第93回アカデミー賞:Netflix作品が最多16作品・38ノミネートを達成!

世界最大級のオンラインエンターテインメントサービスを提供するNetflixは、3月15日に発表となった第93回アカデミー賞で、合計16作品38部門(※)の最多ノミネートを獲得した。
(※): 日本におけるNetflix作品のノミネート数です。各国の取り扱い作品により、ノミネート数が異なる場合がございます。アメリカのノミネート数は、【合計16作品35ノミネート】
今年は例年以上に配信作品、中でも特にNetflixオリジナル作品が多数ノミネート・受賞する結果となっており、アカデミー賞をNetflix作品が席巻することにも益々注目が高まっている。
デヴィッド・フィンチャー監督&ゲイリー・オールドマン主演の『Mank/マンク』が並み居る強豪を押しのけ、【作品賞】【監督賞】【主演男優賞】など最多10部門ノミネートを獲得。本作は、1941年の名作映画『市民ケーン』でアカデミー賞脚本賞を受賞した脚本家“マンク”ことハーマン・J・マンキウィッツを主人公に描く、実話を基にした物語で、のちの名作が生まれるまでの壮絶な舞台裏を描き出した作品。各米映画サイトでは「素晴らしい!傑作!」(Irish Times)など、絶賛評が続出。
さらに、エディ・レッドメイン、ジョセフ・ゴードン=レヴィットら豪華競演の『シカゴ7裁判』が【作品賞】【助演男優賞】など6部門ノミネートを獲得。反体制に立ち上がったクセ者〈シカゴ・セブン〉の裁判を描く、実話に基づく人間ドラマである本作は、ノースカロライナ映画批評家協会賞でサシャ・バロン・コーエンが助演男優賞を受賞、そして英国アカデミー賞でも作品賞にノミネート。米・映画レビューサイトRotten Tomatoesでは批評家スコア90%、オーディエンススコア91%(3/15時点)の高評価を得ており、受賞にも期待が高待っている。
そして、『マ・レイニーのブラックボトム』ではチャドウィック・ボーズマンの【主演男優賞】など5部門にノミネート。チャドウィック(『ブラックパンサー』)の遺作となった作品であり、”ブルースの母”と呼ばれた歌手マ・レイニーと、ミュージシャンたちを描く作品で、米映画レビューサイトRotten Tomatoesでは、批評家スコア98%(3/15時点)の超高評価を獲得。チャドウィックは、シカゴ映画批評家協会賞、ロサンゼルス映画批評家協会賞、そして放送映画批評家協会賞でも主演男優賞を受賞、英国アカデミー賞でも主演男優賞にノミネートされており、アカデミー賞での受賞でも本命とされている。
さらに、トム・ハンクス主演&ポール・グリーングラス監督の『この茫漠たる荒野で』も撮影賞・作曲賞など4部門ノミネート。他にも『私というパズル』ではヴァネッサ・カービーが主演女優賞、『ヒルビリー・エレジー-郷愁の哀歌-』のグレン・クローズが助演女優賞、グレン・キーン監督の『フェイフェイと月の冒険』は長編アニメーション賞に、それぞれノミネート。さらに、『ミッドナイト・スカイ』『ファイブ・ブラッズ』『これからの人生』『ザ・ホワイトタイガー』『愛してるって言っておくね』…など、全16本もの作品がノミネートを果たしている。
本年度は、これまでの賞レース動向においても数々のNetflixオリジナル作品がノミネートや受賞を果たしており、アカデミー賞受賞発表時にも大きな注目を集めることは間違いない。
《第93回アカデミー賞 Netflix作品ノミネート一覧》
●『Mank/マンク』(原題:『Mank』):10部門
作品賞、監督賞(デヴィッド・フィンチャー)、主演男優賞(ゲイリー・オールドマン)、助演女優賞(アマンダ・セイフライド)、撮影賞、美術賞、作曲賞、音響賞、衣装デザイン賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞
●『シカゴ7裁判』(原題:『The Trial of the Chicago 7』):6部門
作品賞、助演男優賞(サシャ・バロン・コーエン)、脚本賞、撮影賞、編集賞、歌曲賞
●『マ・レイニーのブラックボトム』(原題:『Ma Rainey's Black Bottom』):5部門
主演男優賞(チャドウィック・ボーズマン)、主演女優賞(ヴィオラ・デイヴィス)、美術賞、衣装デザイン賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞
●『この茫漠たる荒野で』(原題:『News of the World』):4部門
撮影賞、美術賞、音響賞、作曲賞
●『ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-』(原題:『Hillbilly Elegy』):2部門
助演女優賞(グレン・クローズ)、メイクアップ&ヘアスタイリング賞
『私というパズル』(原題:『Pieces of a Woman』):1部門
主演女優賞(ヴァネッサ・カービー)
『ファイブ・ブラッズ』(原題:『Da 5 Bloods』):1部門
作曲賞
『ザ・ホワイトタイガー』(原題:『The White Tiger』):1部門
脚色賞
『ミッドナイト・スカイ』(原題:『The Midnight Sky』):1部門
視覚効果賞
『これからの人生』(原題:『The Life Ahead』):1部門
歌曲賞
『ユーロビジョン歌合戦 ~ファイア・サーガ物語~』(原題:『Eurovision Song Contest: The Story of Fire Saga』):1部門
歌曲賞
『フェイフェイと月の冒険』(原題:『Over The Moon』):1部門
長編アニメーション映画賞
『愛してるって言っておくね』(原題:『If Anything Happens I Love You』):1部門
短編アニメ-ション映画賞
『オクトパスの神秘: 海の賢者は語る』(原題:『My Octopus Teacher』):1部門
長編ドキュメンタリー映画賞
『ハンディキャップ・キャンプ: 障がい者運動の夜明け』(原題:『Crip Camp: A Disability Revolution』):1部門
長編ドキュメンタリー映画賞
『ラターシャに捧ぐ ~記憶で綴る15年の生涯~』(原題:『A Love Song For Latasha』):1部門
短編ドキュメンタリー映画賞
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