前回ラストで夏希(香里奈)を抱きしめた朝日(山下智久)…互いの想いを確かめ合った2人だったが、夏希が口にした言葉は意外な一言だった…海辺の街のラブストーリーを描いたフジ月9「SUMMER NUDE」がついに今夜完結！果たして夏の終わりにどんな恋が描かれるのか？最終回は、フジテレビ系にて16日夜9時から放送、予告動画は番組サイトで公開されている。

前回、夏希(香里奈)のレストランで波奈江(戸田恵梨香)が席を外していたときに、男同士がお互いの気持ちを確かめ合った朝日(山下智久)と光（窪田正孝）。

最終回で、ひと夏を共に過ごした夏希への思いを確信した朝日は、波奈江に背中を押され、夏希のレストランに踵を返し、雨の中、夏希をしっかり抱きしめる。しかし、夏希は複雑な表情を見せ、「ゴメン」とつぶやく。好きになった人が、また自分の前からいなくなるようで怖いのだと、新しい恋に踏み出せない夏希に、大切な人に去られた痛みを誰よりも知る朝日は、不安な気持ちがなくなるまで待っているから、と微笑んでみせる朝日。
クリスマスが近づいた頃、夏希はついに料理長を任されることになった。一方の朝日も、カメラマンとしての評価を高めていた。
年が明けた早春、街中で女性モデルの撮影をしている朝日を夏希が目撃するが、撮影に集中する朝日は夏希には気づかない。夏希は朝日に電話をしようと思うが思いとどまる。と、電話が鳴った。相手は波奈江で、夏希に相談があると言う。同じ頃、朝日には光から連絡が入った。
やがて夏が来て、夏希は「青山」にやってくる。そこには、波奈江、孝至(勝地涼)、勢津子(板谷由夏)ら懐かしい顔があった。その後、閉店後のカフェ・バー「港区」で夏希が賢二(高橋克典)と話していると、賢二に朝日から連絡が入る。これから朝日が来るから鍵を開けてやってくれ、と夏希に頼むと賢二は出ていった。
長い時間が過ぎたように感じた頃、朝日が店に入ってきた。久しぶりに再会したふたりは…。

第3話あたりで視聴率を10.8％まで落としたが、その後は少し持ち直し、12％台に落ち着いた「SUMMER NUDE」。ネットでは、SMAPの木村拓哉主演ドラマ「ロングバケーション」（96年）や、反町隆史と竹野内豊主演「ビーチボーイズ」（97年）に設定や展開が似ていて、“古臭い”という声や、 “オクテすぎるストーリー展開”にはがゆさを感じるといった声も聞こえた。しかし、スマホなどインターネットの普及で、飛躍的にコミュニケーション力が高まった反面、深い付き合いや恋愛が苦手という若者が増えたという現代で、本作の恋の進展は、逆に今のリアルな若者像をうまく具現していると共感を呼ぶ声もたくさん聞いた。山Pはやっぱりカッコ良かったし、夏希はもちろん、波奈江と光といった主人陣が最終回直前でやっと恋を始めるオクテな恋を応援する声もたくさん聞いた。
刑事ものや「半沢直樹」のような骨太のドラマが受ける昨今、胸をキュンキュンさせるラブストーリー復活に、この「SUMMER NUDE」が一石を投じたのかもしれない。

そんな「SUMMER NUDE」が最終回では、若者たちの恋の未来をどう描くのか？朝日と夏希はもちろん、波奈江と光、そして孝至（勝地涼）やあおい（山本美月）などの恋の未来図にも大きな期待をしたい。「SUMMER NUDE」第11話最終回は、16日夜9時からフジテレビで放送、予告動画は番組サイトで視聴できる。

◇SUMMER NUDE│フジテレビ

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