一方通行の恋、笛が呼んだのは…「幻の王女チャミョンゴ」第36話のあらすじと見どころ-LaLa TV

2011年03月06日02時02分ドラマ
(C)SBS ホドン王子

大武神王が自鳴鼓の妖術を暴こうと仕掛けた作戦はみごとに自鳴鼓にしてやられ、ウナル大将軍の隊は、ウナル以外は全滅してしまった。ほうほうの体で高句麗に逃げ帰ったウナル大将軍は帰国して自鳴鼓の恐怖を語るのだった。

第36話のあらすじと見どころ
楽浪では、自鳴鼓の勝利を祝って祝杯が挙げられていた。ここでラヒが自鳴鼓の分身でもあるチャミョンに感謝の意を表す。なんとも珍しい。ワン・ホルもまた自鳴鼓の素晴らしさを賞賛する。

その頃、明日帰国する大武神王は最後の別れにホドンを自室に呼び寄せていた。もちろん、秘密の作戦の経過を聞くためではあったが、どうもこの父は優しい言葉がかけられないようだ。本当はホドンが恋しくてたまらないのだろう。ホドンが楽浪の人間になってしまうのではないかと心配でたまらないのだろう。ところが口をついて出る言葉は嫌味の数々…。ホドンも楽浪で大切にされればされるほど、父である大武神王が恋しい。ホドンの必死のいい訳を聞く王の目にキラリと光るものが見えるのでお見逃しなく。
今回の作戦で、一番の邪魔者“自鳴鼓”について語る二人。さすが王朝史上唯一、神王を名乗るだけのことはある。王は自鳴鼓を神器ではなく、牛革で作ったただの巨大太鼓と見破り、その仕掛けをホドンに見つけだすよう命じていた。ちょうどそのときにラヒが別れの挨拶に現れた。果たしてラヒの耳にこの話は聞こえたのだろうか。

ところでいつも冷たい目の王が楽浪の地でもう一度人間らしい感情を目に見せるシーンがある。それは別れの挨拶のとき。妹のヨランから預かった結婚祝いの品をモ・ハソ王妃に渡すときだ。慎ましやかな女性好みの王は、わが妻メソルスと比較したのか、ハソ王妃に優しい目を向けている。きっとホドンの母はこういうタイプだったのだろう。

話を戻して…。大武神王がホドンに期待しているのが分かるシーンがこの後登場する。メソルスの父、ピュリナ族に兵力の応援を依頼するとき、ヘエウを後継者にするという交換条件を出してくる。これに対して王は絶対に首を縦に振らない。後継者はホドンと決めている証拠だ。もちろん王とてヘエウのかわいさには今ではすっかり参っているようで、ヘエウの前では好々爺だ。ヘエウを演じたのはオ・ウンチャンという2004年生まれの子役。「大王世宗」では幼い世子(文宗)を演じた子役だ。現代劇でも活躍しており、「IRIS」でイ・ビョンホンの子供時代を演じた。

さて、ウナル大将軍が自鳴鼓の恐怖を語っていたが、ドラマを見ていた視聴者はこのカラクリが分かっただろうか。ヒントは、鳥、秘密部隊!チャミョンがウナルだけ生かしておいたのには理由があった。ウナルの口を借りて自鳴鼓の凄さを知らしめるためだった。狙いはみごと当たり、大武神王でさえ自鳴鼓を畏れた。

その頃楽浪では、ホドンとラヒの結婚式が行われようとしていた。満面の笑みのラヒに比べ、ホドンもチャミョンも苦しんでいた。慰めに聖堂にやってきた母の胸を借りてチャミョンは声を上げて泣いた。ホドンもまた聖堂を見つめ心の中で泣いていた。チャミョンと過ごした楽しかった頃のことを思い出して…。

このドラマは本当に衣装が素晴らしいが、婚礼の衣装がまたさらに美しい。現在でも、そのままウェディングドレスとして使えそうな純白のドレスに身を包んだラヒは輝くばかりの美しさ。しかし、そのラヒさえかすむほど美しかったのは、なんとホドン王子!演じたチョン・ギョンホは、もちろん現代劇でもイケメンだが、日本の若様みたいな劇中のいでたちが実に似合っている。これほどきれいに歴史ドラマの中にぴたりと収まる俳優も珍しい。

この美しい新郎新婦の婚礼の儀を取り仕切るのは、なんとチャミョン。愛する女性の前で別の女性と結婚する男。ホドンとチャミョン、どちらがつらいだろう。そして苦しむチャミョンを遠くで見つめるワン・ホル大将軍もつらい。もう一人苦しんでいる人物がいた。新婦の養母モ・ハソ王妃だ。王妃からラヒに声をかけたとき、ラヒはにこりともせず、実母のジャシルを見て微笑んだのだ。

ホドンとチャミョン、別の人生を歩き始めた2人は、皮肉にも同じ思い出に浸っていた。2人で挙げた仮の結婚式の日のことだ。

いよいよ初夜を迎えるラヒとホドン。今も2人の思いは一方通行の恋。ホドンはチャミョンを愛している、今も。ラヒは改めてチャミョンのどこが好きだったかを聞く。これに対してホドンが実にうまく答えているのでお聞き逃しのない様に。

このとき、聖堂ではもうひとつの悲しい一方通行の恋があった。ワン・ホル大将軍が一世一代のプロポーズに現れたのだ。まるで英国紳士のような求婚にチャミョンはどう答えるのか?これまでチャミョンとホドンのラブラインにハマっていた筆者だったが、今回のホルにもキュン死寸前!歴史ドラマでこんなにも切ないラブラインはかつてお目にかかったことがない。こちらも決してお見逃しなく!

そのころ大武神王は、自鳴鼓対策を考えていたが、万策尽きてついに自鳴鼓自体を壊そうと考えた。もちろん実行者はホドンだ。ホドンの元に手紙をつけた鷹を放った。国中が喜びに酔いしれる婚礼の日なら実行できると踏んだのだ。
ところがその鷹をイルプムが見つけ、チャミョンに知らせた。さあ、視聴者ならどうする?チャミョンはラヒに池に捨てられた鷹を呼ぶ笛をイルプムに探してもらって、吹いたのだ。これまでホドンを呼んだその笛で鷹を呼んだ。しかし笛の音はホドンにも聞こえてしまった。果たしてチャミョンの元に来たのは鷹か、ホドンか…。

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