銀河英雄伝説 本伝・第2期全28話
イゼルローン回廊で、帝国と同盟の両軍が偶発的に衝突した。戦いに不慣れな新兵が多いアッテンボロー率いる同盟軍には、ひたすら守勢に回るしかなかった。ところが、却ってそれが帝国軍の「ヤンの作戦ではないか」との疑念を招き、攻勢をためらわせた。この戦場に慄然としながらも新兵としてユリアンは参加していたが…。
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実質的に帝国の支配者となったラインハルトは、内政を固めることに腐心しつつ、人材の登用に心を砕いていた。そんな中、彼は科学技術総監シャフトが提案した策を受け容れ、イゼルローン要塞への出兵を決定する。この時期の出兵に、「双璧」のミッターマイヤーとロイエンタール、ヒルダも釈然としない思いを抱くが…。
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ラインハルトは、ガイエスブルク要塞をワープさせてイゼルローン要塞に対する作戦を実行する任にケンプとミュラーを充てた。これまでの政策を転換し、ラインハルトに同盟を併呑させた後で裏面から帝国を支配しようと考えたフェザーン自治領主ルビンスキーは、補佐官のケッセルリンクにその布石を打つように命じて…。
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同盟では、イゼルローン要塞からヤンを引き離そうとするフェザーンの策略により、査問会に出頭するよう召喚命令が彼へと発せられていた。一方帝国では、ガイエスブルク要塞のワープが成功し、ラインハルトがイゼルローン回廊への進攻を正式に決定する。この作戦に懐疑的なヒルダは、キルヒアイスの喪失の大きさを思い…。
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ハイネセンに到着早々、フレデリカと引き離されてしまったヤンは、軍の施設に軟禁同然に閉じ込められ、法的根拠のない査問会で様々な事柄について詰問されていた。一方、ヤンを救出しようと奔走するフレデリカたちは、現在のハイネセンの政府、軍、マスコミに至るまでがトリューニヒトによって押さえられていると知り…。
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帝国軍がガイエスブルク要塞をワープさせて急接近して来ることが判明したイゼルローン司令部は慄然とする。その頃、ハイネセンではいまだにヤンの査問会が続いていた。そんな中で辞表を叩きつけようと考えていたヤンだったが、帝国軍侵攻の急報を受けて査問会が中止になってしまう。それにより、ヤンは自由の身となり…。
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ガイエスブルク要塞主砲ガイエスハーケンの威力に脅威を感じつつも主砲で応戦する同盟軍。ヤンの不在を敵に悟らせないため、迂闊に動けない同盟軍には焦りの色が見え始めていた。そんな中、イゼルローン要塞外壁の破壊に成功したミュラー艦隊。その際に捕らえた同盟兵がヤンの不在を自白したと聞いたミュラーは…。
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ミュラーはヤン不在の情報は真実であるとの判断を下し、帰還して来るヤンを捕らえようと兵を動かした。しかし、その情報をヤンの策略と断じたケンプに撤収を命じられてしまった。戻ったヤンと、ケンプの作戦を見抜いたユリアンとの間で連携が生まれ、帝国軍は撃退される。形勢挽回を狙う最後の手段としてケンプは…。
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ガイエスブルク要塞が大敗を喫したとの報告を受けて激昂したラインハルトは、ミュラーを処断しようとした。だが、その時にキルヒアイスの幻を見た彼は、ミュラーの罪を不問にする。そのことについてオーベルシュタインから問い質されたヒルダは、ラインハルトに支配者としての冷徹さのみを求める彼へ危機感を抱くが…。
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リップシュタット連合の残党が、フェザーンの手引きで帝国に密入国したとの報告が入った。彼らの目的が皇帝誘拐であることを推察し、フェザーン高等弁務官のボルテックを呼び出すラインハルト。そこで彼は、フェザーンがラインハルトの同盟併呑に協力するのと引き換えに経済上の権益を独占する、という計画を告げるが…。
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