タクティカルロア全13話
海上テロから船舶を護る“haru-nico”警備保障の護衛艦、パスカルメイジ。その艦内システムアップデートのため海上都市に降り立った凪宮漂介は、ある騒ぎに巻き込まれ、パスカルメイジクルーの女性たちに取り囲まれてしまう。さらに、親の離婚で離ればなれになった姉・七波がパスカルメイジの艦長と知って……。
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撃沈された僚艦“おりびえ”の調査に向かったパスカルメイジは、“護衛艦狩り”と呼ばれる正体不明の海賊の攻撃を受ける。分析の結果、不明艦の正体が洋衛軍の実験艦と判ると、レマラ保険担当官は話し合いによる政治的解決を七波に命じる。だが艦とクルーの安全を最優先する七波は、戦闘は回避できないと判断して……。
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パスカルメイジを襲った不明艦の正体は、海賊に奪われた洋衛軍の新鋭艦であった。しかし調査委員会に召還された七波を待っていたのは、先の戦闘をあくまで「事故」として隠蔽する報告だった。同じ頃、パスカルメイジクルーはビーチで羽を伸ばしていた。はしゃぐクルーをよそに、七波の事が心配で気もそぞろな漂介は……。
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2年に1度行われる、環太平洋連合主催の大規模観艦式で、パスカルメイジは要人警護の任務を受ける。艦上には製品モニタリングの為に舞い戻った漂介の姿もあった。一方、海上都市を脱出したテロリスト姉妹フルードとフロートは、組織のバックアップを受けて戦闘装備を整えた。姉妹は“護衛艦”を狙い、活動を再開する。
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“カラムアレイ”――悪名高い渋滞海域。東ルースの副大統領エーラを観艦式会場に送り届ける任務を受けたパスカルメイジは、進路をカラムアレイ海峡に向ける。その夜、“相似形の悪夢”と恐れられるフルードとフロートの作戦が始まる。艦船が密集する海域での突如のミサイル攻撃で、僚艦コールマンは炎に包まれて……。
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グランドロアで破壊された海上プラント跡へと逃げ込んだパスカルメイジは、哨戒機カモメを先行させて警戒にあたる。パイロットは飛行科の翼たち。しかし暗礁域と化した海域で、レーダーに映らぬ敵を見つける事は至難の業であった。地道に哨戒活動を行うカモメをあざ笑うかの様に、フルード姉妹による次なる攻撃が始まる。
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南波島への帰途に就いたパスカルメイジ。と、その時艦内の全システムに異常が発生した。それは外部からのネットワークテロだった。美晴は、ただちにネットワークからCICを独立させる必要があると判断する。しかし、外部からの強制リンクを切断するのが先と考えた真夏・真秋の2人と意見が対立してしまう。
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南国・タアロア島で休暇を過ごすクルーたち。翼は漂介を散歩へと誘い出す。ぎこちなくデートする2人をこっそりのぞき見て大はしゃぎな真夏たち。3日後には、テラの祭りが行われる。赤い夕陽にかかる紫色の光の輪を、好きな相手と見ると永遠に結ばれるという言い伝え。淡い想いを確信へと変えた翼は、祭りに漂介を誘う。
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東アジアの制海権を巡り、洋衛軍と民間警備会社の合同による治安出動が行われる。ランスイール諸島における海賊退治。環太平洋連合による、絶対的な権力の確立を目的とする大規模作戦であった。パスカルメイジも後方支援艦隊に参加することになるが、その作戦海域には恐るべき罠が待ち構えていた――。
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海賊ギルドと怪潜水艦“メトセラ”による奇襲を受けた洋衛軍は、先行する艦隊と旗艦を失って撤退を余儀なくされた。艦隊機能が失われてゆく中、パスカルメイジは単艦で対潜哨戒活動を命じられる。不慣れな対潜水艦戦闘に備えて、あわただしくなる艦内。だが漂介との事が頭から離れず、七波は必要以上に苛立ってしまう。
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