明かされたタイトルの意味!「半分、青い。」第2週:聞きたい!あらすじと見どころ、予告動画

2018年04月08日08時00分ドラマ
©NHK

4月2日(月)からスタートしたNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「半分、青い。」第1週は、胎児スタート、ナレーションのバトンタッチ、肉親の死など視聴者を驚かせる異例づくしのスタートだった!いよいよ第2週の週末には永野芽郁と佐藤健も登場!4月9日(月)からの第2週のあらすじと見どころを紹介、予告動画は番組公式サイトで公開中だ。

朝ドラ史上初の胎児スタートの「半分、青い。」は、朝ドラに欠かせないナレーションも前代未聞の面白いものだった。楡野鈴愛役の永野芽郁と萩尾律役の佐藤健が胎児の声をしたり、次々に担当が変わっていき、祖母・廉子がバトンを受けった。

しかも、これまでの朝ドラなら終盤に家族の死を持ってきて泣かせるところを、第4話で祖母の死の告知。しかも「ピンピンコロリと亡くなった」という本人自らのナレーションベース。もっとも取り残された祖父・仙吉(中村雅俊)はすっかり元気をなくしているが…。ともあれ、祖母は空の上から優しくみんなを眺めている。

小学生になったヒロインたちは、「マグマ大使」や「ベストテンごっこ」、糸電話などに夢中。昭和世代には涙が出るほど懐かしいワードやエピソードが満載で、放送直後のSNSには感動の声や1970年代の時代考証、川を挟んだ糸電話が鈴愛と律を織姫と彦星に例えているなどと鋭い指摘も飛び出した。
そんな異例づくしの展開は視聴者にも好評を得ているようで、初回21.8%でスタートした視聴率も、木曜までの平均が20.8%と高い数字で推移している。(数字は、ビデオリサーチ調べ、関東地区)

また、タイトルに込められた意味も、初回冒頭で早々に明かされた。ヒロインの鈴愛は小学3年生のころに左耳の聴力を失う。だから雨が降っても、片方の耳には雨音がするが、半分は雨音がしなくて、いつも晴れ。雨音が聞こえないことを悲観的に感じるのではなく、晴れているのだと肯定的にとらえている。筆者はタイトルから“青春”をイメージしていたが、本当の意味は自らのハンデも気の持ちよう、とらえ方ひとつだと教えてくれるものだったのだ。

星野源が歌う主題歌「アイデア」もドラマの世界観やオープニング映像にぴったりと高評価。オープニングで永野芽郁が長いリボンを持って走るが、試写会後の会見の席で、原作者の北川悦吏子は、「あのテンポの曲なら、絶対に走りだすだろう」と思ったそうで、「カラフルにリボンが美しくて、本当にきれいだった」と指摘していた。
原作者も感心させたリボン。長さのあるリボンをきれいにたなびかせるのはなかなか難しいらしい。実は、永野は小学生のころに少し新体操を習っていたそうで、これが役に立ったようだ。

気になる第2週は、糸電話騒動で律の母・和子(原田知世)と鈴愛の母・晴(松雪泰子)が向き合うところから始まる。和子の言葉に晴が涙するようだが、果たして和子は何を言いに来たのか?
ところが第2週でも鈴愛のせいで律が怪我をする。そしてついに鈴愛の耳が聞こえなくなる。週末にはいよいよ永野芽郁と佐藤健も登場するのでお楽しみに。

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【第2週(2018/4/9-14)あらすじ
■第7話(月)
律の母・和子(原田知世)に呼び出された晴(松雪泰子)。鈴愛(矢崎由紗)が律(高村佳偉人)を川に落としてしまったことを怒っているのではないかと気を張る晴だったが、和子の口から発せられたのは意外な一言だった。そのころ小学校では、テストの解答をめぐって律が、担任の豊島(佐藤夕美子)から厳しい説教を受ける。自分の真意を豊島に伝えようとしない律を見かねた鈴愛は、勇気を振りしぼって立ち上がるが…。

■第8話(火)
学校からの帰り道、不意にめまいをおこした鈴愛(矢崎由紗)。バランスを崩し倒れそうになったところを助けたのは律(高村佳偉人)だった。そんなある夜、晴(松雪泰子)は、鈴愛がいじめっ子ブッチャー(大竹悠義)に投げたゴミ箱が律に当たり、けがを負わせていたことを聞く。なぜ黙っていたのかと問い詰める晴に、晴がつけた名前をからかわれたせいだと知られたくない鈴愛はかたくなに答えず、二人は大げんかになってしまう。

■第9話(水)
晴(松雪泰子)と大げんかの末、家を飛び出した鈴愛(矢崎由紗)。行くあてもなく、たどり着いたのは律(高村佳偉人)の家だった。和子(原田知世)から連絡を受け、鈴愛を迎えに来た晴は、律の口から自分に隠し事をした鈴愛の真意を聞く。娘の思いやりに心を打たれ、鈴愛と晴は母子の絆をより一層深めることに。翌朝、鈴愛が耳の不調を訴える。貴美香(余貴美子)の紹介で、名古屋の大学病院で精密検査を受けることになり…。

■第10話(木)
耳鳴りをうったえ、精密検査を受けた鈴愛(矢崎由紗)。検査の結果が出るまで2週間を要するという。鈴愛自身も家族も、処方された薬を飲めば治ると信じていた。2週間後、結果を聞くために再び大学病院を訪ねた晴(松雪泰子)と宇太郎(滝藤賢一)。医師から告げられたのは、鈴愛の左耳は既に完全に失聴しており、もう二度と治ることはない、というものだった。何も知らない鈴愛に、晴と宇太郎が検査の結果を伝える…。

■第11話(金)
一生、左耳の聴力が回復することはないと告げられた鈴愛(矢崎由紗)だったが、何事もなかったように明るく過ごす。気丈にふるまう娘の姿に、晴(松雪泰子)は母親としての責任を感じ、夜な夜な涙する。宇太郎(滝藤賢一)と仙吉(中村雅俊)は、そんな母娘を支えようとするのだった。ある日、小学校の授業で鈴愛に災難が降りかかるが、ピンチを救ったのはやはり律(高村佳偉人)だった。そんな律の前で、鈴愛は初めて涙を流す。

■第12話(土)
鈴愛(矢崎由紗)の片耳失聴が宣告されて以来、日に日に落ち込み、弱っていく晴(松雪泰子)。和子(原田知世)をはじめ周りの人たちはそんな晴を気遣うが、一向に元気になる気配はなかった。鈴愛は律(高村佳偉人)と共同制作したあるものを、晴や家族に披露する。それは、聞こえなくなった左耳の中で広がる楽しい世界を表現したものだった。時はたち、1989年。鈴愛(永野芽郁)と律(佐藤健)は高校三年生になった……。

【平成30年度前期の連続テレビ小説98作目】
作:北川悦吏子
出演:永野芽郁,松雪泰子,滝藤賢一,佐藤健,余貴美子,風吹ジュン,中村雅俊
語り:風吹ジュン

NHK「半分、青い」番組公式サイト
 <総合>(月~土)午前8時~8時15分/午後0時45分~1時[再]
 <BSプレミアム>(月~土)午前7時30分~7時45分/午後11時30分~11時45分[再]
   (土)午前9時30分~11時[1週間分]
NHK_PR「半分、青い」関連動画
◇公式Twitter「@asadora_nhk」

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