すれ違うサンとソンヨンに運命の出会いが!「イ・サン」予告-NHK

2010年07月01日16時15分ドラマ
視聴サイトへ

生涯の友情を誓ったソンヨンとテスは都を離れ、サンは厳しい英祖王の元で9年間帝王学を学んだが、ある日の深夜、成人したサンの元に刺客に現れる。
【PR】DVD情報

5話では世祖サンしての宮中での様子と、ソンヨンとテスのその後を、6話ではサンとソンヨンとの運命の再会を描いている。まずは、NHKの番組公式サイトで、今回のあらすじをチェックしてみよう。王朝特有の用語やしきたりについては、朝鮮王朝豆知識を参考に。

今回も見どころ満載だが、中でもサン演じるイ・ソジンの華麗な武芸は見ごたえたっぷり。彼のアクションはとにかく美しい。彼の立ち振る舞い、殺陣がまるで本物の王子のように気品に満ちている。この辺りが、出演本数が少ないながらも史劇俳優として高く評価されるところかもしれない。もっともこの美しいアクションだが、イ・ソジンは監督から、サンのアクションはあまりなく特別な準備は必要ないと言われていたという。ところが始まってみると、全編通してサンのアクションは相当多い。それでもみごとに演じられたのは、前作「チェオクの剣」のおかげかもしれない。「チェオクの剣」でのイ・ソジンの魅力はこちらで。

また5話では、サンの子役のパク・チビンくんと大人のイ・ソジンとが交互に登場するシーンがたびたび出てくる。前回も紹介したがこの二人実によく似ているのだ。まるで本当に過去の回想シーンのようで感情移入がさらに強まる。
さらに、史劇俳優としては細身に見えるイ・ソジンの姿が、側近のナム・サチョ以外すべて敵ばかりという厳しい身上をうまく感じさせている。もっともイ・ソジン氏、脱いだら凄いらしいですよ!ドラマのどこかでみられるかも?

ところで、イ・ビョンフン監督は[チャングムの魅力]女官時代②見どころでも紹介したが“すれ違い”を実にうまく描く。これがサンとソンヨンの恋をさらに切なくさせる。5話で刺客を仕留めたサンだったが、刺客の死体が消え、サンは被害妄想の乱心者との評判が立ってしまう。その正体を調べるためにサンが図画署を訪れる。ここでまずは最初のすれ違いの場面。刺客の正体を調べるために図画署を訪ねるシーンだ。実は、ソンヨンは1年前、テスとおじと一緒にひそかに都に戻って図画署の下働き(茶母)として働いていた。これから6話のラストまで何度もサンとソンヨンはすれ違う。

この図画署、日本の文部科学省に相当する官庁(礼曹)に属する機関。国の主要行事を絵で記録したり、絵に関するすべての業務を担当する部署だ。
いつでも宮中の行事などの絵を描きに行けるように宮廷の近くに設置されていた。図画署はドラマの主要背景になる場所で、韓国史劇では初めて取り上げたことでも話題となった。翌年には図画署の天才画員を主人公にしたドラマ「風の絵師」が放送されている。儀式の絵は朝鮮王朝の記録文化の華とも呼ばれ、当時を知る貴重な資料となっている。

話をドラマに戻して、二人の出会いは予想外の出来事から実現した。英祖は、サンの気がふれていないことの証明に、清国使節団との会見をサンに一任するが、この会見こそが、正体の見えない敵のワナだった。これを察知したサンは急遽予定を変更して会見を延期、宴を開くことに。会見では余興として図画署長の即興の絵を披露するのだが、意地悪な先輩茶母のおかげでソンヨンが助手を務めることになったのだ。「ヤッター!懐かしい世孫様に会える!!!」と目を輝かせるソンヨン。9年間夢見た出会いの瞬間、ソンヨンの上気した頬ときらきらした瞳はいつも以上に美しかった。しかし、しかしである。どこの世にもスケベおやじはいるもので、何とソンヨンの可愛い姿が清国使節団長の目に止まってしまった。さあ、ソンヨンはスケベおやじの慰み者になってしまうのか…。

その結果は、2日のNHKBShiで夜10時からの字幕版2話連続の「イ・サン」で。先行して放送している吹替え版は日曜日夜9時からBS2で放送中!予告動画は番組サイトで。

[韓ドラここが知りたい!TOPへ][「イ・サン」を2倍楽しむ]メニューへ