由樹(水川あさみ)に小説のプロットを書き直させるリサ(中谷美紀)「ゴーストライター」第2話あらすじと予告動画

2015年01月19日21時00分ドラマ

アシスタント正式採用が決まった由樹(水川あさみ)だが地元に戻るつもりでいた…しかしリサは由樹に小説のプロットを書かせ、何度も書き直しを命じた!とうとう辞めたいと切り出した由樹だったが、それでもリサは書き直しを命じるのだが…20日(火)夜9時「ゴーストライター」第2話を放送!予告動画は番組公式サイトで公開。

13日放送の初回視聴率が10.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だった「ゴーストライター」。放送前は某作曲家と某ゴーストライターに絡めた番宣が目立ち、主演の中谷美紀も役作りのために件の作曲家、ゴーストライターの実際の記者会見を参考にしたことも明かしていた。中谷にそこまで言わせなくても…と思ったが、フジテレビはそれ以上のことをやり遂げた。なんと「ゴーストライター」公式サイトで、新垣隆氏本人がドラマのゆるーい解説、というか感想を述べている(YouTube)。自身の経験を踏まえながら述べる感想が毎週更新されるそうだ。マジメに答えている新垣氏に、そろそろ仕事を選んだ方がよいのではと誰か指南してあげてほしい。

出版社と作家の関係…このドラマのようなことが実際にあるのだろうか、と疑問に思われる視聴者もいらっしゃるだろうが、程度は違えどあながちウソではない。出版界、とくに文芸の世界は作家と編集者の関係は、寝食を共にする…とまでは言わないが、それに近い状態の場合も多々ある。「ゴーストライター」で主人公・遠藤リサ(中谷美紀)の恋人(?)、敏腕編集者・神崎(田中哲司)はまるで男芸者のごとく、それこそ「マクラ営業」をしてまで遠藤リサを出世のために利用する…本当に恐ろしい世界だ。
アベノミクスと騒がれてはいるが実情はデフレ経済が続く昨今、出版界も他業種と同じ、それ以上に厳しい状態である。ドラマと同じで良い本を作るのではなく、売れる本を作るという傾向は、一層強まっているように思えてならない。

■前回のあらすじ
30代にして成功を収め天才小説家と賞賛される遠藤リサ(中谷美紀)は人知れず、創作活動に行き詰まりを感じていた。そんな中、大手出版社・駿峰社の敏腕編集長・神崎(田中哲司)が、リサの次回作を映画化するというプロジェクトのプレゼンを役員の前で行った。まだ執筆していないが「遠藤リサ」というネームバリューで人気俳優、女優の出演は確定。映画がヒットすれば原作本もヒットする、と神崎は豪語した。

一方、作家志望の川原由樹(水川あさみ)は駿峰社に原稿持ち込みをするため訪れたのだが、たまたまそこに居合わせたリサの担当編集者・小田(三浦翔平)に声をかけられ、原稿を受け取る代わりにリサのアシスタントにならないかと持ちかけられる。由樹にとってリサはあこがれの作家。1年で芽が出なかったら地元に戻って婚約者・尾崎浩康(小柳友)と結婚するという約束で上京した由樹。いくつもの文学賞に応募したがよい結果が出せずにいた。そろそろ田舎に帰ろうかと思っていた矢先のこと、どうせ正規雇用されるはずもないと思い出作りのつもりでアシスタントの話を受けた。

そんな中、大御所作家・花屋敷寛(坂口辰平)が末期がんで死亡。文学界の重鎮が死んだことで駿峰社は「花屋敷追悼祈念全集」を刊行することになり、大々的に新聞広告をうつことになった。その広告掲載するため、リサのもとに追悼文執筆依頼がくるのだが、リサはどうしても書けなかった。由樹は花屋敷の資料と自分が書いた追悼文を合わせてリサに渡した。自分の原稿が何かの役に立てれば…そんな思いかどうか知るよしもないが、リサは入稿締め切り間際に、由樹が書いた原稿をそのまま神崎に渡した。

由樹の原稿を預かった小田は、その内容に刺激を受けた。入社したてのころは良い本を作りたいという志があったが、日常の多忙さにその志は忙殺されてしまった。由樹の原稿を読んだ小田は、改めてこの原稿を本にしたいと神崎に申し出るのだが「良い本を作るんじゃないくて売れる本を作るんだ」と却下されてしまった。由樹に直接会って謝った小田。その時、小田が持っていた新聞広告のゲラを見た由樹は驚愕した。リサの追悼文が自分が書いたものだったのだ。
翌日、由樹は「私の原稿を使うならひとこと言ってほしかった」とリサに言ったのだが…刷り上がった広告に掲載されていた追悼文は、由樹が書いたものではなかった。一度は由樹の原稿を渡したリサだったが、その後自分で書いたものに変更させたのだ。由樹の原稿に刺激を受けたのか…? 自分が書いたものをリサに渡したその「野心」が気に入ったと、由樹はリサからアシスタント正式採用を告げられた。

■第2話あらすじ
遠藤リサ(中谷美紀)のアシスタントに正式採用された由樹(水川あさみ)だったが、地元に戻って婚約者と結婚するため採用を断ろうとしていたのだが、リサから小説のプロットを書くよう命じられ、辞めたいと言い出せなくなってしまった。一方、神崎(田中哲司)がプレゼンしたリサの小説の映画化は着々と進行し、神崎は出世に手応えを感じていた。
由樹にプロットを書かせたリサは、何度も由樹に書き直しを命じる。とうとう由樹は地元に帰るのでアシスタントを辞めたいと切り出したのだが、それでもリサは書き直しを命じた。さらに新しいアシスタントを探そうとした秘書の田浦(キムラ緑子)に、探すのを止めるよう命じたのだが…。

フジテレビ1月20日(火)夜9時より「ゴーストライター」第2話を放送。主演中谷美紀、共演は水川あさみ、三浦翔平、菜々緒、羽場裕一、水橋研二、小柳友、高杉真宇、キムラ緑子、江波杏子、石橋凌、田中哲司ほか。予告動画は番組公式サイトで視聴できる。さらにフジテレビオンデマンド「プラスセブン」にて、最終話まで最新話が7日間無料配信されている。

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フジテレビ「ゴーストライター」番組公式サイト
フジテレビオンデマンド「プラスセブン」公式サイト