「監獄のお姫さま」3/23発売決定!第10話で吾郎の罪が暴かれた!最終回ネタバレあらすじと見逃し配信中

2017年12月20日08時00分ドラマ

小泉今日子主演×宮藤官九郎脚本による“おばさん犯罪エンターテインメント”「監獄のお姫さま」(TBS)のブルーレイとDVDが、2018年3月23日に発売されることが分った!昨夜(12月19日)放送した笑って泣いてホロリとさせられた最終回(第10話)のネタバレあらすじをご紹介、最終回はTBSFREEおよびTverにて7日間無料配信している。

「監獄のお姫さま」は、女子刑務所の中という過酷な状況でたくましく生きる女たちの群像劇。主演は小泉今日子、共演は、満島ひかり、菅野美穂、坂井真紀、森下愛子、夏帆、そして復讐のターゲットの伊勢谷友介。

ドラマは、2017年12月24日のクリスマスイブから25日のクリスマスまでの十数時間をワンクール(3か月)かけて描いたが、吾郎(伊勢谷)は第1話でおばさんたちに誘拐され、最終回で解放されるまでずっと椅子に縛り付けられたまま。そんな彼のセリフに「2、3か月たったような気がする」とあったが、思わず「そりゃそうだ」と相槌を打ってしまった。

全10話の中で、2011年~2017年の間を行き来し、小泉扮する主人公や同房の女囚や刑務官、そして「爆笑ヨーグルト姫事件」事件の経緯と、真犯人まできっちり見せてくれた。中でも大活躍したのは伊勢谷友介だ。吾郎役に始まり、カヨたちの妄想相手から最終回では父親役までこなした。
これまで見せたことのない伊勢谷のひょうきんな演技に、「吾郎が犯人ではない」と考える視聴者も多くいたようで、Twitterには「しのぶ犯人説」「長谷川犯人説」まで飛び出した。筆者もその一人で、まんまとクドカンにやられてしまった。結局、「爆笑ヨーグルト姫事件」改め「微笑チビ社長事件」の犯人は吾郎。しかも、殺人教唆ではなく実行犯だった。

事件を解決したのは、塚本高史扮するカヨの恋人の検事・長谷川だった。のぶりんと呼ばれなんとも頼りない存在だったが、最後は検事らしく締めてくれた。おまけに、カヨにプロポーズするつもりの彼は、助手の今池 (上川周作)に「いいか!若くてかわいい子もいつかはおばさんになる!しかし!かわいいおばさんは!もうおばさんにならない!」と、なんとも素敵な言葉まで口にして、テレビの前のおばさんたちのハートを鷲づかみにした。

視聴率は、初回9.6%、第2話も9.6%とまずまずの滑り出しだったが、その後6.5%、7.8%、8.0%、7.9%、5.5%、6.6%…とじり貧状態。しかし第9話で8.2%まで数字を戻しており、最終回の視聴率も期待できそうだ。発表があり次第こちらで紹介する。(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)

■ブルーレー&DVD発売とプレゼント
「監獄のお姫さま」Blu-ray BOXとDVD BOXが、それぞれ3月23日(金)に発売されることが分かった。価格はDVD-BOXが 19,000円 (税抜)、Blu-ray BOXが 24,000円 (税抜)。
これを記念してDVD-BOX を抽選で 20名様 にプレゼント。⇒詳細ページ

■最終回(第10話)「更正」ネタバレ
急きょ沖縄に飛んだ検事・長谷川(塚本高史)は、しのぶ(夏帆)がパラセーリングを始める時、被っていたヘルメットに小型カメラがついていることに気づいた。そしてしのぶ と吾郎(伊勢谷)がパラセーリングをしたボートハウスで、事件当時の貴重な2つの映像を見つけた。ひとつは、しのぶがボートの上で爆笑している映像。その爆笑は吾郎のチクビが立っているのがTシャツを通して見えて笑っていたのだった。もう一つはしのぶの無罪が証明できる映像だった。

一方、アジトでのプレ裁判は何の進展もなく、吾郎の「拉致したことは罪に問わない、被害届も出さない」という言葉に、ふたばが「参りました。撤収」と声をかけて、カヨたちはガレージから逃げ出した。
しかし、吾郎は約束を破って被害届を提出。カヨたちはあっという間に身柄を拘束されて拘置所へ。

カヨたちの逮捕から22日。カヨたちも晴海 (乙葉) の説得により、吾郎が被害届を取り下げ釈放された。そして長谷川が重要な証拠をつかんだことでしのぶの冤罪を晴らす裁判が行われることに。

<裁判>
長谷川が入手した映像は、パラセーリングで吾郎がかぶっていたヘルメットの小型カメラで撮った映像だった。
そこには、吾郎が日本語のおぼつかないプリンスに、しのぶも吾郎も“しのぶ”だと教え、ナイフをいったんボートに落してプリンスに拾わせて彼の指紋をつけた映像が映っていた。そして「やってもやらなくても犯人はお前だ」とプリンスに告げ、ホテルのバーでしのぶと話してその会話を録音するよう命じていた。
その映像を見せられ動揺した吾郎は、長谷川が「ナイフのカバーに吾郎の指紋が付いていた」という陳述を聞いて、「カバーは海に捨てた」とまさかの失言で、自らの犯行を認めてしまった。

吾郎が自供。
実は、吾郎の父は江戸川乳業の配送社員だった。ある日、新製品のCMに出演する社員オーディションがあり、幼い吾郎が合格し、チビ社長としてCMに出演。レコードまで出した。しかし、会社経営不振で父はリストラ、社宅も追われ、屈辱を受けた吾郎は社長になると誓って、成長して江戸川乳業に入社した。

必死に働いた吾郎は副社長までに上り詰め、高級クラブのママだったユキ(雛形あきこ)とも知り合い、彼女のお陰で人脈も広げた。そんな中、社長から後継者として娘しのぶを紹介され、社長になるためにしのぶにプロポーズした。

そして沖縄旅行である理由で犯行におよんだ。ホテルで待っていたユキを崖に連れ出し、しのぶにはホテルのバーで待つように。吾郎からの命令通り、しのぶに近づいたプリンスは、しのぶも吾郎も“しのぶ”という日本語で覚えているために「しのぶ、ユキ殺す」という言葉もジョークに聞こえ、酔ったしのぶが大笑い。その会話を録音。
一方、崖では吾郎に愛想つかしをしたユキが立ち去ろうとした。吾郎にとっては万々歳のはずだが、実はユキが吾郎との関係を社長にバラしたために、吾郎はクビ宣告されていた。だから、ユキが消えても手遅れ。それが、ユキを殺害してその罪をしのぶに着せようとした理由だった。
吾郎は手袋をして、プリンスの指紋のついたナイフで自分の背中を刺し、ユキを崖から突き落とした。

長い吾郎の自供が終わった。発言を許されたユキは、吾郎を「悲しいひと」といった。裁判は終わった。しのぶの無実は証明され、吾郎は無期懲役となった。

晴海にはふたばが、吾郎が罪を認めたことを報告。吾郎が夜ごとうなされているのを知っていた晴海は、「今夜からはぐっすり眠れるでしょうね。よかった」と勇介を連れて帰って行った。

誰もいなくなった法廷で、カヨたちはいつものように「更生したぞ!」と声を合わせた。

その後、洋子(坂井)はエキストラ派遣会社に登録し、明美(森下)は組を若い者に任せて悠々自適な還暦を迎えた。カヨは千夏(菅野)の専属メイクを任され、長谷川からプロポーズされる。

ついにしのぶの出所の日。カヨたちが出迎えたが、所長と共にしのぶを見送ったのは、所長の計らいで刑務所に再就職したふたば(満島)だった。
そして、晴海が勇介を連れてやってきた。晴海に促されてしのぶの傍にきた勇介は「オバサン誰?」と聞き、カヨが「お姫さまよ」と教えた。「初めまして、お姫さま」という勇介をしのぶが抱きしめた。勇介を間に2人の母は手をつないで歩き始めた。

3か月後、しのぶは江戸乳業の五代目社長に就任した。

番組公式Twitterアカウント「pripri_TBS」。番組公式Instagramアカウント「pripri_tbs」。PR動画は番組公式サイトで視聴できる。

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