濡れ衣、収監、記憶喪失…そして脱獄、逆襲！韓国で最高視聴率28.3％をたたき出した極上のリベンジサスペンス「被告人」の見どころを紹介！作品公式サイトで予告動画が公開されている。

まず「被告人」を簡単にあらすじ紹介すると…

夫婦で愛娘の誕生日の日を祝ったあと、幸せな眠りについたエース検事ジョンウ（チソン）。ところが目を覚ますと、そこは監獄。妻と娘を殺した罪で服役していたのだ。4ヶ月間の記憶を失っていた彼には全く状況がつかめない。遡ること4ヶ月前。財閥グループの副社長ミノ（オム・ギジュン）は殺人未遂の罪でジョンウに追われていた。双子の兄ソノ（オム・ギジュン2役）に自首をすすめられたミノは、ソノを殺害し自分が自殺したように見せかけてソノに成りすましていた。偽装工作を見破ったジョンウは、ミノを逮捕する寸前だった。



■予想を裏切るストーリー
犯人はわかっているのだ。しかし、服役中のジョンウには事件当日から4か月間の記憶がない。予想を裏切る展開の中、友人や義弟にも信じてもらえず、ひょっとして本当に殺害してしまったのか？と弱気になるジョンウ。そんな気持ちを振り払い、記憶を取り戻すために奮闘するジョンウを思わず応援したくなる。
さらに、消えた愛娘の謎、味方が裏切り、敵が助けてくれる。練りに練られた脚本で、観始めたら止まらない。

■チソンの迫真の演技にトリハダ必至！
チソンといえば、「キルミー・ヒールミー」「秘密」「タンタラ～キミを感じている」などコメディからシリアスまで、また「鉄の王 キム・スト」「王の女」などの時代劇まで、実に守備範囲が広い。どの作品もヒットし硬軟自在な表現力で“演技の神”の異名を持つ。
彼のすべての作品を観ていない方も「キルミー・ヒールミー」の七変化を見れば彼の演技力は分ったはず。
ところが本作でチソンはまた新たな表情を魅せてくれる。
エース検事として暴力団相手に素手で単身乗り込むジョンウ（チソン）。妻に足の傷の手当てをしてもらうシーンでは子供のように痛がる。愛娘に見せる慈愛に溢れる眼差しと極上の笑顔、犯人ミノ（オム・ギジュン）に向けた憎悪。そして役作りのために6キロ減量したというげっそり頬のこけた表情で見せる記憶喪失の苦悩、犯人とのハイレベルな頭脳戦など、緊迫感あふれるリアルな演技で魅せてくれる。

■チソンvsオム・ギジュン
こうした復讐劇は敵が憎らしいほど面白くなる。そんな敵役を演技派俳優のオム・ギジュンが演じている。本作で彼は真逆の性格を持つ双子を演じる。しかも自分が犯した殺人の罪から逃れるためだけに、自首を進める兄を殺すというトリッキーな極悪人。演技派のチソンとオム・ギジュンが繰り広げる頭脳バトルはゾクゾクするほど面白い。

■ほのぼの・コミカル要素も満載！
復讐劇となると重苦しい展開に全話観るのが途中辛くなることも少なくない。しかし本作は序盤ではジョンウ（チソン）と娘（シン・リナ）とのほのぼのとした父娘のふれあいや、理解ある妻（ソン・ヨウン）との夫婦愛も丁寧に描かれ、俳優チソンが理想の夫像を見せてくれる。
また、ジョンウが服役してからは、名優たち（ウ・ヒャン、チョ・ジェユン、オ・デファン）が演じる個性豊かな同室の囚人たちが思いっきり笑わせてくれる。そんな彼らとジョンウは絆を紡いでいき、ついには彼らが片棒を担いで映画のような脱獄劇を成功させる。
そして若き囚人イ・ソンギュ役のキム・ミンソクにも注目！「太陽の末裔」での好演が光った彼だが、本作では物語の鍵を握る重要な人物を演じる。

■ラブ封印の男女バディ
韓ドラといえばどんなジャンルであろうと恋愛ストーリーが絡んでくるが、このドラマは序盤に夫婦愛は描かれるもののそれ以外に主人公のラブはない。
ジョンウの弁護を引き受けるのは、勝率ゼロの熱血女性弁護士ウネ（ユリ/少女時代）。冷静で鋭い洞察力を持つジョンウは検事時代、このウネに辛辣な言葉を散々投げつけた。お互い最悪の印象しかなかった。そんな二人が塀の外と中で協力する。そして、弁護士でありながらも脱獄後にも手を貸すのだ。2人が繰り広げるラブなしの凹凸コンビの活躍も見どころだ。

ドラマの見どころはまだまだある、同僚で親友のジュニョク（オ・チャンソク）、妻の弟で刑務官のテス（カン・ソンミン）との関係、「シティーハンターin Seoul」の脚本家チェ・スジンだけにアクションもたっぷり描かれる。スッキリ後味の良い終わり方で“サイダードラマ”とも言われた本作は、最終回でチクリと政治風刺もやってくれる。詳しくは、同じくヒューマンミステリーの名作「ボイス～112の奇跡～」と比較した記事『チャン・ヒョク「ボイス」とチソン「被告人」を比べてみた！』で詳しく解説している。

◇「被告人」公式サイト

【作品詳細】【「被告人」を2倍楽しむ】