九州全土を揺さぶった暴力抗争の真っ只中、その最前線を突っ走る若き野獣二人。いつしかその二人は、《九州武闘派》と呼ばれるに至る…。『激動の１７５０日』に次いで、これを上回るスケールの本格的ヤクザ映画。長崎県の壱岐島から北九州の都会に出てきた男二人。博多の縄張を狙う後進の戦闘的組織に属し、報復に次ぐ報復で、血みどろの殺戮戦争へとエスカレートしていく…。そうした激烈な対立抗争下、武闘派と呼ばれる若者群像の友情と離反をドラマチックに描く。キャストには、『激動の１７５０日』で初めてヤクザ役に挑み、好演した中井貴一、そしてニューミュージック界のスーパースター・松山千春が映画に初出演。そして、この二人と幼馴染みとして、ピンクレディで一世を風靡し、女優としての活躍が著しい増田恵子。加えて、ハリウッドでの活躍が続く千葉真一が久々に、武闘派ヤクザの壮年組長役で出演する。監督 中島貞夫（1991年 115分）