30年前から続く呪縛とは!?堤真一主演「リスクの神様」最終回(第10話)見逃した方のためにあらすじと関連動画

2015年09月17日11時29分ドラマ

白川社長(小日向文世)になり新体制となったサンライズ物産…西行寺は社長室長に就任!かおり(戸田恵梨香)は西行寺が裏で何をしているのか、そして30年前何が起こったか独自で調査する!サンライズ物産が国際協定違反していることが発覚した!16日(水)放送された「リスクの神様」最終回(第10話)は、FODにて見逃し配信中。

16日(水)の放送で最終回を迎えた「リスクの神様」、視聴率は4.7%と最後までV字回復せずに終わってしまった。初回視聴率が7.0%、第2話6.8%、第3話5.7%、第4話5.0%、第5話4.8%、第6話4.9%、第7話3.9%、第8話4.7%、第9話3.7%(ともにビデオリサーチ調べ、関東地区)という推移で終わった。

ドラマのテーマが大企業の危機対策というちょっと難しい内容だったからかもしれないが、大きな敗因の一つとして挙げられるのが、同時間帯で人気シリーズの続編、杏主演「花咲舞が黙ってない」(日本テレビ)が放送されていたからだろう。こちらは全話通して15%前後の視聴率を取っており、7月クールのドラマの中でダントツの人気であった。

とはいえ「リスクの神様」も錚々たる俳優陣を揃え、毎回見応えがあった。主人公の堤真一をはじめ、戸田恵梨香、古田新太、V6森田剛、志賀廣太郎、吉田鋼太郎、小日向文男、平幹二朗、田中泯とこれだけ大御所を一気に揃えただけあってフジテレビの気合いの入り方が伝わってきたのだが、視聴率に反映されなかったのが残念だ。

■DVDBOXプレゼント情報
番組では抽選で5名に「リスクの神様」DVD BOXをプレゼント。応募は番組公式サイトの応募フォームより。締め切りは2015年9月22日(火)23時59分まで。

■最終回(第10話)あらすじ
白川(小日向文世)社長就任によりサンライズ物産は新体制となり、危機対策室は解散。各部署で危機対策担当を配置することになった。そして西行寺は、社長室長に就任。西行寺は白川が推し進める積極的な経営戦略の1つとして、3つの会社買収を提案、役員会議で了承された。かおり(戸田恵梨香)は、西行寺はかならずサンライズへ復讐するはずと考え、慎重に西行寺の行動をマークするとともに、30年前に関口(田中泯)が起こした事件について調べを続けた。
西行寺は、身体制にともない新たな買収計画を提案。それに同意した白川は、自ら追加買収したい企業を西行寺に伝え、検討するよう命じた。
一方、かおりは生島電気社長・生島徹(風間トオル)、国会議員・薮谷虎之介(名高達郎)、そして前社長・坂手光輝(吉田鋼太郎)から話を聞く。そこから導き出された答えは、30年前、関口逮捕に繋がった事件へと辿り着いた。
社長室長になった西行寺は、独自に種子島(古田新太)に命じてサンライズ物産裏金作りについて調べを進めていた。そこで判明したことは、サンライズアメリカがシェールガス採掘権で巨額の損失を出したこと。それをリカバーするためにケイマン諸島にペーパーカンパニーのサウスフロント社を設立。その会社を受け皿として損失隠しを行っていた。裏で手を引いていたのは、白川だった。しかし確たる証拠をつかめずにいた西行寺、そこへちょうど坂手社長失脚というタイミングに乗り、みずから白川の懐へ飛びこみ調べを進めた。
なぜ白川はそんなことをしたのか…。それは30年前の事件から繋がっていた。
30年前、サンライズ物産はエネルギー資源確保のため旧ソ連モニフスタン油田と契約を結んだ。その見返りとして旧ソ連から軍事機器の供与を求められた。それに関わっていたのが生島電気。サンライズは国際協定違反を犯してまで、油田発掘県を得ていたことになる。その罪を一人で被り、30年間口を閉ざしていたのが関口だった。
ところが、今年でその油田契約が終了となる。油田に変わるエネルギー資源を確保することは、サンライズにとって急務だった。当時専務だった白川は、会社の承認も得ず、独断でサンライズアメリカにシェールガス採掘を指示したが、失敗。さらに石油暴落もあり八方塞がりになった。白川はアジアグローバル証券のフォー(木下ほうか)に助けを求め、ペーパーカンパニーを作り金をそこに集めた。サンライズの系列企業で不正な金の動きがある18社を洗い出すと、全て白川が関わっている企業だった。それらの企業から不正な金をすべて、サウスフロント社に集め、そこから負債を返済していた。これでサンライズアメリカの負債が帳簿上からなくなることになる。
さらに、白川が社長に就任してから、旧ソ連軍事独裁国家ベニグスタンから不利な取引を持ちかけられた。応じなければ30年前の事実を公表すると脅されて。仕方なく、白川はベニグスタンとの取引に応じようとしていた矢先、西行寺が全てをあばいた。白川は買収計画にサウスフロント社も含めようとしていた。正式に買収することで負債と返済義務を本社に転換しようとしたのだ。
天堂(平幹二朗)は、エネルギー事業部に不審を抱き、そのためアメリカから西行寺を呼び寄せた。それは関口に対する贖罪でもあったからだ。
白川は社長辞任に追い込まれ、暫定的に坂手が社長復帰することとなった。
西行寺は「我々は選択しなければなりません。過去の秘密に怯えながら軍事独裁国家と理不尽な取引を続けるか、あるいはその呪縛を断ち切るか…」
関口のもとを訪れた西行寺は「あなたが30年かけて守ろうとしたことを、私がすべて暴きます」と伝えると関口は「それでいい」と言った。

フジテレビ「リスクの神様 the God of risk」最終回(第10話)は9月16日放送。出演はフジテレビドラマ初主演の堤真一をはじめ、戸田恵梨香、森田剛、古田新太、志賀廣太郎、山口紗弥加、満島真之介、平幹二朗、田中泯、吉田鋼太郎ほか。最終回予告動画は番組公式サイトで公開。最新話はフジテレビオンデマンド+7にて1週間無料見逃し配信中。

フジテレビ「リスクの神様 the God of risk」番組公式サイト
フジテレビオンデマンド+7公式サイト

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