雪の女王~the snow queen~全17話
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屋台で働く母親に育てられた心優しい少年ハン・テウン。一見平凡ながら秀でた数学の才能に恵まれた彼は、入学した韓国科学高校で、IQ180の天才少年キム・ジョンギュに一方的にライバル視されることに。そんなテウンは、ある日、図書館である一冊の本を売ってほしいと大声で騒いでいる、お金持ちで生意気そうな少女、ボラと出会う。絶版になったというその本のタイトルは「雪の女王」。その後、ある事件をきっかけにテウンとジョンギュは打ち解け、心通わせるようになる。数学オリンピアードの代表にも選ばれることになった二人は、ともに励ましあい、時に将来を語りあいながら、親友として絆を深めていくのだったが・・・
(C)Yoon’s Color
時は2006年、ハン・テウンは本名を捨て、ハン・ドックと名乗りボクシングジムに通っている。友人のチュンシクの見舞いに訪れたドックは、病院でボラという女性が自殺すると暴れている場面に出くわす。自殺したいなら頚動脈を切れ、というドッグの言葉にボラは冷静さを取り戻す。その後、ボラは、父親に強引に行かされた見合いの場でゴヌと出会い、チュンシクは退院し、デパートの靴屋で販売員として働いていたが、客として来ていたボラを怒らせたためクビにされてしまう・・・彼女はそのデパートの会長令嬢だったのだ。その一件に怒ったドックは直訴に向かうが、お嬢様のわがままに巻き込まれるはめに。美人で気高くもどこか危うげで寂しそうなボラ。そんな彼女をドックは次第に放っておけなくなっていく・・・
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ボラは兄の墓前で身を投げようとしていたことろをドックに助けられる。ボラを探しに墓地にやってきたキム会長は娘を想う気持ちを伝える。翌朝、久しぶりに父と向き合ったボラは、死のうとしたことを心から詫び、そしてお礼の品を持ってドックのいるボクシングジムへ向かう。初めて見るボラの存在に、ドックに恋心をよせるジム館長の娘スンリは動揺を隠せない。闘争心に火のついた彼女はボラに宣戦布告。居酒屋にボラを誘い出し、ドックを賭けて飲み比べを始めてしまう。ドックには興味がない、と言いつつも受けて立つボラ。女の戦いは、ドックの優しさを誤解に変えてこじれていく。そんなある日、ドックは信号待ちの視線の先に、行方知れずだった母の姿を見つけるのだった・・・
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8年もの間、探し続けた母と再会したドックは、借金に苦しみ、すさんだ現状を知る。母を助けるために、会長に3千万ウォンを借りたドックは、お金と引き換えにボラの運転手として働きはじめる。そんなドックに対し、見下した態度で接するボラだったが、一緒に過ごす時間が多くなるにつれ、嫌味な自分の態度を悔い改め、学校にも真面目に通うようになるのだった。ときおり英語や数学、さらには医者並みの医学知識を垣間見せるドック。彼をただのボクサーだと思っていたボラは戸惑う。あなたはいったい何者なの‥?一方の会長も、崩してしまった碁盤の石を正確に並べなおすドックの姿を見て、彼の隠れた才能に気づき始める・・・
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ボラはドックと一緒に訪れた図書館で、彼が初恋の人そのひとであることに密かに気づく。動揺を隠せず、ぎくしゃくした態度をとってしまうボラ。そんな折、ドックの目の前で彼女は突然倒れこむ。運び込んだ病院で、ドックは彼女の病名を初めて知ることに。意識を取り戻したボラは、勝手に点滴を抜き、検査を拒否して帰ろうとするが、医師ゴヌにわがままな生き方だと怒られてしまう。そんな彼に、病気に対する恐怖心を素直に語りだすボラ。その後、自分が「雪の女王」を探していた少女だったことを伝える決心をした彼女は、ドックを遊園地に誘い出す。あの日と同じ場所、雨。しかし、約束の時間に彼女の前に現れたのは・・・
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ボラは自分のことを理解し、守ろうと努力してくれるゴヌと付き合い始める。会長にも気に入られ順調に見える二人。一方のドックの元には、母親が訪ねてくる。これからは自分のやりたいことをやれという言葉に勇気付けられるドック。会長からの、大学へ行く気があるなら助けようという申し出は断ったものの、ボラの大学の一風変わった教授に、日曜日だけ数学の手ほどきを受けるチャンスを得る。少しずつ自分の人生に前向きになり始めるドック。いつしか彼は、運転手として日々接するボラの存在に魅かれていることを自覚していく。そんな矢先、ボラは転倒して大怪我をしてしまい、麻酔なしの手術をしなければならなくなる・・・
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試験前ということもあり、ボラは真面目に学校に通っている。素直で優しい一面を見せるようになった娘に会長は驚くばかり。一方のドックもひょんなことから数学の才能を教授に認められることに。ゴヌはボラの口からテウンが初恋の人であると言って欲しい。しかし、ボラから何も言ってこないため特に意識しまいとするが仲のよいテウンとボラの姿に不安になる・・・一方テウンは、子供だと思っていたボラに特別な感情が芽生える。ある日の図書館、居眠りをするボラを見つめながら、ドックは思わず彼女の頬に触れてしまう。自分の衝動に戸惑うドック。急にボラが目覚めたことに慌てて、感情を振り切るかのように図書館を飛び出すのだった。「数学でも人でも好きなことは誰にも止められない。」教授の言葉がドックの胸に響く。その夜、ボラは今年初めて見る雪にはしゃいでいた。目をつぶり、願い事を祈る無邪気なボラ。その姿のあまりの愛しさに、思わずドックはキスしてしまうのだった・・・
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偶然再会した母親に暴言を吐き、自らの心も傷つけてしまったボラ。落ち込む彼女は、ドックに海辺の兄の墓へ連れて行ってくれるように頼む。夜行バスに揺られる二人。ドックはボラが寝ている間にゴヌからとわかっていながら携帯電話の電源を切ってしまう。自分ではなくドックを頼ったことで傷ついたゴヌと、本当の自分の気持ちが分からなくなってきたボラの関係はすれ違いはじめる。数日後、ボラはドックから「雪の女王」の絵本をプレゼントされる。8年越しの贈り物に添えられた、ドックからの手紙を読みながら、涙が止まらなくなるボラ。そして、ゴヌからも、もう一度最初から出会ったと思って付き合ってほしいと伝えられ・・・
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ボラの死んだ兄がジョンギュであることを知ってしまったドックは、その夜、ボラを一度だけ抱きしめてから何も言わずに立ち去る。そんな態度を不可解に思った彼女が、翌日ジムを訪れてみると、ドックは高熱を出して倒れていた。無我夢中で看病するボラ。目を覚ましたドックから、友達を自分のせいで亡くしたという、つらい過去を聞く。その友達が、自分の兄であったことなど知るよしもないボラは、ドックにただ同情するのだった。ボラを苦しめたくない一心で、なんとか自分の正体がばれないように祈るドックは、その後、運転手をやめ、彼女から身を引く決心をする。急に冷たくなったドックに戸惑うボラ。ついに彼女は自分の想いを口にし始めるのだった・・・
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ボラから好きだと告白されたドックだったが、彼女を苦しめてしまうことを怖れ、その気持ちを受け入れることができない。もうジムには来るなと冷たい態度で追い返してしまう。そんな自分の気持ちに整理をつけるため、ドックはひとり旅に出る。向かった先はジョンギュの墓。亡き親友に、ボラに対する自分の態度を許してくれと、涙を流しながら請うのだった。 旅から戻ったドックは、ボクシングの新人王戦に出場することになり、ジムで練習に打ち込む毎日。ドックの本心を知りたいボラは、プライドを捨てて何度も訪れるのだが、そのたびにつらく当たられてしまう。今まで優しくしていたのは、お前が可哀想だったからだと、ドックは嘘ぶくのだった・・・
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