菅田将暉主演「コントが始まる」韓国リメイク「熱いさよなら」カン・フンら芸人トリオの10年前と現在を公開
菅田将暉、神木隆之介、仲野太賀が共演した2021年の日本テレビ系ドラマ「コントが始まる」の韓国リメイク版として注目されるtvN新水木ドラマ「熱いさよなら」が、11月11日(水)22時50分より放送される。カン・フン、チョ・ヒョンチョル、キム・ジョンジンが演じるお笑いトリオ「アスラ」の高校時代と、無名生活10年目を迎えた現在の姿を収めたスチール写真が公開された。夢と現実の狭間で揺れる3人の友情、そして主演俳優たちが語った作品への思いを紹介する。
■日本の名作「コントが始まる」が韓国でリメイク!
「熱いさよなら」は、夢を追い続けてきた売れないお笑い芸人3人組が、正体不明の謎めいた女性と出会い、それぞれの新しい明日を見つけていく青春成長ドラマ。挫折を経験した若者たちが、諦めるのではなく次の一歩を選んでいく姿を、ユーモアと温かな感動を交えて描く。
原作となる日本版「コントが始まる」は、2021年に日本テレビ系で放送された青春群像劇。菅田将暉、神木隆之介、仲野太賀が売れないお笑いトリオ「マクベス」を演じ、有村架純、古川琴音らも出演した。脚本は「俺の話は長い」などで知られる金子茂樹が担当。夢を追い続けるべきか、それとも諦めるべきか。30歳を目前に人生の岐路に立たされた若者たちの葛藤と友情が、多くの視聴者の共感を呼んだ。
韓国版では、お笑いトリオの名前を「アスラ」に変え、カン・フン、チョ・ヒョンチョル、キム・ジョンジンが3人の主人公を演じる。日本版で丁寧に描かれた、夢を追うことの苦しさと仲間の存在の大きさが、韓国ならではの感性でどのように生まれ変わるのか注目したい。
■10年前の高校時代と無名生活10年目、変わらない友情
10月23日に公開されたスチール写真には、まだ何者でもなかった高校時代の3人と、10年経っても夢を掴めずにいる現在の姿が対照的に収められている。
高校時代のカン・テグ(カン・フン)とキム・ナミル(チョ・ヒョンチョル)は、それぞれ生まれながらのお笑い芸人と生粋のひょうきん者。人を笑わせることなら誰にも負けないとばかりに、互いにライバル心を燃やしていた。一方、ハン・ジュンソ(キム・ジョンジン)は生徒代表を務める真面目な優等生。タイプの異なる3人が、やがて同じ夢を追い始めることになる。
しかし、10年後の現実は決して甘くなかった。かつてお笑い界の有望株と期待された「アスラ」は、いまだ無名のまま。テグは電話を片手に不安げな表情を浮かべ、ナミルは駐車場の案内係として働いている。ジュンソも高校時代の恩師チョン・マンシク(イ・ソファン)が営む串焼き店で働きながら、夢を諦めずにいる。
何一つ思いどおりにならない現実。それでも3人が夢を追い続けられたのは、互いの存在があったからだ。笑い合い、ときにはぶつかり合いながら過ごしてきた10年間。今回のスチール写真からは、そんな彼らの固い絆と、夢を諦めきれない切実な思いが伝わってくる。
■カン・フン「何も持っていなくても、目だけは生き生きとしている」
「アスラ」のリーダーであり、大黒柱的存在のカン・テグを演じるカン・フンは、台本を読んですぐに出演を決めたという。作品の魅力について、傷つきながらも困難を乗り越え、成長していく若者たちの物語であることを挙げ、「アスラ」の3人を「何も持っていないけれど、目だけは生き生きとしている人たち」と表現した。現実には恵まれなくても、夢に向かう情熱だけは誰よりも強い人物たちだという。
また、撮影現場での共演者との関係については「みんな内向的な性格なので、最初は人見知りしていましたが、撮影を重ねるうちに親しくなりました」とコメント。いつしか単なる仕事仲間ではなく、長年一緒に過ごしてきた友人のような関係になったと明かした。
■チョ・ヒョンチョル&キム・ジョンジンが語る、失敗しても大丈夫というメッセージ
キム・ナミルを演じるチョ・ヒョンチョルは、本作について、安易に慰めるのではなく「失敗しても大丈夫」というメッセージが込められている点に魅力を感じたと語った。
「アスラ」の3人を、好きでも嫌いでも結局は一緒に道を歩んでいく友人たちと表現。長年苦楽を共にしてきた仲間らしい空気を作るため、共演者との呼吸や感情のやり取りを大切にしたという。カン・フンについては、もともと面白い人で気が合ったと話し、キム・ジョンジンとは時に叱られながらも親交を深めたという。撮影現場ではよく笑い、たくさんの会話を交わしたと振り返った。
一方、ハン・ジュンソ役のキム・ジョンジンは、初めて台本を読んだとき、登場人物たちの感情に深く共感して涙が出たと告白。本作は、人生につまずいたり、迷ったり、立ち止まったりしている人々に慰めとエールを送るドラマだと説明した。
また、「アスラ」の3人については、友人として出会いながらも家族のような感情を分かち合える関係だと語った。カン・フンにはリーダーとしての資質を感じ、チョ・ヒョンチョルの大胆でありながら繊細な演技からは多くを学んだという。
■日本版「マクベス」と韓国版「アスラ」、何が変わる?
日本版「コントが始まる」で印象的だったのは、夢を叶えられなかった若者たちの人生を、決して失敗だけで終わらせなかったことだ。売れない芸人として過ごした時間にも意味があり、仲間と笑い合った日々もまた、かけがえのない人生の一部だった。韓国版「熱いさよなら」でも、10年間売れない芸人として過ごしてきた3人が、夢と現実の間でそれぞれの選択を迫られる。
アスラのリーダー、カン・テグはチームへの責任感と現実の厳しさの間で人生の転機を迎える。キム・ナミルは10年間交際してきた恋人イ・ナヨン(ムンヒ)との愛と夢の間で葛藤。倹約家のハン・ジュンソは仲間には限りなく優しい一方、他人にはなかなか心を開かない人物として描かれる。
さらに、本作では正体不明の女性との出会いも物語の重要な要素となる。日本版が描いた友情と挫折という普遍的なテーマを受け継ぎながら、韓国版では人物関係や物語にどのような新しい解釈が加えられるのか。日本版を知る視聴者にとっても興味深いところだ。
制作陣は「誰よりも情熱的に夢を追い続けてきたアスラの3人が、それぞれの新しい明日を準備していく過程は、愉快な笑いと現実への共感を呼び起こすでしょう」とコメント。カン・フン、チョ・ヒョンチョル、キム・ジョンジンが見せる、ひと味違ったコミカルな相乗効果にも期待を寄せている。
■11月11日(水)初放送!実力派制作陣にも期待
「熱いさよなら」の演出は「二十五、二十一」「庭のある家」「私のヘリへ 〜惹かれゆく愛の扉〜」などで知られるチョン・ジヒョン監督とホ・ソグォン監督が担当。脚本は「一度行ってきました」のアン・アルムが手がけ、「イルタ・スキャンダル 〜恋は特訓コースで〜」などのヤン・ヒスンがクリエイターとして参加する。企画・制作はスタジオドラゴン。主演の3人に加え、イ・イダム、ムンヒ、ユン・ガイらが出演する。
当初は11月6日(金)スタートの金土ドラマとして案内されていたが、編成変更により、11月11日(水)22時50分からの水木ドラマとして放送される。全12話で、韓国ではTVINGでも配信予定。日本での配信については、今後の発表が待たれる。
日本版「コントが始まる」で多くの視聴者の胸を打った、夢を追う若者たちの苦悩と友情。5年の時を経て韓国で生まれ変わる物語は、どんな笑いと涙を届けてくれるのか。10年という歳月を共に歩んできた「アスラ」の3人が選ぶ、それぞれの新しい明日に注目したい。
◇tvN drama公式Xより