渡辺謙主演「沈まぬ太陽」、プロモーション動画を配信開始!

2009年07月28日21時36分映画

主演の渡辺謙をはじめ、松雪泰子、鈴木京香、三浦友和、石坂浩二(敬称、略)ら豪華キャストでおくる山崎豊子の同名小説を原作とする劇場作品「沈まぬ太陽」(若松節朗監督)は、10月の劇場公開に先駆けて映画の内容を紹介するプロモーション動画の配信を開始した。配信は下記リンク、映画「沈まぬ太陽」公式HPにて行なわれる。

「白い巨塔」「大地の子」など、社会と人間の暗闇を鋭く掘り下げる硬派な作品の執筆で知られる直木賞・菊池寛賞作家、山崎豊子。彼女の作品のほとんどはドラマ化、映画化されるなどし、映像化作品の多い作家として知られているが、今回、若松節朗監督がメガホンを取るまで映像化の実現されていなかった傑作が、この「沈まぬ太陽」だ。

「沈まぬ太陽」は、大手航空会社を舞台とし、その社内抗争、内部事情を巡る人間ドラマや大企業の倫理観を問い掛ける意欲作。劇場版作品で渡辺謙は、大企業・国民航空に身を置きながらも、労働組合委員長として企業と戦ったひとりの男、恩地元を演じる。恩田は企業と対峙したために冷遇され、長期海外勤務を強いられて世界各地を転々とする。やがて国民航空は類を見ない大事故を引き起こすことになる。恩田は社内抗争に巻き込まれながら、企業とは何か?企業の倫理とは何なのか?人命の尊さと向き合う事態へ直面していく。

文庫本にして全5巻にも及ぶほどの長編小説である「沈まぬ太陽」。その映像化にあたっては20億円という国内映画として途方もない制作費が投入された。長期海外勤務を命じられた恩田の孤独を描くため、イラン、ケニア、タイなど赴任先のシーン収める世界中でのロケも敢行。重要なシーンとなる飛行機のシーンはCGで描かれる。かように圧巻のスケールで描かれる本作であるが、作品HPに掲載されている若松監督の会見での言葉によれば、「人間の尊厳、男の矜持」が映画の柱となるという。あくまで人間にクロースする本義を貫く。

長い戦いの上に恩田は何を見出したのか?その答えは10月24日(土)より全国のスクリーンに映し出される。劇場公開は300スクリーン以上での大規模ロードショーとなる。

映画『沈まぬ太陽』公式サイト

※サイト左中央、プロモーション映像をクリック後、再生。