唐沢寿明妻役で奥貫薫登場!目指せ『スタアの装ひ』第2刷!「とと姉ちゃん」第15週詳しいあらすじと見どころ、予告動画

2016年07月16日09時08分ドラマ
(C)NHK

常子(高畑充希)が考えた「女性のための雑誌」は大当たりしたが、詰めの甘さからすぐに大量の在庫を抱える羽目に…『スタアの装ひ』第2刷目目指し、なんとか花山伊佐治(唐沢寿明)のアドバイスをもらおうと常子たちの奮闘ぶりが描かれるが、花山は二度とペンを握らないと協力を断る!果たして常子たちは花山を説得できるのか?NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「とと姉ちゃん」(7/11-16)第15週「常子、花山の過去を知る」のあらすじを紹介!予告動画は番組公式サイトで公開している。NHKオンデマンドで見逃し配信している。

※以下、詳しいあらすじを追記しました。過去のあらすじはコチラでまとめて紹介⇒【「とと姉ちゃん」各話のあらすじ】でまとめてご紹介。

第14週で『スタアの装ひ』を出版した常子たちは天国から地獄を見たが、その中で木村多江が演じる3姉妹の母・君子が何とも可愛らしく描かれていた。もともと第1週では、高所から落ちる常子を小さな“ざる”で受け止めようとしたり、夫・竹蔵(西島秀俊)をおっとり支えていた。だが、小橋家の激動の日々に君子の持ち味も薄まっていたが、ここにきてほのぼの君子が復活。今後もあわただしい戦後を癒してくれそうだ。次週はさっそく花山を工事の人と間違える一幕も!

第15週では、唐沢寿明扮する花山の妻・三枝子役で奥貫薫が登場する。映画『ラヂオの時間』などで注目を集めた演技派女優だが、芸能界入りは「アミューズ10ムービーズオーディション」の合格。1988年に8人組の女性アイドルグループ「エンジェルス」の一員(奥ちん)としてデビューしたととアイドル出身。NHK連続テレビ小説には「天花」「ごちそうさん」に続いて3作目の出演。大河ドラマ「龍馬伝」や「ちゅらさん3」「御宿かわせみ」などのドラマや情報番組に多数出演するNHKの常連女優。他にも、寺田農が関元役で登場する。この関元は、花山の過去を知る重要な人物。モデルとなった常子/大橋鎭子と花山/花森安治はすんなりと手を組んだようだが、ドラマでは戦争の悲劇も絡めて花山がどのように常子たちと手を組むようになるかをドラマチックに描いていく。

【第15週(2016/7/11-16】
とと■第85話(月)
常子(高畑)たちが作った『スタアの装ひ』。最初こそ完売したものの、類似品が闇市に出回り、増版は大量に売れ残ってしまった。失敗の原因を探るため、常子はかつて挿絵をもらった花山(唐沢)を訪ねた。妻の三枝子(奥貫)は優しく取り次いでくれるが、肝心の花山はケンモホロロで相変わらず口が悪く、ダメ出しばかり。しかし、その全てが的確な指摘で、常子は深い感銘を受けた。五反田(及川)から、花山が業界で知らないものはいない程の才能があるにも関わらず、ペンを折り、今は、品川の喫茶店で働いていると聞いた。
どうしても花山を諦められない常子は、翌日花山が働いているバラックの喫茶店へ。追い返そうとする花山に、いきなり編集長になってほしいと正面切って頼む。取りつく島のない花山に、編集の道を諦めた理由を教えてくれと常子。怒った花山は常子を残して店を出て行ってしまった。

toto■第86話(火)
バラックの喫茶店に残された常子(高畑)にコーヒーを出す関元(寺田農)。戦争で息子を失ったという関元は、息子の戦友だった花山(唐沢)について語り始めた。帝大出の花山は幹部候補生に志願せず二等兵から始めて相当ひどい扱いをうけたらしい。満州で結核にかかり病気除隊となり、戦友を残して帰国。後ろめたさもあって、帰国後は戦争の宣伝の仕事をした。関元の息子も満期除隊で帰国したが、1年後に再招集され南方で戦死。関元の息子の遺影の前で涙を流した花山は、8月15日に気づいたと関元に語った。常子は、花山が何に気づいたのか気になった。
一方、鞠子(相楽)と美子(杉咲)は売れ残った『スタアの装ひ』を何とかしようと闇市に店を構えるも、場所代を払えとこわ面なやからに絡まれてしまうが、水田(伊藤淳史)が助た。
常子は五反田に会い報告。五反田(及川)は、花山が常子のことを覚えており、常子なら花山をこの業界に戻せるかもしれない、君が追いかけてくるのを花山も待っていると、常子を説得。

とと■87話(水)
再び喫茶店を訪れ、ペンを折った真意を聞かせてほしいと迫る常子。花山は自分の母親が女手一つで苦労して兄弟を育ててくれたこと、平塚らいてうの『青鞜』を読んで明るくなったことを語った。その時、言葉の中に人を救う不思議な力があることを知り、いつかペンで人の役に立つ仕事をしたいと編集の仕事に就いた。病気除隊した後、内務省から宣伝の仕事を受け、国が勝てば全ての国民が幸せになると考え運命だと張り切った。だが、戦時中、国民を鼓舞するための誤った言葉のために多くの命が犠牲になったことを終戦の時に気づいた。人を救いたくてペンを握ったはずの花山が、言葉の怖さを考えずに戦時中、言葉に関わる仕事をしてしまった。信じていたことのすべてが間違っていたと気付かされたとき、ペンは握らないと誓ったのだと。黙って話を聞いていた常子は「どうしても女性の役に立つ雑誌を作りたい」と、あきらめないと、立ち去った。が、大切なはずの財布を店内に忘れてしまった。捨てる訳にもいかず、花山は家まで届けることに。しかし、君子(木村)に天井の修理に来た大工と間違われてしまい…。

とと■第88話(木)
君子(木村)たちが花山(唐沢)を天井の修理に来た大工だと勘違いしてしまった。几帳面な花山は、屋根だけでなくちゃぶ台まで修理して帰って行った。帰宅した常子(高畑)はこのことを知りがく然とした。一方、花山は、学生時代の友人から開発事業に誘われこれを受けたが、「女の人の役に立つ雑誌を作りたい」といった常子の言葉がよぎって仕方がない。このまま編集の道に戻らないでいいのか自問する花山。
翌日、鞠子のことが気にいった水田(伊藤淳史)は、必死に闇市で『スタアの装ひ』を置いてくれる店を探しまわってくれた。一方、常子は財布を届けてくれたお礼と大工と間違えてしまったおわびに、三度喫茶店を訪ねると、花山から一度きりの約束で手伝ってくれると予想外の言葉をもらう。

とと■第89話(金)
花山(唐沢)の協力に喜ぶ常子(高畑)たちだが、それもつかの間。花山は『スタアの装ひ』にダメ出しをしていく。美子(杉咲)の挿絵もダメ。鞠子(相楽)の文章に至っては単語しか残らない始末。文字だけでなく挿絵で、文章も分かりやすく簡潔に訴えろと指導する花山に素直に従う常子たち。早速作業にかかろうとすると、一番肝心な核がまだだと指摘。一番の改善点を考えろと帰ってしまった。花山からの課題に真剣に考える常子たち。闇市で水田に出会った常子は、服より大事なものが下着だと思いついた。つまり、これまで着物しか着たことのなかった人に、下着の作り方から教えるべきだと。常子たちは、なぜ花山が女性目線で物事を考えられるのか不思議に思ったが、さすがの花山も下着について一緒に論じるのは照れて帰ってしまった。
花山は五反田(及川)に会って愚痴を言うが、それが常子たち姉妹が気に入ったことだと察した。花山は、3姉妹だけでなく、母としての君子(木村)も気に入った様子。
こうして、ついに完成した第2号は、想像以上の反響を得た。

とと■第84話(土)
一度きりの約束は果たしたという花山(唐沢)。引き続き編集長にと常子たちが懇願するも、花山の決意は固い。花山は、一朝一夕にはまねされない本を作るように。こんな時代だからこそ伝えなくてはならないことがあるはずだが、そんな金のかかる本はつくれない、と帰って行った。
帰宅して、友人の開発事業を手伝う決心をした花山に妻・三枝子(奥貫薫)は、本当に編集の仕事を辞めてしまうのですかと声を掛けた。花山の中に新しい雑誌の構想があることに気づいた常子は、バラックで苦しい生活を続ける人々の姿を見つめる花山に「誰にもまねされない雑誌」の答えが見つかったと声をかけた。人々の暮らしを豊かにするための雑誌作りという花山が描く理想の雑誌をともに作りたい。もう間違わないようにしましょうという常子の言葉を信じ、花山はもう一度ペンを握る決心をした。

■キャスト(実在人物名)NHK番組公式サイト<相関図>
主人公、小橋常子(大橋鎭子)役:高畑充希/内田未来
常子の父・小橋竹蔵役:西島秀俊
常子の母・君子役:木村多江
常子の妹、次女・鞠子役:相楽樹/須田琥珀
常子の妹、三女・美子役:杉咲花/根岸姫奈/川上凛子
常子の叔父・鉄郎役:向井理

※その他のキャスト紹介⇒キャスト・モデル人物一覧

【春ドラマ】【NHK朝ドラ 一覧】【「とと姉ちゃん」関連・各話のあらすじ】

NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」番組公式サイト
 2016.4.4日(月)~10.01(土) <全156回予定>
NHK総合
月曜~土曜 午前8:00~8:15/午後0:45~1:00(再放送)
BSプレミアム
月曜~土曜 午前7:30~7:45/午後11:00~11:15(再放送)
土曜日 午前9:30〜11:00(1週間分)
NHKオンデマンド