大杉漣の遺作放送続行!「バイプレイヤーズ」第4話でユースケ・サンタマリアと里見浩太朗が!?見逃し配信

2018年02月27日10時00分ドラマ
©テレビ東京

第3話放送1時間前に速報で入った大杉漣の訃報…ドラマ撮影中に主役の急死とは前代未聞!遺族ならびに共演者、そしてテレ東社長の熱望により撮影続行!大杉漣の遺作を見逃すな!テレビ東京28日(水)夜9時54分より「バイプレイヤーズ もし名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら」第4話放送!TVerにて見逃し配信。

2月21日午後8時すぎ、「バイプレイヤーズ」第3話放送直前にスマホに「俳優・大杉漣急逝」という速報が入った。一瞬何のことだかわからず、ドラマの予告が速報で流れたの?と筆者は思った。

「バイプレ」第1シリーズ最終回、大杉漣は暴漢にナイフで刺されてしまい誰もが大杉の死を思い浮かべたが「実は生きてました!」というオチだった。第2シーズンも同じようなオチかと思ったが、第3/5話でそんな予告するとは思えず、もう一度、ちゃんと速報を見直した。それはドラマの予告ではなく本当の速報だった。

何が起きたのかわからず、驚きと悲しみで自分の感情の整理ができないまま「バイプレ」第3話が放送開始。相変わらずおとぼけな「島おじさん」たちがおかしいのだが、笑っていいのか悲しいのか、なんとも言えない心境だった。笑いながら涙を流してドラマを見るなんて、こんな経験したことがない。同じような気持ちで第3話をご覧になった視聴者も多かったのではないだろうか。

消化しきれない複雑な心境をかかえたまま、第4話そして最終回の放送が確定した。21日時点でまだ4話と最終話の撮影は終わっていなかった。遠藤憲一、松重豊ら共演者は自分たちのスケジュールを無理してでも撮影を続行してほしいと直談判したという。テレビ東京の社長も定例記者会見で続行するよう指示を出したと語った。

大好きだった「バイプレイヤーズ」の共演者、そして家族に看取られて逝った大杉漣。66歳とはあまりにも早い。21日に放送された「ぐるナイ」は大杉漣最後の出演とあって視聴率はいつもの倍、16.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。しかも大杉漣が最下位で出演者全員大杉にゴチになるという、まるでドラマのようなオチ。どこまでも大杉漣は「持っている」男だった。

くだんの第3話は、田口トモロヲが舞台出演のためほかの5人と共演できず、1人でのシーン(風邪で床に就く)がメインだった。高熱にうなされる田口トモロヲの「心の声」がまるでNHK「プロジェクトX」の語りそのもので笑えたのだが、やっぱり悲しくて泣いてしまった。

予定通り第4話(2/28)、最終回(3/7)に放送される。大杉漣の遺作「バイプレイヤーズ」は最終回まで絶対見逃せない涙のドラマになってしまった。

■前回(第3話)ネタバレあらすじ
田口トモロヲが風邪を引いてしまい、5人全員そろっての「島おじさん」の出演ができなくなった。大杉漣が「5人全員揃わなきゃ」というのでピンチヒッターに女バイプレイヤーがやってきた。「島マダム」1、2、3、4、5のメンバーは板谷由夏、戸田菜穂、峯村リエ、ふせえり、馬渕英里何、大島蓉子。女バイプレイヤーズたちは「そうだ、そうだ」の台詞練習を始めていた。

そんな中、板谷由夏が田口トモロヲに「相談したいことがある」とLINEを送ってきた。風邪でゲホゲホな田口は遠藤憲一らに板谷が「島ハウス」に来ることを伝え力尽きる。遠藤、光石研、松重豊は美女がハウスにやってくるとウキウキ。

一方、大杉は女バイプレイヤーズたちの陣中見舞いに彼女らが宿泊しているホテルへ。そこへやってきた本田望結が「せっかくだから一緒に食事を」と誘い、そのままカラオケ大会。大盛り上がりで女バイプレイヤーズたちと熱唱する大杉だった。

その頃、島ハウスにやってきた板谷はすっかり寛いでドラム缶風呂にまで入った。板谷は共演する吉田羊のことが大好きで、大好きすぎて仇役の演技ができないと悩みを打ち明ける。光石らは、板谷の吉田羊に対する緊張をほぐしてあげようと「吉田羊は板谷さんのことを『イタタニさん』と呼んでいた」とかデタラメばかり言う。板谷は「えーっ!?吉田さんてそんな人なの?」と自分が思い描いていた理想の女性象とはかけはなれたキャラで驚きを隠せずにいた。

その翌日、今度は吉田羊が田口トモロヲに「相談したいことがある」とLINEを送ってきた。寝こんでいる田口の代わりに吉田を迎え入れた遠藤、松重、光石、そしてホテルから戻った大杉漣。吉田も板谷由夏のことが大好きで、好き過ぎて仇役の演技ができないと悩みを打ち明ける。

そこにやってきたのが板谷由夏率いる女バイプレイヤーズたち。吉田羊と鉢合わせした板谷(福岡県出身)は「あんたの本性しっとっとよ!」と福岡弁で攻撃。対する吉田(福岡出身)も福岡弁で応戦。自分たちのウソが混乱を巻き起こしたと「島おじさん」たちはオロオロ。

紆余曲折あったが、みんな腹を割って話ができ、共演者同士一層チームワークが固まった。終わりよければすべてよし。男女バイプレイヤーズは一晩中盛り上がり、翌朝は二日酔いで撮影できなかった。

一方、すっかり回復した田口トモロヲは、一人で撮影現場へ。いままでになく台詞が多い「島おじさん」を1人で演じた。

■第4話あらすじ
テレ東朝ドラ「しまっこさん」の監督としてユースケ・サンタマリアがやってきた。「島ハウス」にやってきたユースケは「ここで撮影しよう」と言いだす。光石研以外は反対する中、撮影がスタート。無茶な演出で「島ハウス」が壊されて、バイプレイヤーズたちの顔が曇り始める。そんな中、光石が島で里見浩太朗とすれ違うのだが…。

テレビ東京2月28日(水)夜9時54分より「バイプレイヤーズ もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら」(全5話)第4話を放送。出演:遠藤憲一/大杉漣/田口トモロヲ/松重豊/光石研/北香那ほか。第4話ゲストはユースケ・サンタマリア/里見浩太朗。番組公式Twitterアカウントは「tx_byplayers」。「TVer」にて最新話見逃し配信中。

テレビ東京 「バイプレイヤーズ もし名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら」番組公式サイト
民放公式テレビポータル「TVer」公式サイト

【2018冬ドラマ】【「バイプレイヤーズ」関連・各話あらすじ】