スペシャルドラマ「坂の上の雲」第11回「二〇三高地」見逃し配信スタート、お試し動画も-NHK

2011年12月17日10時20分ドラマ

12月11日(日)に放送されたNHK総合で放送のスペシャルドラマ「坂の上の雲」第11回「二〇三高地」のオンデマンド配信がスタート、日露戦争の激戦地として日本戦史に名を残す地での攻防戦が描かれる。乃木(柄本明)がこだわった旅順要塞の正面攻撃は第三次総攻撃に至るまで失敗、背水の陣で決めたのが二〇三高地の攻略だった。
この地名を聞くと1980年の映画「二〇三高地」および1981年のテレビドラマ「二〇三高地 愛は死にますか」を思い出す人も多いだろう。日露戦争の中でも特に重要な戦略拠点となったこの地は、その重要度の高さ故に戦さゆえに様々な局面で人々の葛藤を生み出した。当初は戦略所から外されていたこの地の攻略が、後の世界に大きな影響を与える日露戦争の勝利に繋がった。勝利と言えどもその道は苦難の連続で、単純に勝利の喜びを得られるようなものではなかった。同作では、二〇三高地攻略に関わる軍部の経緯や携わった軍人たちの心理描写を丁寧に描き出す。

■第11回あらすじ
乃木の率いる第三軍は三度目江の旅順要塞総攻撃も失敗してしまう。正面攻撃にこだわりすぎた愚を認め、乃木はその背後にある二〇三高地を攻略することに方針転換する。一度は第一師団五連隊がちょ油状を占領したものの、直後に遭った反撃のために頂上奪取は失敗してしまう。総攻撃から6日が経ったころ、連合艦隊・三笠艦内では攻撃中止命令をすべきとの声が上がるが、ここに来て真之(本木雅弘)は4万5万の将兵たちの犠牲は已む無しとして二〇三高地陥落の目標を掲げて檄を飛ばす。
相次ぐ失敗に憔悴する乃木を見かねた児玉源太郎(高橋秀樹)は乃木を説得し、一時的に第三軍の指揮権を得て攻撃計画に修正を加えた。作戦変更が功を奏し、二〇三高地山頂を占拠することに成功した日本軍は、そこから旅順港に停泊するロシア艦隊へ苛烈な砲撃を加えた。この作戦の成功により、戦況は圧倒的に日本有利に傾いた。児玉は自らが作戦指揮を執ったことを伏せ、陸軍の記録にも残さないように指示する。勝利の喜びも束の間、ロシア軍は奉天の地での会戦に向けて戦力を集中させていたのだった。

第11回みどころ
極寒の地での第三軍の決死戦が行われたシーンの撮影は、北海道・サロベツ原野で撮影されたものである。ロケが行われたのは11月下旬から12月上旬で、この日程は奇しくも第三軍の第三回攻撃とほぼ重なっていたというエピソードもある。時を経て同じ季節に再現された戦いはかつてないリアルさを伝える。

12月18日(日)よる7時30分からは第12回「敵艦見ゆ」が総合チャンネルにて放送。番組公式サイトでは予告動画が公開されている。オンデマンドの番組ページでは、約30秒のお試し視聴が可能となっている。本編視聴料は1話210円(税込)、視聴期間は購入後1日0時間。他にもお得な見逃し番組見放題パック(月額945円・税込)プランもある。

NHKオンデマンド|スペシャルドラマ「坂の上の雲」第11回 二〇三高地
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