冤罪から戻った男をめぐる事件!木曜時代劇「鼠、江戸を疾る」第8回予告と前回のあらすじ、オンデマンド配信-NHK

2014年03月12日20時00分ドラマ

3月13日、NHKのドラマ「鼠、江戸を疾る」は第8回「宿命の兄妹(前編)」を放送、次郎吉(滝沢秀明)はやぶそばで怪我をした青年・鉢助(波岡一喜)と出会う。鉢助はかつて少女殺しの罪を着せられ島送りになっていたのをようやく戻ってきたのだった。当時、鉢助を信じられずにいた者たちは恐れと後悔の日々を過ごしており、その中には徳五郎(高嶋正宏)もいた。その矢先、少女の父だった男・仁吉(村杉蝉之介)が殺害されるという事件が起きる。

【第7回あらすじ】
ある夜、次郎吉は仕事帰りに一人の浪人が刀を抜いて誰かを待ち構えているのを目撃する。そこへやってきたのは、川上藩の矢崎(岡田義徳)だった。次郎吉は闇の中から矢崎に声を掛け、狙われていると忠告する。予定と道を変えて無事に帰宅した矢崎だったが、その直後に付き人の重吉が再び家を出ていった。重吉はどうやら矢崎を狙っていた浪人と繋がっていたらしく、失敗したことで殺害されてしまった。重吉の死体を見つけたのは、鼠を追跡中の徳五郎だった。重吉を殺害したのは鼠だと勘違いした徳五郎は落胆を隠しきれない。鼠は人を殺めないという自信が打ち砕かれたのだった。
徳五郎は重吉が使えている矢崎に真相を問いただすべく、重吉の刀傷は侍によるもので家中で何か問題がないのかと尋ねた。しかし岡っ引き風情に話すことは無いと追い返され、徳五郎は川上藩の内情に疑問を持つようになる。実は、川上藩の若き藩主は以前からの旧臣たちに不正の疑いを持っていた。それを打ち明ける事が出来るのは矢崎だけであり、そのために矢崎は旧臣の勘定方や家老を内々に調査していたのだった。この事実は家老の福井(森田順平)も知るところであり、矢崎を陥れるためにその妻・菊乃(富永沙織)に狙いを定めた。福井は早速菊乃を自宅に呼びつけ、自らが藩主と偽って名乗り手篭めにしようとした。しかしそこを助けに入ったのは鼠小僧だった。次郎吉は、菊乃が藩主の顔を知らないのをよいことに、自分が菊乃を襲うことで矢崎と藩主の信頼関係を壊そうとしていたのだった。
一方、戸外で川上藩の様子を伺っていた小袖(忽那汐里)は家中の侍に不審がられ、襲われてしまう。侍と小袖は斬り合いになるも負傷、そこへ菊乃を助け出した次郎吉も顔を出したことで小袖は九死に一生を得た。次郎吉は怪我をした小袖を千草に頼むが、千草は小袖の刀傷を見て何かこの兄妹が問題に巻き込まれていると察する。
その夜、次郎吉は再び矢崎の屋敷に忍び込み、声を掛ける。次郎吉は何も打ち明けようとしない矢崎に対し、妹を傷つけた侍を許さないので協力して欲しいと持ちかける。夜更け、川上藩主の枕元に鼠小僧は立っていた。そして矢崎が藩内で不正を働くものたちに命を狙われるだろうと打ち明け、自らの目で事実を確かめるよう促すのだった。翌日、矢崎は笠を被って家を出るが、その後を侍たちが付けねらっていた。矢崎が途中に茶屋に立ち寄ってもう一度出てくると、そこには似た背格好の笠を被った男が二人並んでいた。後を追うものたちは戸惑い、二手に分かれてそれぞれを追跡した。矢崎を追った男たちは、そこに藩主が待ち伏せているのに驚く。藩主は矢崎を襲うものたちを確認し、不正の背後には家老の福井がいるのを確信する。藩主にも逆上した家臣が襲い掛かるが、寸での所を助けたのは鼠小僧だった。剣の達人である矢崎は瞬く間に峰打ちで敵を倒すのだった。やがて川上藩で不正が発覚、関与した重臣たちは切腹となった他、重吉の殺害も家中騒動の結果であることが明るみになった。重吉殺しは鼠小僧の仕業でないと知った徳五郎は安堵するが、未だに鼠を捕まえられないのを叱責されるばかりであった。


木曜時代劇「鼠、江戸を疾る」第8回は13日(木)よる8時から放送。第7回「容疑者・鼠の逆襲」はNHKオンデマンドにて配信中、購入期限は3月20日(木)まで。

鼠、江戸を疾る|NHK木曜時代劇
NHKオンデマンド|鼠、江戸を疾る

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