雅志(菅田)と古田(本田)伝説のフォークデュオ誕生!「ちゃんぽん食べたか」最終回見逃した方のためにあらすじと関連動画

2015年08月02日20時30分ドラマ

さだまさしの自伝的青春小説のドラマ化!長崎に戻った主人公・雅志(菅田将暉)と相棒・古田(本田奏太)、夢中で楽曲を制作!そしていよいよ伝説のフォーク・デュオ「グレープ」誕生秘話が明かされる!「ちゃんぽん食べたか」最終回は8月1日(土)放送された!NHKオンデマンドにて全話有料配信中。

1960年代後半から70年代にかけ、歌手・さだまさしが過ごした高校、大学時代を描いたドラマ「ちゃんぽん食べたか」が1日の放送で最終回を迎えた。芸大に入って優秀なバイオリニストになるために上京した雅志(菅田将暉)が、自分の才能に限界を感じ、苦悩する姿は視聴者の涙を誘った。自分に期待してくれている母を裏切ることに罪悪感を感じると同時に、開放感をも感じる雅志。がむしゃらにバイオリンだけに向かってきた毎日だったので、やめたとなると何をしていいかわからない…そんな若者の苦悩が実に丁寧に描かれたドラマだった。さだまさしの実話を元にしているとはいえ、出演していた菅田将暉、本田奏太、間宮祥太朗、泉澤祐希らの演技が非常にすばらしかった。

特に、さだまさしと同世代の視聴者からは、毎回涙なくして見れなかった、あの頃を思い出して涙した…という感想がSNS等に数多く見られた。若い世代から見れば、学生運動やら全共闘など今の時代では感覚的に分からない事柄が描かれていたが、自分の将来に不安を感じる、苦悩する姿はいつの時代もかわらない若者特有の悩みだ。そういった意味で、主人公・雅志に共感を覚える若い世代の視聴者も多かったことだろう。

最終回では、伝説のフォークデュオ「グレープ」誕生直前までが描かれていた。ぜひ続編を見たい! グレープ解散までの経緯を知りたい、という視聴者の感想がネットで多く見られた。何らかのかたちで、ぜひ続編製作を願いたい、それほど見応えのあるドラマだったと言えよう。

■最終回第9話「明日への扉」あらすじ
肝炎で入院した雅志(菅田将暉)は、退院後一度長崎へ戻ることにした。バイトした居酒屋の店主・野沢(皆川猿時)の店は借金返済のため店売却。村尾工務店では社長(徳井優)からは選別金をもらった。
バイオリンをやめ、将来を見失った雅志は大学もろくに行っていなかった。それを両親に詫び、あらためて東京に戻って一からやり直すつもりだと話した。
そんな中、古田(本田奏太)がバンドを辞めて長崎にやってきた。雅志の実家でしばらく2人ブラブラする日々が続いたが、以前、雅志が思いつきで書いた楽譜を古田が長崎に持ってきており、2人で曲のアレンジを始めた。寝食を忘れるほど夢中になって曲作りをする雅志と古田。気が付けば10曲ほど出来上がっていた。そんな中、雅志がお世話になった宮下先生(寺田農)が、雅志たちの曲を聞いてみたいと言い出した。せっかくバイオリニストになるよう、宮下からいい先生を紹介してもらったり、いろいろサポートしてもらったのに、バイオリンをやめてしまい、後ろめたさと申し訳なさで一杯の雅志。その宮下からの呼び出しに、恐る恐る両親(遠藤憲一・西田尚美)と古田と4人で向かった。
当然叱られるものと思っていた雅志だが、2人の曲を聞いた宮下は「もうしばらくこいつらに、自由に音楽を作らせなさい」と思わぬことを言ってくれた。せっかく曲作りをしているので、どこかで発表したら…などと父・雅人が言い出し、あれよあれよと言う間に地元の公会堂でコンサートを開くことになった。
思い起こせば高校生のとき、バンドコンテストで知り合った雅志と古田。高校も、大学も違うのに音楽性で気が合う2人だった。その2人でフォーク・デュオをやることになるとは、誰が想像しただろう。
そしてコンサート当日。楽屋でそわそわする両親をよそに、意外と冷静な雅志と古田。係の人から「時間です」と呼び出しがかかり、2人はステージへ向かった。

NHK総合土曜ドラマ「ちゃんぽん食べたか」(全9話)最終回(第9話)は8月1日放送された。再放送は8月7日(金)24時10分より放送。出演は菅田将暉、本郷奏多、間宮祥太朗、泉澤祐希、阿南健治、熊谷真実、西田尚美、遠藤憲一ほか。NHKオンデマンドにて見逃し配信中。

NHK 総合土曜ドラマ5月30日スタート「ちゃんぽん食べたか」番組公式サイト
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