銀河英雄伝説　本伝・第3期全32話

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宇宙暦799年（新帝国暦1年）。亡き親友のキルヒアイスとの約束を果たし、新銀河帝国の初代皇帝となったラインハルト・フォン・ローエングラム。一方、同盟では、軍を退役したヤン・ウェンリーがフレデリカ・グリーンヒルとささやかな挙式を行っていた。そんな中、ユリアンは地球教の実態を探るべく地球へと旅立ち…。

制作国:日本

制作年:1988年
スタッフ:
原作：田中芳樹／総監督：石黒昇／シリーズ構成：河中志摩夫／キャラクター原案：奥田万つ里／本木久年／コンセプチェアルデザイン：加藤直之（スタジオぬえ）／清積紀文／アニメーションディレクター：清水恵蔵／チーフプロデューサー：田原正利／プロデューサー：菊川幸夫／鈴木洋治／製作：徳間書店／サントリー／らいとすたっふ
キャスト:
ラインハルト・フォン・ローエングラム：堀川亮（現・堀川りょう）／ヤン・ウェンリー：富山敬／ユリアン・ミンツ：佐々木望／ヒルデガルド・フォン・マリーンドルフ：勝生真沙子／ウォルフガング・ミッターマイヤー：森功至／オスカー・フォン・ロイエンタール：若本規夫／フレデリカ・グリーンヒル：榊原良子／カーテローゼ・フォン・クロイツェル：三石琴乃／アレックス・キャゼルヌ：キートン山田／ナレーション：屋良有作

熱核兵器を使用した全面戦争を経験した人類は、地球統一政府を設立して宇宙を目指した。やがて資源の枯渇した地球は植民星から収奪し始めた。その後、続いた植民諸惑星との長い紛争の中で、忘れられた存在となった地球。そこの地球教が単なる宗教以上の隠された目的を持っているのではないかと、考えたユリアンは…。

最初の行幸としてマリーンドルフ伯の甥であるキュンメル男爵邸へと赴いたラインハルト。生まれつき病弱で明日をも知れぬ命のキュンメルは、下級貴族から皇帝の座へと自力で登りつめたラインハルトと比較して、自分の無力さを痛感していた。そこを地球教につけこまれた彼は、ラインハルトの暗殺しようとしていた…。

キュンメル男爵による皇帝暗殺未遂事件は地球教の陰謀であることが判明した。その地球教討伐軍の司令官に任命されたワーレンは、旗艦「火龍」に乗り込んで地球へと出撃した。一方で、同盟軍の捕虜からの情報として、メルカッツが生きているという噂が流れていた。帝国軍幹部たちの間に不穏な空気が漂い始める…。

ラインハルトは、ゴールデンバウム王朝全史調査の中間報告書を読んでいた。帝国始祖ルドルフ以降の歴代皇帝の様々な行跡を記した文書を読みながら、ラインハルトは冷笑しつつも、ローエングラム王朝の未来について思いを馳せるのであった。その一方で、結婚したヤンとフレデリカは、平和な新婚生活を営んでいたが…。

ヤンからの伝言により、メルカッツ艦隊は同盟軍戦艦と宇宙母艦の強奪に成功した。そんな中、レンネンカンプからヤンを逮捕するように勧告されたレベロは、悩んだ末に従う。オーベルシュタインはヤンを帝国に護送させ、出撃してきたメルカッツを討って反帝国分子を根絶やしにするという策をレンネンカンプに提案して…。

同盟軍の襲撃から逃れたシェーンコップとアッテンボローは、フレデリカを始めとする旧ヤン艦隊のメンバーと合流してレベロを急襲、拉致した。そしてレベロを人質にヤン解放を求めて統合作戦本部を脅迫し、同時にその交渉の内容を帝国軍にもリークした。窮地に陥った統合作戦本部長のロックウェルはヤンを抹殺しようと…。

救出されたヤンはレベロと会見し、ある取引を持ちかける。それは、レンネンカンプを人質にとって同盟を離れるかわりに、自分たちと元部下たちの安全を保証させるというものだった。「薔薇の騎士連隊」は凄絶な白兵戦の末、レンネンカンプの拉致に成功。だが、全てを知ったレンネンカンプは絶望のうちに自殺してしまい…。

地球教狂信者に襲われ片腕を失ったワーレン。一方、地球教本部に潜入していたユリアンらは、信者の異様な様子から食事に麻薬が混入されていることを察する。それをきっかけに行動を起こし始めた時、帝国軍も攻撃を開始。ユリアンらはフェザーン商人を装って帝国軍に協力し、教団の秘密資料を手に入れることに成功して…。

ラインハルトのもとには、同盟でのヤンの離脱事件の概要報告ももたらされていた。同盟併呑の口実を手に入れた形となったラインハルトは、内心では事態がこうなることを望んでいたのではないかと自問自答するのだった。そんな中、ラインハルトはフェザーンへの遷都を布告し、エル・ファシルが同盟からの独立を宣言する…。

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