エスエス製薬の栄養ドリンク「エスカップ」の新イメージキャラクターに市村正親（61）を起用、5月13日から放送されているテレビCMがウェブサイトでも公開された。このCMで市村はポジティブ思考の王様となって登場、ドリンクを飲む人にポジティブシンキングの言葉を掛けて励ますという内容だ。

「前向キング」と呼ばれるように、演劇のリチャード三世よろしく中世ヨーロッパ風の衣装を身に着けて登場する市村だが、劇団四季出身で王様役を演じる事も多かっただけにその着こなしも堂々としたものである。きらびやかな王冠が似合う日本人60代男性として貴重な存在だ。長年舞台を務めているだけあって身のこなしも洗練されており、かつてTOKIOの長瀬智也が主演したドラマ「マイ☆ボス　マイ☆ヒーロー」でも細身のストライプスーツをびしっと着こなし、ヤクザの親分という設定ではあったがさながらマフィアのボスといった雰囲気で場を魅了していた。衣装に負けない十分の存在感と、ビゼーの組曲「アルルの女」で有名な「ファランドール」のメロディに乗せて、朗々とした声で仕事に疲れたサラリーマンを励ましてくれる。つかの間の演劇タイムといった感じで、舞台ファンにも楽しめる映像である。
妻の篠原涼子（36）は以前ナビコンの記事でも紹介した同じエスエス製薬の別商品「イブクイック頭痛薬」のキャラクターを務めており、夫婦揃って同じスポンサーの商品のCM出演を果たしたというのも興味深い。59歳にして父親になるなど、老いなど微塵も感じさせない市村には栄養ドリンクのキャラクターはまさに打ってつけと言えるだろう。今回制作されたのは「オフィス｣篇「工場」篇の2本で、ブランドサイトのCMギャラリーでは6月上旬からCMメイキングの様子や市村へのインタビュー動画も追加公開されるなど、この先もまだまだ要チェックとなりそうだ。

エスエス製薬「エスカップ」新CMは、ブランドサイト内「CMギャラリー」コンテンツで視聴出来る。

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