映画『MOTHER マザー』長澤まさみの息子役に新人・奥平大兼大抜擢!60秒予告動画解禁

2020年04月27日04時00分映画

大森立嗣監督―が実際に起こった少年による祖父母殺害事件を元に描く衝撃作!長澤まさみ主演、共演に阿部サダヲを迎えてこの夏公開予定の映画『MOTHER マザー』で新人・奥平大兼がスクリーンデビューすることが分かった!ポスターと予告動画も解禁された。



物語は、17歳の少年が起こした殺人事件に端を発する。男たちとゆきずりの関係をもち、その場しのぎで生きてきた秋子(長澤)。シングルマザーの彼女は、実の息子・周平(奥平)に奇妙な執着を見せる。幼い周平にとってもまた、頼れるものは母親しかいなかった。やがて身内からも絶縁され、次第に社会から孤立していく中で、母と息子の間に生まれた“絆”。それは成長した周平をひとつの殺害事件へ向かわせる。

長澤は本作でシングルマザーの秋子を演じ、社会の闇へ堕ちていく母親に挑戦。また、秋子と内縁の夫になるホスト・遼を阿部サダヲが演じている。製作は、日本アカデミー賞(主要部門)三冠の『新聞記者』(19)、『宮本から君へ』(19)など話題作をおくりだし、現代社会の様々なテーマを世に問い続ける映画会社スターサンズ。河村光庸プロデューサーが、実際に起きた「少年による祖父母殺害事件」に着想を得て、『日日是好日』の大森立嗣監督とタッグを組み、新たな物語として映画化した。
長澤まさみ演じる母親・秋子の歪んだ愛情しか知らずに育った17歳の少年・周平を演じたのは、本作が初オーディション初スクリーンデビューとなる新人・奥平大兼(おくだいらだいけん)。
渋谷駅の改札でスカウトされた奥平は勉強のためにとオーディションを受け、合格通知には喜びよりも驚きが多かったという。既成の価値観では測れない母親との関係に翻弄される息子という難しい役柄ながら、大森監督は奥平を「演技の中で嘘をつかないことをやり通せたこと」と評価し、スターサンズ佐藤プロデューサーは奥平の起用理由を「周平役には、16-17歳という少年期の危うさと繊細さ、そして主人公の母親を支える包容力が必要だと考えていたので、はじめてオーディションでお会いした時、彼しかいないと確信しました。」と太鼓判を押す。

映像は、センセーショナルな導入にはじまる。長澤が演じる母・秋子の「あれはあたしが産んだ子なの。あたしの分身。舐めるようにしてずっと育ててきたの」という印象的なセリフから母と息子の歪んだ愛情が伝わり、「学校、行きたいんだけど」と母親と、外側の世界の間で揺れる周平の葛藤も描かれている。
動画公開と同じくして発表された第二弾キャストには夏帆、皆川猿時、仲野太賀、木野花といった豪華実力派俳優が並ぶ。
大森監督が実話に着想を得た作品としては、秋葉原無差別殺傷事件の犯人を基に描いた「ぼっちゃん」(2013)が挙げられる。現代社会の歪みや矛盾を描くことに定評のある監督の最新作として大いに期待が持てる。一方の長澤は、ドラマ「コンフィデンスマンJP」やコント番組「LIFE」などの出演で抜群のコメディエンヌとしても人気が高いが、本作での闇を抱えた演技は予告動画からも凄みが感じられ、その振り幅の広さに改めて感服することだろう。
衝撃作映画『MOTHER マザー』は、今夏TOHOシネマズ日比谷ほかにて全国公開。予告動画は公式サイトおよびYouTubeで視聴できる。


映画『MOTHER マザー』公式サイト
YouTub・映画『MOTHER マザー』予告60秒