肺がんで余命されたエクソシストが人間界を救う!キアヌ・リーブス主演『コンスタンティン』あらすじと予告動画

2015年12月13日16時00分映画

肺がんを患い余命宣告を受けたエクソシストのコンスタンティン(キアヌ・リーブス)。ある日彼は「天国」と「地獄」の均等が崩れはじめ、その影響が人間界にも及んでいることに気づく。人類滅亡のカウントダウンが始まったか?NHKBSプレミアム14日(月)夜8時50分より『コンスタンティン』を放送。予告動画はYouTubeで公開。

原案はアメリカのDCコミック『ヘルブレイザー』。キリスト教(カトリック)的内容が色濃い作品で、劇中に出てくる単語、人物名等がキリスト教に馴染みのない日本人には、少し分かりにくい部分があるかもしれない。
しかし、B級映画というか、ホラー映画というか、オカルト映画というか…なんとも形容しがたい作品だが、言い換えればすべての要素が一つになった、ホラー・アクション映画と言えよう。

共演は『ハムナプトラ』シリーズで一躍人気となったレイチェル・ワイズ。現在公開中『007スペクター』に主演、6代目ジェームズ・ボンドのダニエル・クレイグの奥さま(実生活)である。

主人公・コンスタンティンが敵と戦うシーンは、実に幻想的な世界観が描かれていて、それを見るだけでも十分に楽しめる。宗教がどうのこうのと、小難しいことを抜きに、エンターテインメント作品として大いに楽しんでいただきたい。

本作は、スタイリッシュな映像として高い評価を得ている。それもそのはず、ブリトニー・スピアーズ、エアロスミス、ジェニファー・ロペスなどのPVを手がけたフランシス・ローレンスの監督デビュー作が『コンスタンティン』である。
これ以降、ローレンスはウィル・スミス主演『アイ・アム・レジェンド』(2007)、そして大ヒットシリーズとなった『ハンガー・ゲーム』シリーズを手がけることとなる。

【安心してください!この映画に出てるキアヌは痩せてますから】
この俳優は、イケメンな自分を呪っているのか憎んでいるのか、時々極度にデブることがある。『スピード』(1994)や『マトリックス』(1999)でキアヌのファンになった方々は、時折見せる二重アゴ&緩んだフォルムのキアヌを見て、愕然としたことだろう。しかし、短期間で痩せてかっこいいキアヌに戻るから不思議だ。撮影がないと気が緩んで太ってしまうのだろうか? ファンは常に、スリムでカッコよく、美しいキアヌ・リーブスを望んでいるのだ。どうかスリム版キアヌをキープし続けてほしいと願わずにはいられない。

■あらすじ
人間には見えないものが見えてしまう“特殊能力”を持ったジョン・コンスタンティン(キアヌ・リーブス)はその能力を使って、超常現象を専門に扱う探偵を生業としていた。極度のヘビースモーカーなため、肺がんを患い余命1年を宣告される。その特殊能力を苦に、少年時代に自殺未遂を犯したコンスタンティンは、キリスト教(カトリック)なので死後、地獄行きが確定。悪魔祓いをすることで、天国へ行けるよう画策するのだが。
そんなある日、コンスタンティンは長い間保たれてきた「天国」と「地獄」の均等が崩れかけていることに気づく。その影響は人間界にも及んでいた。この世とあの世の境界線で何が起きているのか? 人類滅亡の扉が開いてしまったのか…。

【コンスタンティン】(2005)
監督:フランシス・ローレンス
原案・脚本:ケビン・ブロドビン
脚本:フランク・カペロ
出演:キアヌ・リーブス、レイチェル・ワイズ、シャイア・ラブーフ、ティルダ・スウィントン、ピーター・ストーメアほか。
備考:英語/字幕スーパー/カラー/レターボックス・サイズ
原題:CONSTANTINE
『コンスタンティン』DVD、Blu-rayはワーナー・ホーム・ビデオより絶賛発売中。

NHK BSプレミアムシネマ 12月14日(月)夜8時50分より放送『コンスタンティン』。監督:フランシス・ローレンス、原案・脚本:ケビン・ブロドビン、脚本:フランク・カペロ、出演:キアヌ・リーブス、レイチェル・ワイズ、シャイア・ラブーフ、ティルダ・スウィントン、ピーター・ストーメアほか。予告動画はYouTubeにて視聴できる。

NHK BSプレミアムシネマ番組公式サイト
キアヌ・リーブス主演『コンスタンティン』予告動画(YouTube)