【最終回拡大2時間SP】沢口靖子「科捜研の女19」第34話、一年間の有終の美は20年前の事件だ|第33話ネタバレあらすじ

2020年03月13日11時24分ドラマ
@テレビ朝日

沢口靖子主演の「科捜研の女season19」最終回(第34話)は、1年を締めくくるスペシャルで放送される!20年前の事件の真相を最新鑑定でひも解く!マリコの父・伊知郎(小野武彦)が握る秘密とは?3月19日(木)夜8時よりテレビ朝日にて「科捜研の女season19」の最終回(第34話)は2時間拡大SPで放送!予告動画は番組公式サイトで公開中!見逃し配信は公式サイトやTVerなどにて、ビデオパスで見放題配信中だ。



3月12日放送の第33話は、第7話に登場した後妻業の女、”令和の毒婦”こと森聡美(鶴田真由)が登場した。資産家の財産を相続するという公正証書を作らせていたという第7話からの連続のような話となった。相続した財産を「私が集めた愛なの」と語れば、マリコ(沢口靖子)も「一生かかっても使いきれないほどの愛を集めるあなたの気持ちがわかりません」と返す。「お金持ちの女に愛されたことのないかわいそうな女のセリフね」と反論する。アラフィフとは思えない女優二人のアップでの論戦はかなりの迫力だった。

久々の出演となった鶴田真由だが、この役をとても楽しんで演じたそうで、レギュラーかと思えるほど現場になじんでいたという。マリコに協力するのはNY警察の朝比奈役を演じたのは清水ミチコだ。「ドクターX外科医・大門未知子」でも個性的な内科医を演じたが、今回もくせの強い刑事役だった。

マリコと土門(内藤剛志)が話すといえば、現場か事件が解決した後のまったりとしたシーンが多いが、第33話では聡美の爪に気が付いて土門が科捜研で夜中まで残業しているマリコの元を訪ねるシーンがあった。”ドモマリファン”なら、土門がマリコに会いたくて急いでやってきたと思えるシーンであった。

3月19日放送の第34話を持って、1年続いた「科捜研の女season19」は最終回と迎え、2時間拡大で放送される。1年間の締めくくり、そして、20周年記念の番組にふさわしく、20年前の事件が関与する。久しぶりの登場となるのはマリコの父で元科捜研所長の榊伊知郎(小野武彦)だ。season19は20周年記念であったため、懐かしい人々の登場が多かったが、最終回は父親が登場する。マリコのプライベートでの娘としての姿も描かれるか楽しみな回となる。予告動画にもでていたが、20年間の懐かしい映像も挟み込まれるようである。若かりし日、”独走気味”だったマリコの鑑定姿も期待できる。



■前回(第33話)ネタバレあらすじ
アメリカで大人気の照り焼きソース“テリヤキング”の創業者で会長の本多嘉壱(福本清三)がニューヨークの自宅で死亡した。アメリカでは殺人の可能性はないとして捜査されなかった。その2週間後、嘉壱の娘で日本支社専務の本多鏡子(美鈴響子)が、屋外で頭部に外傷を負った状態で死亡しているのが発見され、榊マリコ(沢口靖子)らが臨場した。

土門薫(内藤剛志)は、テリヤキング日本支社へ向かうと、嘉壱の長男・幸一(大場泰正)はかつて日本支社の社長だったが父と喧嘩して3年前に会社を追われ、現在は次男の光二(井之上チャル)が社長の座に就いていることがわかる。しかし嘉壱は鏡子を社長にしようとしていたという話もあがっていた。三人の子どもたちには深い確執があったようだ。

嘉壱が相続人にしていたのは、これまで4人もの資産家から莫大な遺産を相続し、かつてマリコにも敵意をむき出しにした“令和の毒婦”こと森聡美(鶴田真由)と判明した。京都で起きた4人目の夫の死に関する容疑はマリコらの鑑定によって晴れたものの、2人目の件については神奈川県警が捜査を継続している女性だ。

聡美が遺言公正証書を作らせた嘉壱は死亡し、その娘も殺害された。2人の死が無関係とは考えられない。そこで鏡子の血液から毒物の鑑定をするのだが、検出されなかった。そんな中、鏡子の死亡推定時刻に、聡美が殺害現場のテリヤキングの日本支社を訪れていたことが判明する。そして、死体遺棄現場からも聡美が履いていたのと同じようなハイヒールの下足痕がでてきた。聡美を捜そうとしていた矢先、なんと本人が京都府警を訪問してマリコを呼び出し、「私を犯人だと思うなら、それを証明して」と挑発してくる。

そこへNY市警で研修中の朝比奈刑事(清水ミチコ)がやってくる。嘉壱の捜査の際に、聡美のことが気になっていたという。聡美はいままで、毒物を使っていたと疑われていたが、鏡子の死体からは毒物は検出されていなかった。所長の日野(斉藤暁)は嘉壱の死体を再鑑定してほしいと要望を出す。

聡美は、長男の幸一と聡美が嘉壱の財産を下ろそうとしていた。そして、聡美が現在世話になっている大阪の資産家・水島を訪ねると、アリバイが成立する。その時、土門は聡美の爪が付け爪だったことに気が付いた。聡美は以前、マニュキュアはしても付け爪はしないと言っていたのだ。そのことを土門はマリコに告げる。以前の犯罪で付け爪で犯罪を隠そうとしたことをおもいだしたマリコは聡美がなにかを隠している可能性を感じる。水島が聡美をかばっていることがないかを科捜研で調べる。聡美の毛髪が水島の車に残っていた。そして、水島の車のドライブレコーダーを復旧させると聡美が映っていた。遺体遺棄は聡美の仕業だったことがわかった。スマホからは鏡子からの呼び出しのメールと、注射器を購入していたことも分かった。嘉壱が殺される前に買っていた。

鏡子を殺したのは、販売担当重役・宮下だった。凶器の指紋から判明した。鏡子が社長になる条件は、宮下を首にすることだった。それを知った宮下は激怒して鏡子を殺したのだ。そこへ訪問してきたのが聡美で、凶器に触った際、爪がかけてしまった。自分の評判を知っている聡美はこのままでは自分が疑われると思い、大阪から京都に運び、京都府警に調べさせようと思ったのだ。死体遺棄と証拠隠滅なら執行猶予がつくと思ったという。

凶器からみつかった聡美の爪から、毒が見つかっていた。それは代謝の早い毒物だ。NY市警が嘉壱の口の中に注射痕があることがわかり、舌苔から見つかった毒と爪から見つかった毒が一致し、聡美の罪がやっと証明された。



■最終回(第34話)あらすじ
殺人事件で指名手配をかけられ、長らく逃亡していた芳賀悦郎(田中要次)が逮捕された。本人は犯行を否認し、弁護士も鑑定の証拠能力に疑問を唱え、再鑑定が行われることに。科警研は、榊マリコ(沢口靖子)に白羽の矢を立て、その依頼に訪れたのは、彼女の父で元科捜研所長の榊伊知郎(小野武彦)だった!科捜研メンバーたちはさっそく事件現場へ赴き、当時、兵庫県警が行った捜査について検証を行う。

『加美鳴沢写真家殺人事件』は20年前、京都と兵庫の府県境にある別荘地で発生。写真家の狩野篤文(比留間由哲)が自身の別荘『雷冥荘』で射殺され、凶器の猟銃からは友人で小説家の芳賀の指紋が検出された。事件当時、雷冥荘には2人以外にも狩野の友人、妻、モデル、アシスタントの計6人が集っていた。管理人の証言によると、他には雑貨店の店員が軽トラックで食材を届けに訪れただけで、別荘地のゲートが閉ざされた夕方以降、人の出入りはなかった。夕食を兼ねたパーティーで狩野は、芳賀と激しく言い合いをした後、1人でアトリエに籠り、翌朝、射殺体で発見された。同時に芳賀も行方をくらましてしまい…。兵庫県警は、その経緯と猟銃に指紋が付着していたことから、芳賀が狩野を射殺し逃亡を図ったものと見ていた。

マリコは猟銃の指紋に疑問を感じて検証を行い、「芳賀が犯人とは言い切れない」と裁判員裁判の法廷で証言し、兵庫県警と真っ向から対立してしまう。しかし芳賀が犯人でないなら、いったい誰が狩野を殺したのか。真犯人を突き止めるべく鑑定を進めるマリコたち。

一方、法廷には事件当時、別荘に滞在していた者たちが証人として一堂に会し、過去の秘密や本音を暴露して裁判は荒れに荒れまくる。

そんな折、なんと第2の犠牲者が…20年経った今も事件は続いていたのか!?
事件がより複雑な様相を呈していく中で、科捜研の鑑定により意外な手がかりが発見される!
狩野殺しの真犯人と、あまりに意外な背景とはいったい?
マリコの鑑定が真相を全て解き明かす!

木曜ミステリー「科捜研の女season19」はテレビ朝日にて毎週木曜夜8時より放送。出演:沢口靖子/内藤剛志/若村麻由美/風間トオル/斉藤暁/渡部秀/山本ひかる/金田明夫/西田健/石井一彰ほか。Twitter公式アカウントは「@kasouken_women」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。

「科捜研の女season19」番組公式サイト
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