震災から半年、「愛の貧乏脱出大作戦」が被災地支援「愛の復興大作戦スペシャル」予告動画-テレ東

2011年09月11日11時33分暮らしと文化

借金を抱える店主が一念発起して再生を目指し、それを番組製作費でサポートする過程を伝える人気番組「愛の貧乏脱出大作戦」が東日本大震災から半年を迎えたこの日、震災で店を失った飲食店店主たちの復興を支援する。日曜ビッグバラエティ「愛の復興大作戦スペシャル」は9月11日(日)放送、予告動画が公開されている。

客足が遠のき負債を抱える飲食店や旅館業などの店主を「達人」の下に送り込み修行をさせ、達人が認めたものには番組制作費から店舗の内外装のリフォームを行い番組が全面的にバックアップする「愛の貧乏脱出大作戦」が、特番企画で被災地支援に乗り出した。今回番組が取り上げるのは2つ。震災後に発生した火災で市街地が焼失してしまった宮城県気仙沼市と、岩手県釜石に住むかつて「達人」として登場した海鮮料理店だ。
気仙沼では被災した飲食店経営者ら9人が集まって仮説集合店舗「福幸(ふっこう)こまち」を建設するべく立ち上がり、過去に出演した達人たちも協力して復興メニューの開発をはじめる。司会のみのもんたも被災直後の気仙沼をリポート、5ヶ月の密着取材を行い再生に向けて動き出す現地の様子をつぶさに伝える。これまでの番組に出演した達人たちが、被災地の店主たちにその腕前を伝授すべく東京・大阪で受け入れる。ラーメンやお好み焼きなど、街の人気グルメには欠かせないメニューを中心に、その味に磨きをかけるために店主たちが故郷を離れて厳しい修行生活を送る。
一方、かつて達人として登場した三陸海鮮料理「中村屋」店主も今回の震災で大きな被害を受けていた。三陸は豊かな海の幸が名物として知られる地だったが、震災により港と漁船が壊滅状態となり、漁そのものが出来ないために食材が入手出来ない状態が続いていた。番組では店主の願いを受けて行政にも掛け合い、漁船や漁具の調達支援を開始した。実際に釜石の漁師たちが数多くの支援を受けつつ漁を再開出来るまでに至るまでの様子をみのもんたがリポート。番組コンセプトの、逆境から立ち上がる人の強さと共に、人と人との絆の大切さも改めて感じられるドキュメンタリーとなった。震災から再生を目指す人々や、それを支援する日本全国の人たちにとっても勇気を与える内容だ。
「愛の復興大作戦スペシャル」は11日(日)よる7時54分から放送、予告動画は番組公式サイトで視聴出来る。

愛の貧乏脱出大作戦 愛の復興大作戦スペシャル:テレビ東京

PR