「そうだ、あんな料理人がいたらいいのに!!」客としてレストランを訪れたことは星の数ほどあるけれど、一度でもそのレストランの心臓部である‘厨房’を覗いてみたことがあるだろうか?　客であるあなたが、まさにできたてのおいしい一皿で天国のような平和を感じるほど、一流の厨房ではその瞬間、地獄のような戦争が繰り広げられていることを想像してみたことはあるだろうか。ホールと厨房という壁一枚を挟んで戦争と平和が共存するその場所で、出身もコネも三流、未熟な初心と情熱は1級レシピよりも独創的で感動的ですらある。最高級の食材ではなくても、厨房のしきたりやルールを破っても、料理で客を幸せにするとはどういうことか理解している料理人!　それが料理人、厨房補助ソ・ユギョンである。 厨房には女も、愛も必要ない?!　厨房は“料理”と同じ位に“愛”を育む場所でもある!!「俺の厨房に女はいらない!」と炎のような信念を持った男の中の男がシェフとしてやってくる。女だから嫌い?!　厨房に女料理人はいらない?!!! 10人中9人が男、ユギョンだけが紅一点として残る。イタリア男のようにハンサムで筋肉質のセクシーな男料理人たちだけで熱気に包まれる厨房。 ユギョンは再び三年前のナンバー10に降格し、ナンバー1(シェフ)の脅迫と懐柔が休む間もなく続く中、‘料理人(Cook)’としての自分の存在もアピールしつつ、‘女(she)’という存在もあきらめきれない。シェフには女に対する愛も、女料理人に対する義理も全くない。厨房は‘料理’と同じ位に‘愛’を育む場所でもある。この二つは必ず切り離さなくてはならない男と、この二つが一緒ならもっとおいしいパスタを作り出す女。130度の熱いフライパンに男とパスタ、愛を加えて振る女料理人の波瀾万丈、熱いサクセスストーリーがテーブルの上に繰り広げられる。