チャンと阿佐太子の三国統一の夢!木羅須、百済へ…「薯童謠-ソドンヨ」第16~20話あらすじと見どころ

2011年09月14日14時44分ドラマ

ソンファ(善花)姫に半ば押し切られるように駆け落ちしたチャンだったが、苦労しながらも健気に平民として生きようとするソンファ姫の姿に心動かされ、共に暮らしていこうと決心した直後、新羅兵に囲まれ、ソンファが身を呈してチャンを逃がした。国境を越えチャンは、百済のプヨソンの陣営に入り、新羅により陥落したのろし台に火を付けることを命じられる。

みごとのろし台に火をつけたチャンは、囚人らの中で英雄になる。ところが、プヨソンは、任務を遂行したチャンに、今度は新羅の陣地に攻め入るよう命令する。約束を守らずあらたな命を下そうとするプヨソンのあまりの横暴ぶりに、チャンは抗議し、あやうく打ち首になる。そこに、兵を率いた阿佐太子がやってくる。人間味あふれる阿佐の君子たる姿に感動したチャンは、阿佐太子の側近として共に三国統一の夢を抱く。
一方、新羅では、かたくなに心を閉ざすソンファにドハム(サッテキル)がプロポーズし、彼は再び密偵サテッキルとして天の峠学舎へもぐりこむ。阿佐から依頼された明光鎧を開発したサテッキルは、ついに博士昇格が決定する。(第16話)

阿佐の勝利に大いに貢献したチャンは、モンナス(木羅須)を百済へ呼び戻すよう王に直訴する。しかし、プヨソンに邪魔されてしまう。
そのころ新羅では、ソンファ姫が百済との戦争で奪われた土地を取り戻すべく、真平王と策を講じていた。
勝利の喜びもつかの間、新羅から威徳王に先代王の鉢巻が届き、20年前にプヨソンが持ち帰った先代王の首が偽物だったことが判明する。新羅のソンファ姫が本物と土地の交換を提案する。窮地に追い込まれた百済では、プヨソンが王に叱責される。チャンは、遺骨の真偽を確認する方法を必死に探す。その技術を開発したチャンは、交換のために来たソンファ姫の隣の幕舎で真偽判明を担当する。
一方、天の峠学舎では、サテッキルの博士任命式が始まり、今まさに新羅軍が天の峠学舎の殺りくを行おうとしていた。(第17話)

天の峠学舎の民は、危機一髪のところを、王の許可を得てモンナスらを迎えに来たチャンに救われる。しかしその混乱でサテッキルが負傷してしまい、チャンは彼を背負って祖国・百済へ逃げ延びた。チャンは、混乱で負傷したサテッキルを懸命に介抱し、目覚めたサテッキルは、百済に連れて来られたことにがく然とする。モンナス一行は、十数年ぶりに宮殿の太学舎に復帰を果たす。だが、プヨソンの腹違いの妹ウヨンが首長を務める太学舎では、彼らは正当な評価を得られない。
一方新羅宮では、ソンファが、ドハムではなく百済人に思いを寄せていたことを父に告白し、逆鱗に触れ、独房に閉じ込められてしまう。(第18話)

阿佐は、不当な扱いを受けるモンナスらを見かねて、チャンに太学舎の人事を託す。チャンは、公正な人事を行おうと孤軍奮闘。ウヨンは、天の峠学舎出身者に入学再試験を課す。チャンは不正評価を防ぐため、なんとか公開試験に持ち込み、試験の結果、既存の太学舎らの不正が暴かれる。一行は無事試験に合格し、良質の紙の開発を始める。
サテッキルは、天の峠学舎襲撃の際、ソンファの裏切りがあったことを知って大ショックを受ける。また、新羅宮内で、ソンファが百済人と駆け落ちした事件の噂が広がり、真平王は善花姫の身の振り方に悩むのだった。(第19話)

良質の紙の開発に成功したチャンは、その功を太学舎の技工士ウルニョとドルスエに譲る。こうしたチャンの清廉な姿勢が、次第に太学舎の皆からの信任を受けるようになる。
ウルニョとドルスエは、これまでの太学舎の腐敗体制を暴露し、ウヨンは首長を退任に追い込まれる。モンナスの計らいで天の峠学舎出身者はそれぞれ里帰りすることに。母と暮らした生家で郷愁に浸るチャン。幼なじみから、何者かがソドンを捜していることを耳にする。父に会えるかもしれない、と淡い期待を抱き、チャンはその者の屋敷へ向かう。
一方、新羅では、サテッキルがソンファの駆け落ちを報告しなかった一件で、父サフムが王に責められ、家門滅亡の危機が迫っていた。そこでサフムは、ドハム(サテッキル)が死んだとの噂を立て、すべての責任をソンファ姫にかぶらせようとする。(第20話)

百済では、阿佐太子が三国統一の夢を見ていたが、同じころ、新羅でも三国統一の夢を見ることになる。この夢を新羅側から描いたドラマが「善徳女王」だ。善徳(トンマン)は、ソンファ姫の双子の姉の一人。善徳は、半島で初めて女帝となった姫だが、このドラマに出てくるソンファ姫も、善徳に負けないアグレッシブな女性だということが、このあたりのエピソードから分かる。

ナビコンではドラマをもっと楽しんでもらうために、【「ソドンヨ-薯童謠」を2倍楽しむ】コーナーで、あらすじや見どころ、ドラマに役立つ年表などを使って詳しく紹介するのでお楽しみに。

■作品紹介
・放送:SBS
・話数:全55話
・監督:イ・ビョンフン 脚本:キム・ヨンヒョン
・出演:チョ・ヒョンジェ、イ・ボヨン、リュ・ジン、チョン・ソンギョン、イ・チャンフン

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