」。身分を隠して町で働いていた。忠相(高橋克典)は、2人の友情を微笑ましく見守っていた。

ところがある夜、伊織は信次郎の着物の袖に血が付いていることに気づく。同じ頃、金に執着する茶人・桂香庵(要冷蔵)が何者かに殺される事件が発生。さらに、信次郎が恋人のおそで(井上小百合)に母親の薬代として十両を渡したことが分かり、伊織は「血」と「十両」の関係を疑い始める。

実は、信次郎は桂香庵殺しの現場を目撃していた。犯人は笹屋の息子・徳之助(大津尋葵)。桂香庵への恨みから、浪人・矢沢甚左衛門(伊藤公一)に殺害を頼み、信次郎には口止め料として十両を渡していたのだ。

罪悪感に苦しむ信次郎は、おそでに伊織へ謝罪の気持ちを伝えてほしいと頼み、自ら切腹する覚悟を決める。しかし徳之助と甚左衛門に問い詰められた信次郎は、口止め料を受け取ったことを悔い、「奉行所にすべて話す」と告げる。そこへ伊織が町方を連れて現れ、3人は白洲へ送られる。

白洲では、信次郎の兄・敬一郎(大迫一平)から勘当届が出されたことも明らかになる。忠相は事件を詳しく調べ、徳之助が語った「父の仇」という動機が偽りだったことを突き止める。実際には、徳之助が遊興に金を使い、桂香庵と同じ遊女を巡って争った末の逆恨みだった。忠相は徳之助と甚左衛門を厳しく処断する。

一方、信次郎も殺人を知りながら十両を受け取り、黙っていた罪を問われる。しかし、最後には自ら真実を告白したことを忠相が認め、今回は罪を問わないことに。敬一郎は家に伝わる書画などを売って十両を返し、弟の罪を償う。

伊織と忠相は、信次郎を勘当によって武士の身分から解き、浪人として新たな人生を歩ませる道を選んでいた。敬一郎も「生きる立場は変わっても兄弟は兄弟ぞ」と信次郎を励ます。

これで信次郎とおそでは夫婦になることができ、義姉からは武家の妻にふさわしい着物が贈られる。さらに伊織は信次郎のために寺子屋の師匠の仕事を世話する。揺らいだ伊織と信次郎の絆は、忠相の“大岡捌き”によって再び結ばれ、2人は新たな一歩を踏み出すのだった。

■第5話見どころ
今回の大きな見どころは、親しく付き合っていた伊織と信次郎の間に殺人事件をきっかけに疑念が生まれること。信次郎を信じたい気持ちと、医師として正義を貫こうとする思いの間で揺れる伊織の姿が描かれる。

信次郎が突然手にした十両は、桂香庵殺害を目撃した口止め料。しかし、信次郎自身が殺人を犯したわけではない。事件の真相が明らかになるにつれ、信次郎が抱えていた罪悪感も浮かび上がる。信次郎は口止め料を受け取った罪を認め、切腹まで覚悟していた。しかし伊織は忠相とともに兄・敬一郎に働きかけ、信次郎が武士の身分を離れて新しい人生を歩めるよう道をつける。事件を裁くだけではなく、その後の人生まで考える伊織と忠相の優しさが光る。

敬一郎が「生きる立場は変わっても兄弟は兄弟」と信次郎を送り出す場面も印象的。おそでとの結婚、寺子屋の師匠という新たな仕事まで決まり、信次郎は武士ではない新しい人生へ踏み出していく。

第5話は、殺人事件の謎を追うだけでなく、人を信じることの難しさと、家族や友との絆を描いた一話となった。疑いを抱いた伊織と信次郎の関係も、最後には伊織の尽力によって修復される。忠相の裁きと伊織の友情が、信次郎に新たな人生を与える温かな結末となった。

■次回、第6話「恋の彼方(かなた)に」
次回(10月11日)は、大店の娘が誘拐され身代金を払ったにもかかわらず殺された事件を受け、忠相(高橋克典)は市中の警戒を強める。そんな折、同心・駿介(財木琢磨)は世間ずれしていない姫・おすず(山本千尋)と出会う。おすずは家出してきたらしく、かたくなに身元を言わなかったが、駿介は大店・美濃屋の娘だと聞きだす。しかしそれは嘘で、なんと本当の美濃屋の娘・お久は誘拐されていた。さらには誘拐犯の魔手がおすずにも迫っていた。

【放送情報】
「大岡越前9」
2026年9月6日(日)放送開始
NHK BS、NHK BSプレミアム4K
毎週日曜 18:45~19:28
全8回

◇NHK|BS時代劇「大岡越前9」
◇NHK ONE「大岡越前9」