吉三郎を救うための死罪…木曜時代劇「あさきゆめみし~八百屋お七異聞~」第九回予告動画と前回のあらすじ-NHK

2013年11月14日09時00分ドラマ

11月14日、NHK総合のドラマ「あさきゆめみし~八百屋お七異聞~」は第九回「恋の罪」を放送、お七(前田敦子)が罪人であると決め付けられた事に動揺し、勘蔵(平岡祐太)は自分こそが火付けの真犯人であると奉行所へ駆け込む。しかしこれ以上の面倒ごとを厭う奉行所は勘蔵の言を取り合わなかった。お七は牢の中でも吉三郎(池松壮亮)を一途に思い続けていた。そして釈放の決まった吉三郎と獄中ですれ違う…。吉三郎のため、お七は死罪の申し渡しを淡々と受け止める。

【第八回「合わせ鏡」あらすじ】
吉三郎を火付け犯だと密告したのは勘蔵(平岡祐太)であること、牢にいる吉三郎がお七を思う故に口を割らないでいると聞かされて沈み込んでしまう。すっかり塞ぎこんだお七を見るに見かね、お房(竹下景子)はお露(麻生祐未)に頭を下げてお七の相手をしてやって欲しいと頼むのだった。親に話せない事も、気の合うお露相手になら話せるであろうと思っての事だった。お露は恐縮しながらもお房の頼みを引き受けた。自分の周囲には悪い事ばかり起こると嘆くお七に、お露は息子がさらわれたのがきっかけで異母姉のお七と息子が会えたと語り、世の中は良い事と悪い事が半分半分だと言って慰めるのだった。

その頃、奉行所では火付け犯のあぶり出しの厳しさは将軍、その背後にいる桂昌院にまで聞こえ苦情が寄せられた。奉行所はなんとしても真犯人を探し出す事に躍起にならざるを得なかった。
ある日、八百源に奉行所が現れ、喜兵衛とお七を呼ぶように言い立てた。そこで喜兵衛は、初めてお七が奉行所に書面を持ってきたことを知らされる。お七を取り調べのために連れて行かれ、喜兵衛やお房は混乱する。お七だけは落ち着き払い、ご心配なくと言い残す。奉行所では、書きつけの通り、火付けの犯人は自分であると述べた。死罪は免れないと言われてもお七の言葉は揺るがなかった。何故火をつけたかと問われると、よく覚えていないといいながら火事になればまた吉三郎に会えるのではないかと思ったと語った。周囲は疑いつつも、涙をながしながらのお七の証言を受け入れないわけには行かなかった。

お七が自分が火付け犯だと言ったことを知らされた吉三郎は動揺するが、これまでお七を庇うためにお七と一緒に居なかったと証言したことが仇になって真実を告げられずにいた。奉行所の上層部は、お七が単なる八百屋の娘であると知ってこれ幸いと色狂いの町娘のせいにして吉三郎を無罪とした。木下順庵の子弟である吉三郎が無罪であったと桂昌院に謝罪することで奉行所は一応の面目を保った。それ以降のお七は、自分が火付け犯としてお白洲で証言をし続けた。町には瓦版でお七が色恋にかまけて火をつけたのが捕まったと広められた。これを受けて八百源はすぐに店を閉めたが、喜兵衛は心労で倒れてしまう。お七が自分で火付け犯と名乗り出た事を知り、お房は激しく取り乱す。
本人が証言した以上、いくら無実でも罪人となってしまった事は確定したものの、火付けの当時お七はまだ十五歳、ぎりぎり未成年とされる年であったと覚念(田山涼成)に指摘され、最悪でも死罪は免れるだろうとの言葉に喜兵衛は少しだけ安堵する。そしてことの始終を見守っていた勘蔵は、良心の呵責に苛まれていた。


NHK時代劇「あさきゆめみし~八百屋お七異聞」第9回は14日(木)よる8時から放送。予告動画は公式サイト「次回予告・あらすじ」にて視聴できる。


木曜時代劇「あさきゆめみし~八百屋お七異聞」|コレ見て!MOVIE
木曜時代劇「あさきゆめみし~八百屋お七異聞」(公式)

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