社長、まさかのZERO対談!?「世界一難しい恋」第10話、感動の(?)最終話！美咲(波瑠)へのお土産はバラの花束！舞子(小池栄子)は最後まで有能な秘書！やっぱりレイさん(大野智)、成長してない!?櫻井翔との対談で、どうなる社長!?「世界一難しい恋」第10話は6月15日(水)夜10時から放送、予告動画は公式サイトで公開中。

見事、美咲(波瑠)と復縁。さらには抱きしめることまで出来て大満足の零治(大野智)。とはいえ、別れのきっかけになってしまった“キス”も交わさず、一人で帰宅してしまう。
浮かれる零治に舞子(小池栄子)は、“美咲の気持ちをちゃんと確かめたのか？”“恋愛の頂上はもっと上にある”と釘をさすのだった。
そんな中、和田(北村一輝)が、零治を訪ねてやってくる。彼は、なんと結婚することになったので、今度オープンする零治のホテルで最初に式を挙げたいのだという。元師匠をお祝いするかと思いきや、そこは零治、和田への対抗心から“自分が新しいホテルで最初に結婚式をすることになっている”と言って断ってしまう。しかし零治は、美咲にプロポーズもしていない段階である。
舞子は、とりあえず結婚を前提とした美咲との同棲を勧める。美咲との同棲も悪くない、と零治は美咲に同棲を持ちかけるが“もっとゆっくり関係を深めたい”という理由で断られてしまう。同棲どころか、別れて以来、美咲は零治の家に立ち寄ることすら避けているようだ。
どうしたら彼女が家に来てくれるのかと思索する零治。と、そんな中、会社のジムに来ていた幸蔵(小堺一機)と出くわし、家に連れて帰ることに。それを美咲にメールで伝えると、なんと彼女は幸蔵に挨拶がしたいと言い、零治の家に駆けつける。もしや、幸蔵が居れば美咲も家に来やすくなるのでは…？と考えた零治は、幸蔵と一緒に暮らそうと思い立つが…。

ダメダメな主人公の成長を描いたドラマは数多くあるが、これほどまでに主人公の性格がぶれなかったドラマは少ないのではないだろうか。
嵐・大野智、初のラブコメ！そのお相手は「あさが来た」で大ブレークの波瑠！と、大きく銘打たれて始まった本ドラマ。蓋を開けてみれば、大野、波瑠はもちろんのこと、脇を固める小池栄子に杉本哲太、北村一輝の演技に笑いっぱなし。回を追うごとに、ジワリジワリと社長企画室の面々を演じる小瀧望に清水富美加、西堀亮、若林誠、札内幸太、丸山智己、そして三宅弘城の個性も感じられるようになり、気づけば、波瑠演じる美咲に好かれたいがために右往左往する社長とそんな社長に振り回される社長企画室の面々の滑稽さもドラマの楽しみの1つになっていた。ドラマの出演者全員が個性豊かで、けれど、なんとなく身近にいそうで、愛しい。アリエナイ設定のようで、実は本当に横浜のどこかで起きていそうな、不思議なドラマだった。

さて、先述した通り、このドラマの凄いところは、社長の性格がぶれなかったところであろう。確かに、途中何度も美咲に好かれたいがために無理して猫を被ったところもあったが、それはすべて社員に見破られていた。あの暴君社長が最終的には“社員皆とお手手をつないで仲良しこよし”なんてことにならず、社長の性格はそのまんま。変わったように見れるなら、それは周りの社長に対する接し方が変わったからだろう。
これが、高校のクラスでのラブストーリーなら、零治の性格がある程度変わってしまっても納得だが、彼はもう社会人。35歳。突然めちゃくちゃ優しい社長に変わってしまったら、それは“違和感”でしかないだろう。ドラマでは、優しくなった社長を“違和感”として描き、大いに笑わせた。これまでとは意味の違う“大人のラブストーリー”を見せてくれたドラマだった。

「世界一難しい恋」第10話は6月15日(水)夜10時から放送、予告動画は公式サイトで公開中。

◇日本テレビ「世界一難しい恋」公式サイト

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