約130人の貴重な命を奪ったフランス・パリ同時多発テロ事件が生々しく記憶に残る中、ハリソン・フォードがアメリカ大統領を演じ、テロリストたちと攻防を繰り広げる手に汗握るアクション映画『エアフォース・ワン』が明日11月23日（月）、NHKBSプレミアムシネマにてよる8時から放送！予告動画はYouTubeにて公開。

大の飛行機好きとして知られているハリソン・フォードは、飛行機、ヘリコプターのライセンスを所有しており、過去には自前のヘリコプターで人命救助をして話題になったこともある。今年3月には自ら操縦する小型機が墜落して重傷を負ったが、3か月後にはヘリコプターで空中散歩をし、強い男のイメージを印象付けた。そんなハリソン・フォードが本作では、たった一人でテロリストと闘う強い大統領を演じる。

「エアフォース・ワン（Air Force One）」とは、アメリカ空軍（USエアフォース）の航空機に大統領が搭乗した搭乗機のコールサインのこと。つまりは大統領専用機のことである。ちなみに副大統領が乗った場合は「エアフォースツー」になるらしい。

強いアメリカを意識した映画だが、大統領たった1人でテロリストと闘うとは、あり得なさすぎるのだが強い男・ハリソン・フォードならあり得るかも…と思わせてしまうのがこの映画。公開は1997年、今から約20年近くも前の映画で、ハリソン・フォードがまだ49歳のころの作品。

『エアフォース・ワン』、見どころはなんといっても大統領専用機内でのテロとの戦い。飛行中の機内、という限られた空間の中で複数人のテロリスト相手に1人で立ち向かうのだから一筋縄ではいかない。大統領であるまえに、一家の父親でもあるマーシャルが、機内に同乗している家族を守るため、人質になったクルーを守るため闘う…まさに理想的な“強いアメリカ”を象徴する大統領である。

マーシャル大統領が闘うテロリストを率いるのがゲイリー・オールドマン扮するイワン・コルシェノフ。アート系の作品からハリウッドのエンターテイメント作品まで幅広く役をこなす個性派俳優。近年では、クリストファー・ノーラン監督、クリスチャン・ベイル主演の『バットマン』シリーズでゴッサム市警のジム・ゴードンや、『ハリー・ポッター』シリーズのシリウス・ブラック役で活躍している。

ハリソン・フォードvsゲイリー・オールドマン、映画好きにはたまらないキャスティング。勧善懲悪、結果はもちろんわかっているが、マーシャル大統領の手に汗握る奮闘はアクション好きにはたまらない一作。

■あらすじ
アメリカとロシアが共同で拘束したソ連復活を目論むカザフスタンの独裁者イワン・ラデク。米国大統領ジェームズ・マーシャル（ハリソン・フォード）はモスクワで演説、その帰路、大統領専用機「エアフォース・ワン」にロシアのテレビ・クルーも搭乗させたのだが、実は彼らはラデク奪回を目論むテロリストだった。ハイジャックされたエアフォース・ワン。マーシャル大統領は緊急脱出ポッドで脱出…したとみせかけ、機内に残り、人質になった家族やクルーを救出するため、テロリストと闘う。

【エアフォース・ワン】（1997）
監督：ウォルフガング・ペーターゼン
脚本：アンドリュー・W・マーロー
出演：ハリソン・フォード（村井国夫）、ゲイリー・オールドマン（佐古正人）、ウェンディ・クリーソン（塩田朋子）、ポール・ギルフォイル（小山武広）、グレン・グロース（藤田淑子）ほか。
『エアフォース・ワン』Blu-rayはウォルト・ディズニー・ジャパンより絶賛発売中。

NHKBSプレミアムシネマにて11月23日（月・祝）20時から『エアフォース・ワン』を放送。出演はハリソン・フォード、ゲイリー・オールドマン、グレン・グロースほか。予告動画はYouTubeにて視聴できる。

◇NHKBS「プレミアムシネマ」番組公式サイト
◇『エアフォース・ワン（吹き替え）』予告動画（YouTube）