GyaO!、“走肖為王”事件にハメられた朝鮮王朝悲劇の英雄を描いた「王朝の暁~趙光祖伝~」を無料配信開始!

2011年09月21日16時14分ドラマ
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15世紀の朝鮮時代前期、中宗は、10代王燕山君(ヨンサングン)の暴政にクーデター(中宗反正)を起こし、11代王位に就いた…趙光祖(チョ・グァンジョ)はこの中宗に引き立てられた人物だが、反対勢力らの仕組んだ冤罪に倒れ失脚し、後に賜死となってしまった。理想的な世を追い求めて改革に一生をささげた悲劇の人物趙光祖の波乱万丈な物語「王朝の暁~趙光祖伝~」を、GyaO!が、2011年9月21日(水)より12月7日(水)の間の毎日月~金曜1話更新し、無料配信する。

朝鮮王朝は党派の幕開けと共に始まったと言っても過言ではない。李成桂(イ・ソンゲ)の建国に貢献した功臣や、王族との姻戚関係で勢力を伸ばした官僚たちを勲旧派と呼び、王朝内での実権を握っていた。(朝鮮王朝系図で確認してみよう)
しかし、中宗王が、そうした勲旧派の高まりすぎた勢力をそぐために新進官僚の士林派を積極的に登用した。そのトップにいたのが趙光祖だった。朝鮮王朝を最後まで悩ました“党派の争い”はこうして始まることになる。これについては、朝鮮王朝党派の歴史の年表にざっと目を通しておこう。

趙光祖が着せられた冤罪とは、「走肖為王」事件とも、「虫食い葉」事件とも呼ばれたもので、これにより趙光祖は流刑されてしまう。これについては、ドラマ「女人天下」が事件の真相まで詳しく描き、「宮廷女官チャングムの誓い」「ファン・ジニ」「不滅の李舜臣(イ・スンシン)」でも趙光祖の名前が登場する。(詳しくは韓国三大悪女-『女人天下』チョン・ナンジョン編⑤で解説)

「王朝の暁~趙光祖伝~」は、こうした悲劇の英雄・趙光祖の数奇な運命を描いた韓流時代劇である。監督は、これまでも「王と私」「女人天下」などの朝鮮王朝を舞台にしたドラマを手掛けてきた韓国ドラマ界の重鎮、キム・ジェヒョンが務めた。主人公の趙光祖を演じたのは、「エデンの東」「明成皇后」などの演技派俳優ユ・ドングン。理想を胸に国家を改革しようと奮闘する趙光祖を、カリスマ性たっぷりに演じている。
趙光祖を支える妻役に「宮廷女官チャングムの誓い」のホン・リナ、国王・中宗役に「王と妃」のイ・ジヌなど、韓流時代劇でおなじみの実力派が顔をそろえている。悲劇の英雄の波乱万丈の生涯を描いた話題作を、無料配信のこの機会に視聴されてはいかがだろうか。

■あらすじ
15世紀末の朝鮮王朝。国王・燕山君(よんさんぐん)は、改革を推進する士林(さりん)派の大弾圧に乗り出していた。
燕山君の異母弟・中宗(ちゅんじょん)はその暴政を利用。勲旧(ふんぐ)派がクーデターを起こすよう働きかけ、自らが燕山君に代わって国王になる。
ところが、王座についた中宗が目をかけたのは、勲旧派と対立する士林派のほうであった。
士林派の青年・趙光祖(チョ・グァンジョ)は、中宗からの信頼を得て世直しのために熱心に改革を進めていくのだが…。

■作品紹介
・制作年:1996年
・制作局:KBS
・話数:52話
・キャスト:ユ・ドングン、イ・ジヌ、キム・ヘリ、ホン・リナ
・脚本:チョン・ハヨン
・演出:オム・ギベク

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