プレミアム8 世界一番紀行全4話
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沿岸急行船がノルウェー沿岸を北極圏へと北上するルートは世界最北の定期航路です。船は途中３３か所の停泊地に立ち寄りながら、７日間かけて２５００キロの航程を進みます。フィヨルドやオーロラが次々と姿を見せるこの航路は「世界で最も美しい航路」と言われ、冬の間、雪に閉ざされるノルウェーの人々の生活の足でもあります。女優・鶴田真由さんがこの船に乗り、北極圏の美しくも厳しい自然の中で暮らす人々の姿を見つめます。
(C)NHK
長生きをする秘けつは何でしょうか。長寿の基準はさまざまですが、１００歳以上の高齢者の割合に注目してみました。１００歳以上のお年寄りの割合が世界で一番高いといわれる中国広西チワン族自治区・巴馬では、村の人々の食事は野菜が中心で、高齢者も田畑に通い足腰が丈夫です。また、ここでは３世代、４世代の同居が普通で、この“家族力”が長生きにつながっているという説も。俳優の吉本多香美さんが“長寿の里”を旅します。
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ロシア・シベリア地方の村、オイミャコンは、定住地における世界最低気温の記録をもつ「世界で一番寒い村」です。冬の平均気温は氷点下５０度。生きた魚は数分で凍りついてしまいます。しかし、そこに暮らす人々は、この極寒の地を「暮らしやすい」と言います。なぜなら、静寂で空気が澄んでいるからです。俳優の大高洋夫さんが村を訪ね、究極の寒さの中で暮らす人々の知恵と工夫を紹介します。
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インドのコルカタは、１平方ｋｍあたり２万４７００人以上が暮らす「世界で一番人がひしめきあう街」です。人、車、牛、バス、人力車でごった返す街は猛烈なけん騒。路地では電球を手作りする職人、ボールペンや使い捨てライターを再生する店、家が狭くて物を置けない人のためのロッカー屋など、生活していくためには“何でもあり”です。詩人の小池昌代さんが街に飛び込み、人々の生きる活力やけん騒と混とんを見つめます。
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人はなぜ過酷な環境で生きようとするのでしょうか？ボリビアの都市・エルアルトは標高４１５０ｍ。都市としての基盤を持つ街の中では、世界で一番高い街。森林限界を越えているために緑は乏しく、昼夜の気温差は３０℃近く、気圧が低いために沸点は８９℃しかありません。それなのになぜ、こんな高い場所に人口８０万の大都市が誕生したのでしょうか？俳優・大高洋夫さんがエルアルトを訪れ、そこに暮らす人々の夢を見つめます。
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東西２．２ｋｍ、南北１．２ｋｍの旧市街に、路地の数が１３０００、袋小路は１０００あまり。一度足を踏み入れたら、必ず道に迷うといわれる迷路の街、モロッコのフェズ。けれども、一見、混とんとしているこの街にも、“安心の生活”と“暮らしのルール”があります。フェズが誕生したのは、９世紀のころ。千年の歴史を持つ都には、どのようなルールが隠されているのでしょうか？女優・夏木マリさんがこの街の真相に迫ります。
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チリの北部に広がるアタカマ砂漠の日中の気温は５０℃。しゃく熱の太陽が照りつけ、“世界で一番乾いた大地”といわれています。その砂漠のほぼ中央にあるキリャグアという村では、１９７２年から２００９年までの３７年間で、雨が降ったのはわずか６回。世界で最も雨が降らない場所です。写真家・桃井和馬さんが、この乾いた大地を訪れ、辺境の地で生きる人々の命の営みを見つめます。
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太平洋のほぼ真ん中、赤道近くにあるクリスマス島（キリバス共和国）はサンゴ礁だけでできた世界最大の島。ここでは、さまざまな種類の魚や数十万羽の渡り鳥が暮らし、人々は自然と共に生活しています。いっぽうで、この島は、かつてイギリスやアメリカの核実験場だった歴史もあります。世界を旅する写真家・石川直樹さんが、ある漁師一家の生活に触れるとともに、島の自然や歴史、旅で出会った風景などを写真に刻んでいきます。
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