悲しき恋歌全20話
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米兵の胸に抱かれ媚を売る母を見ながら、いっそのこと孤児だったら良かったという思いを抱き、不幸な毎日を送るジュニョン。学校にも勉強にも身が入らず、ケンカばかりしながら独りだけの世界に閉じこもっている。ファジョンはそんなジュニョンを捕まえるため、周りの大人たちを真似て誘惑しようとするが、閉ざされたジュニョンの心を開くことはできない。ある日、夜のステージに立つ歌手のミスクがヘインと共に引っ越してくる。ジュニョンは角膜を傷つけ失明した少女ヘインに出会い、初めて胸のときめきを感じる｡ヘインに近づき、少しずつ笑顔が増えてくるジュニョン。
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思春期に入った二人は、相変わらず友情と愛を共有する。ヘインのために点字を習い、教科書とノートの筆記を手伝ってあげるジュニョン。クリスマスが近づき、ヘインにプレゼントする曲を作曲しようと、ジュニョンは忙しく過ごす。しかしクリスマスの前日、ヘインの叔母ミスクはヒャンジャ(ジュニョンの母)のお金を盗み、ヘインを連れて夜逃げする。ヘインを失ったジュニョンは深い喪失感に浸り彷徨い続け、ヒャンジャはそんなジュニョンをソウルにいる実父チェ・ジョンイルに預け、捨てるようにして帰ってくる。慣れない父の家を飛び出したジュニョンだったが、自分に会いたがっていたジョンイルの本当の気持ちを知ってからは、そこで暮らすことに。チェ・ジュンギュという名前で新しい生活をスタートさせることになったジュニョン。転入した高校で、運命の友ゴヌとの初対面を果たす。
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ドンドンと響く音楽も、騒々しいネオンサインもないジョンイルの家、自分にそれとなく敵意を見せる父の同居相手の女の冷たい目線に耐えられぬジュニョンは、東豆川に置いてきた古いギターを取りに行くという言い訳をして、故郷を訪ねる。ファジョンにヘインの消息を尋ねるが、何の連絡もなかったという言葉だけを聞いて帰路に着いたジュニョン。続いて母を訪ねたジュニョンだったが、米兵の胸に抱かれていたヒャンジャは冷たくジュニョンに対応し、そんなヒャンジャの姿を見て侮蔑感と背信感を感じた彼は、もう二度と母さんに会いに来ないと言って立ち去る。ジュニョンが去った後、ヒャンジャは強い酒をあおり、涙をのむ。
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感激の再開を果たしたジュニョンとヘインは、この手を絶対に離さないと誓い合う。ジュニョンはゴヌに別荘を貸してくれと電話をする。叔母に連絡をしなくても大丈夫なのかと言うジュニョンに、ヘインは叔母は旅行に行ったと言いつくろう。ゴヌの別荘で、ヘインはジュニョンが作曲したギターの曲を聴き感動する。
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ジュンギュ(ジュニョン)は大学生になってヘインに会いに行くという約束を守るため、ギターの天才チャンホから本格的なギター手法を学び、血のにじむような努力を重ねる。一方のヘインは、徐々に本性を現し始めたウィリーのせいで辛い日々を送るが、ジュンギュには幸せに過ごしているという手紙を送り、ジュンギュが来てくれるのだけを心待ちにする。月日は流れ…入試を受けに入ったジュンギュは思いがけず悲報を知らされ、ヘインはアメリカに留学に来たゴヌと運命的に出逢うのだが…
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ジュンギュはヘインからの手紙が来なくなると、ヘインを訪ねてアメリカに行くための方法を探し、プリンストン大学で女学生の人気を集め有名人となったゴヌは、ヘインから生まれて初めて運命的な愛の導きを感じる。一方、ファジョンはヘインがいなくなってできた空席を占めるため、ジュンギュのそばを離れず妨害工作を始める。辛い日々を送っていたヘインは、ゴヌの助けを借りてニューヨークの有名なジャズクラブで歌手として初舞台に立つことになるのだが…
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ヘインはゴヌの助けでジャズクラブの歌手となる。ゴヌは障害があるのにもかかわらず明るく気丈なヘインに惹かれるが、ヘインはお金を集めてジュニョンに会いに韓国に帰る日だけを心待ちにする。ゴヌは、ヘインが自分の誕生日パーティーに他の男のパートナーとして現れると誤解をし、ヘインの自尊心を傷つける。一方、ヘインの手紙を待っていたジュンギュは、命綱のように大事にしていたヘインのネックレスを失くし、不安になる。しかし、ヘインに会ったというチャーリーの手紙を受け取り再び希望を取り戻したジュニョンは、ヘインがいるニューヨークに発つことになるのだが…
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ジュニョンが死んだという手紙を受け取ったヘインは絶望に打ちひしがれて道を彷徨い、交通事故に遭ってしまう。事故現場を目撃するゴヌ。一方、ニューヨークに到着したジュンギュはチャーリーに会い、ヘインのクラブと家を訪ねるが、ヘインに会うことが出来ない。ゴヌはこん睡状態に陥ったヘインを看護し、ジュンギュは突然消えたヘインを捜してニューヨークをさまよい歩く。チャーリーのせいで危機に瀕したジュンギュはニューヨークを去る前にごゴヌに会いに病院を訪れるのだが…
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ゴヌは自殺しようとしたヘインを助け、韓国に帰ってきたジュンギュは再びヘインを訪ねてアメリカに行こうとするが、令状を受け取る。ヘインは絶望に沈んだまま無意味な毎日を送り、ヘインが目の手術さえ受ければ見えるようになるという事実を知ったゴヌは、匿名の篤志家となって手術を援助する。目を開いたヘインは再びステージに立ち… 一方、軍隊を除隊したジュンギュは危険な発破場で働きながらヘインを訪ねる日だけを待つが、ゴヌの婚約者となって帰ってきたヘインに会うことになる。
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ゴヌの婚約者となって帰ってきたヘインを見たジュンギュは、ショックと裏切られた気持ちで何も言うことをできない。ジュンギュはヘインの指にはめられた華麗な婚約指輪を見て、信じられない現実に苦しむ。ジュンギュの音声を聞いたヘインは、我知らずゴヌの前でジュニョンの名前を呼ぶ。その瞬間、奇妙な感じを覚えたジュンギュは、どうして自分がソ・ジュニョンだと言い出せなかったのだろうと後悔し、ヘインもジュニョンの名を呼んでしまったことを申し訳なく思いつつ、ソウルへ向かう。こうしてヘインを見送ったジュンギュは、遠ざかる車を見つめていたが、ヘインを捉まえるため彼女のホテルに急ぐのだが…
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