盗難事件とトンマンが関連していると知ったミシルたちはトンマンを捕らえようとしていた…21話では、間一髪でユシンが彼女を馬に乗せ逃げるのだが、運悪く、逃げるトンマンの姿をやっと見えるようになったチルスクの目がとらえてしまう！さあ、ここからユシンとトンマンの逃避行が始まる…また、今回から新しい人物・ピダムが登場する。作品公式サイトでは、予告動画が公開されている。第21話は、BSフジにて10月3日（月）夕方7時から放送される。

トンマンは王である実の父から生後すぐに捨てられ、今また命を狙われていると思いこみ、自分の存在価値が見出せずにいた。しかしユシンは、そんな自分のために全てを捨てて共に生きようしてくれる。トンマンは、ユシンの心を知り、チョンミョン王女の指示に従ってしばらく身を隠すことにした。ところが、時すでに遅しで、あの不死身のチルスクにもトンマンの存在が知られてしまった。 トンマンとユシンはミシル派からも王族派のウルチェからも狙われることになってしまった。

チルスクからあのトンマンが双子の王女の妹だと知らされ、驚いて黙り込むミシル。そしてトンマンとソファを確保しろと命じられたソルォンは、ウルチェにより尋問室に閉じ込められていたソファを捕らえ、ウォルチョン大師のいる寺へ送る。
一方、ウルチェはユシンの父ソヒョンに、ユシンをチョンミョンと結婚させ王の婿にしてやる代わりにトンマンを始末するよう指示する。

さあ、絶体絶命のトンマンとユシン。そんな二人を助けたのは、奇妙な一人の青年だった。実はこの青年はミシルと前王である真智の間に誕生し、捨てられた息子のピダムだった。

ピダムファンのお待ちかねのキム・ナムギルの登場だ！今後最終回までドラマをリードしていく人物となるのだが、その登場の仕方は何ともイタズラっ子のようで可愛い。思慮深いユシン、直情型のピダム。正反対の二人がトンマンを助けるナイト（騎士）となる。

ドラマに戻って…その夜、ユシンとトンマンが洞窟で休んでいると、ピダムが現れる。ユシンは、ピダムが男たちから薬草と鶏肉を受け取ったのを見て、鶏肉を分けて欲しいと頼む。どうやらピダムはユシンの鉢巻きが気に入った様子。鉢巻と引き換えに鶏肉を投げて渡す。
次の日、ユシンがSOSを求めた父・ソヒョンから便りが届く。ソヒョンの指示通りに動いたユシンだったが、ソヒョンはウルチェからの提案を受入れ、ユシンをチョンミョン王女と結婚させるために、トンマンを始末しようとしていたのだ。一人あばら家に残ったトンマンの命が危ない！そこにピダムが現れるが、部下たちはピダムがユシンの鉢巻を泥棒して手に入れたと勘違いし、言い分も聞かず殴りつけた。ピダムの大事な鶏肉が無残に飛び散った。その時、あばら屋を出たトンマンを取り囲む部下たち。言っておくがトンマンは肝は座っているが、決して凄腕ではない。いよいよトンマン危うし！とその瞬間、ピダムが現れ飛びかかってくる兵士を蹴散らし、「みんな殺してやる」と言い放つ。強い！最高にカッコいいアクションが見られるシーンだが、暴れた理由がトンマンを助けるためではなく、鶏肉をダメにされたからだというところが面白い。しかし、この直情型な性格こそが今後のピダムを占う大切なエピソードなので、ここでピダムの人物像をしっかりチェックしておこう。

この運命の出会い以降、ピダムは何度もトンマンの命を救うことになる。しかし、ピダムは一度だけトンマンを見捨ててしまう。これは次回22話で紹介。とにかく、ピダムが加わったことでドラマはますます面白くなる。

ピダムを演じたキム・ナムギルは、10月7日からNHKBSプレミアムで放送開始するドラマ「赤と黒」に主演する。このドラマは、9月に字幕版で一挙放送したが、大好評につき吹替版での再放送となった。ナビコンでは「赤と黒」を2倍楽しむコーナーをオープンし、ドラマのあらすじや見どころを紹介したが、連日大勢の読者が殺到するほどの人気となった。詳しい放送時間などはコーナーで紹介しているので、興味のある方は、「赤と黒」もチェックされてはどうだろう。キム・ナムギルいわく、「ゴヌク（「赤と黒」の主人公）は、ピダムの延長戦上にある人物」。ピダムの魅力を知るためにも、お勧めの1作だ。

「善徳女王」第21話は、BSフジにて10月3日（月）夕方7時から放送、予告動画は作品公式サイトで視聴できる。

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